- 都営まるごときっぷとは?
- 6月20日日曜日に実行してみました
都営まるごときっぷとは?
都営地下鉄・バス・都電荒川線・日暮里舎人ライナーが一日乗り放題で700円
都営まるごときっぷは、都内を細かくめぐる都営バスの一日乗車券(500円)に200円足すだけで、都営地下鉄や都電荒川線、日暮里舎人ライナーが乗り放題になります。
ちなみに都営バスは1回乗車につき210円、都営地下鉄は180円、荒川線は170円、日暮里舎人ライナーの最低運賃は170円です。
地下鉄やバスに4回以上乗る機会があればこちらを購入したほうが得になりますね。
東京メトロは使えないものの、モトはすぐ取れる
このきっぷでは東京メトロやJR線等他の私鉄路線を利用することはできませんが、多少遠回りになってもこのきっぷだけで行くことで徹底的に安く済ませるだけの路線網が特にバスにあります。
途中に他の私鉄路線を挟んだりして効率を求める方法もあります。
きっぷを提示することで割引となる施設も沢山あります
またこのきっぷを提示することで割引が受けられる特典が250ヶ所以上存在しています。
入館料が10%~20%割引になるなど、塵も積もれば山となる方式で意外と侮れません。
詳細はちかとくページに載っているので、一度熟読しておくとプラン作りの目安にもなります。
6月20日日曜日に実行してみました
実際にどんな風に使ってみたか、ある日曜日を例にしてみました。
浜松から東京へは高速バスを利用して渋谷へ午前11時着
浜松からであれば新幹線を使えば2時間もかからずに東京に行けますが、費用を抑えるために高速バスを利用しました。青春18きっぷの季節になるとかなり混雑する上におおむね2回の乗り換えと基本がロングシートの車両を考えると、乗り換えなしで静か、トイレもあってリクライニングシートが使える高速バスのほうが使い勝手が良いです。早期割引分が空いていれば3,500円と通常価格よりも500円安く行けます。
所要時間も渋谷マークシティまでならば4時間弱と青春18きっぷで移動するより30分近く速いです。
この日は早期割引分を購入していて、その分の座席だけが埋まっていましたので実質3割くらいということで、皆さん窓側に振り分けられて2人分を1席ずつ使う感じでゆったりでした。
山手線で五反田に行き、都営まるごときっぷを購入して三田(田町)へ
マークシティから渋谷駅まで徒歩移動(だいたい8分くらい)して、時間に余裕があれば渋谷駅の西口・東口から都営バスが沢山出ているので、バス乗車時に購入する手もあります。
あまり時間に余裕が無かったので160円支払って山手線で移動し、都営地下鉄浅草線との接続駅である五反田で下車します。
自動券売機でまるごと一日乗車券を購入し、早速浅草線に乗ります。乗った電車は泉岳寺止まりなので、品川から来るエアポート快特に乗り換えて三田で下車します。
田町の東口から出るバスでレインボーブリッジを渡りお台場海浜公園へ
三田駅とJR田町駅の西口が接続していますが、次の目的は東口になるので地上の連絡通路を歩いて移動します。お台場レインボーバスは別払いになるものの安く速いです。
- 田町→お台場海浜公園 14分 220円 1時間1本程度
- 品川→お台場海浜公園 17分 220円 1時間3本程度(1本は上記田町経由で24分)
- 新橋→お台場海浜公園 13分 330円 5分間隔(ゆりかもめ)
田町からですと立席になるケースを想定したほうが良いので、狙うならば山手線で品川まで行って乗車したほうが手堅いですね。景色はゆりかもめよりもさらに見えづらいですが、すぐ横をゆりかもめが走る様子が眺められたりすることもあります。
都営まるごときっぷを提示して1割引き!東京水辺ラインへ
★オリンピックパラリンピック期間中はお台場海浜公園が閉鎖されているため、行先やダイヤが変更されています。このページは期間前に作成し、期間後に使える内容となっています。
お台場海浜公園のバス停はゆりかもめの駅の西側になります。水上バスの乗り場を示す看板が少ないので、道路に沿って歩いていくほうが分かりやすいです。
