札幌から新青森まで一気に移動
この日は札幌から列車で一気に新青森まで移動します。
あらかじめ行程を組んでおき、北海道新幹線の新函館北斗~新青森をえきねっとの新幹線eチケット(トクだ値)で購入しておいたのですが、発券前でも区間変更が出来なかったため、かなり変更後の金額との差額が大きいこともあり、元々購入した行程に合わせることとなりました。
札幌8:43発の北斗6号は全車指定席の261系7両編成で、名探偵コナン「100万ドルの五稜星(みちしるべ)」のラッピング編成でした。
車内アナウンスでコナンの声優、高山みなみさんの声が流れたりします。
天気もさほど悪くなかったので、樽前山は雲の中でしたが、有珠山、昭和新山、駒ヶ岳の姿を眺めたりしながら新函館北斗まで移動します。
北海道新幹線
30分ほどの待ち合わせではやぶさ28号へ。駅売店で駅弁を購入して、車内でいただいていきます。
青函トンネルに入って出るまで25分ほど、トンネル内は時速140km/hに制限されているので致し方ないのですが、新青森まで木古内と奥津軽いまべつの両駅に停車しながら1時間2分で走り抜けます。
思ったよりも新函館北斗からの乗客もあり、新青森からはドッと乗りこんできました。
奥羽本線
ここから奥羽本線に移動し、14:08発の普通列車で弘前へ移動します。
定番の701系4両編成で、青森から乗ってきた人が一斉に降りて、こちらも新幹線からの人が一斉に乗車します。浪岡である程度の降車があって36分ほどで弘前に到着します。岩手山は山頂が雲に覆われていますね。
弘南鉄道 弘南線
弘前駅の跨線橋を渡っていくと弘南鉄道専用の改札があります。
弘南鉄道一日乗車券(大黒様きっぷ・デジタル)を購入しているので、スマホ画面で提示します。
2両編成の黒石行きはいかにも元東急車両らしいたたずまいです。
それほど乗車率は高くないまま発車します。
終点黒石まで12駅ありますが、弘前東高前、柏農高校前、尾上高校前と高校の名前を付けた駅が3つもあります。とはいえ本日は日曜日なので特に乗降はありませんでしたが、駅舎をLOUNGEと彩ったり変わった志向を凝らしているのが見られました。
黒石駅はかつての弘南鉄道黒石線(旧国鉄黒石線)が川部から延びてきていましたが、1998年