お台場海浜公園に発着する水上バスは2社あり、松本零士氏がデザインした船(ホタルナやエメラルダス、ヒミコ)が有名な東京観光汽船と東京水辺ラインがありますが、後者の東京水辺ラインは都営まるごときっぷを提示することで1割引きとなりました。
乗船券売り場は同じ場所に二社が並んでいるので、次の発車時刻や船の種類、行先などをよく吟味した上でどちらにするかを選んでみてください。
今回は、東京水辺ラインを使って葛西臨海公園へと行きます。
東京水辺ラインは葛西臨海公園行きが運河経由でおススメ
お台場海浜公園~葛西臨海公園は往路と復路でルートが若干変わります。
おススメは葛西臨海公園行きで、理由はお台場海浜公園行きはレインボーブリッジをくぐらず、運河ルートではなく外回りになっているからです。
いきなりレインボーブリッジをくぐる
フジテレビの球体を見る感じで出航すると、ホテルニッコーの全景を眺めていればすぐにレインボーブリッジと交差します。
交差したあとはしばらくお台場海浜公園方面に並走する感じになるので注意してみるとブリッジ内を走行するゆりかもめが見られます。
豊洲市場から東京ビックサイトへ
豊洲市場が近づいてくると向きを変えて運河の中に入っていきます。
連続して橋をくぐるので、船自体も天井がとても低くなっています。航海中は展望デッキに上がることが出来ますが橋を通る時は頭がぶつかりかねないのでしゃがむなりして避けます。
しばらくするとツインタワーのホテルトラスティ東京ベイサイトが見えて、それを過ぎると東京ビックサイトの建物が近づいてきます。
有明フェリーターミナルから東京ゲートブリッジを眺める
ビックサイトの手前には有明フェリーターミナルがあり、現在はオーシャン東九フェリーの発着所として使われています。
運河を抜けるとその先にひときわ目立つ橋が見えてきますが、これが東京ゲートブリッジになります。
しばらくは海の森に沿う感じで進んでいき、ゲートブリッジをくぐることはありません。だいたい写真の距離感くらいで見えています。
車内放送が時折流れて、建物についての解説をしてくれるので役立ちます。
若洲橋の先にディズニーを見つつ葛西臨海公園船着場へ
若洲海浜公園(ほぼ東側はゴルフ場です)に沿いながら若洲橋をくぐる運河の中に入ると視線の先に東京ディズニーリゾートが見えてきます。手前のホテル群のすき間からプロメテウス火山がチラッと見えたりと、このルートならではの眺めを楽しむことができます。
若洲橋をくぐると葛西臨海公園沿いにルートを変えて、公園内の水路をしばらく進むと終点の葛西臨海公園船着場に到着します。
葛西臨海公園から一之江駅まで都営バスで移動
船着場から案内板に従ってJR駅まで歩いていきます。
船着場のすぐ近くに水族園やクリスタルビューのレストハウスがあるので、この日は緊急事態宣言最終日でしたが既に多くの家族連れなどで賑わっていました。
駅の南口にバスターミナルがあり、そこから出る一之江駅行きの都営バスにギリギリ間に合い、これに乗って都営地下鉄新宿線の一之江駅まで行きます。
都営新宿線と浅草線で浅草へ
一之江駅から馬喰横山駅まで都営新宿線で移動し、徒歩で東日本橋駅に移動して都営浅草線で浅草駅まで行きます。
浅草線は多くの鉄道会社が乗り入れをしているので乗車したのは京浜急行の車両でした。このあろ再びバスに乗るので後ろの車両に乗車し、A1出口から地上に出ました。
都営バスで都電荒川線の始発駅三ノ輪橋へ
乗換案内を使うとA4や2番出口を出て浅草雷門バス停から乗車ということが多いのですが、乗車する草63系統のバスは雷門一丁目が始発になり、すぐ前にセブンイレブンもあり、A1出口から近いということでこちらをオススメします。
途中の雷門は随分人通りが少ないな・・・という印象です。とはいえ浅草界隈を通るので若干信号待ちで時間を食いますが、都電荒川線の三ノ輪橋に最寄りの大関横丁で下車します。
大関横丁から三ノ輪橋までは徒歩3分ほどで、途中常磐線のガードをくぐり、細い路地をいくと右手に見えてきます。
都営荒川線で熊野前へ
荒川線は下町風情が残る町並みで、乗車する人も急に高齢化する感じです。
とはいえ1両の小さな車両がコトコトと走っていくのでなるべく席は譲りましょう。
道路信号に従いながらのんびりと進んで、日暮里舎人ライナーとの乗換駅である熊野前で下車します。
日暮里・舎人ライナーで江北へ
日暮里舎人ライナーは高架上を走る新都市交通で東京都の北端になる見沼代親水公園を結びます。
運転間隔も6分間隔と短く乗車率も高めです。4つ先の江北で下車します。
東武鉄道を別払いして大師線経由で北千住へ
江北4丁目からバスで西新井大師前へ行き、無人駅の大師前から西新井へ
江北四丁目のバス停がなかなか見つからず探している間に一本バスをやり過ごしてしまいましたが、後続のバスがほぼ続行できてくれたのでさほどダメージにならずに乗れました。この西新井駅行きのバスで西新井大師前で下車して、別払いになりますが久々に東武鉄道大師線に乗車します。
大師前駅まで徒歩ですぐですが、大きな駅の割には無人駅で、改札口もきっぷ売り場もありません。そのまま二階に上がってやってきた2両編成の電車で次の西新井駅に向かいます。
え、運賃は?となりますが、終点の西新井駅を出るとスカイツリーラインとの乗り換え口になり、この脇にきっぷ売り場と乗り換え改札があります。
ここでタッチすることで大師前から乗車したことになるというわけで大師前駅の業務を西新井駅で代行することが可能になっています。
西新井から東武スカイツリーラインで北千住へ
西新井駅で上り列車のダイヤ乱れがあって5分ほど待たされましたが、何とか東急田園都市線直通の中央林間行きに間に合ってくれてこれで北千住に移動します。料金は260円でした。
つくばエクスプレスで新御徒町へ
もう1つ、ちょっとだけつくばエクスプレスに乗ってみたかったこともあり、新御徒町まで移動してみました。
快速運転ではないので130km/h運転は味わえませんけど、かなり深い新御徒町駅に到着しました。
これも別料金でしたけど、Suicaで購入したので、都営大江戸線に乗り換える際に都営まるごときっぷと併用させると誤作動するんじゃないか?という危惧があり、一旦出口に行って乗り換えたので、長いエスカレーター分時間を使い込みました。
都営大江戸線と新宿線で住吉へ
今度は大江戸線で森下まで移動して、新宿線で住吉まで行って下車しました。
ライブハウスは錦糸町が最寄り駅でありますので、JR線やメトロ半蔵門線のほうが近いように見えますが、実は住吉駅からもさほど距離が変わらないのでこちらを使いました。
夕方からライブハウスヒューズボックスへ
緊急事態宣言中の臨時営業スタイルで17時スタートのライブハウスで3回ステージを20時まで楽しんできました。
日替わりのバンドでジャンルも幅広い
ハウスバンドが居て毎日同じスタイルで演奏する店と、日替わりで違うバンドが出る店がありますが、ここは後者になります。
1ヶ月前くらいにはスケジュール予定が出るので、それを見ながら見たいバンドを選んだりします。
オールディーズ、ディスコ、ソウルといったジャンルのバンドが多く出ています。
ハンプティダンプティの3回ステージ!
この日はノンジャンルで何でも対応できるハンプティダンプティが登場。
8人編成になってからはじめてのステージでした。
何といっても見どころはボーカルのマキさんの歌声やパフォーマンスです。
帰路はストレートに総武快速線と新幹線で
帰りに住吉駅から神保町経由で大手町から東京駅まで歩くという手もありましたが、さすがに早く移動したかったのでJR線の総武快速線を使って錦糸町から東京駅に移動して、ダッシュで反対側の八重洲口に近い新幹線ホームへ移動してこだま号名古屋行きに乗り、所用もあって三島で東海道本線に乗り換えて沼津で下りて泊まりました。
たまたまでしたけど、山手線や京浜東北線は総武快速線に乗った直後にトラブルで止まってしまったのでラッキーでした。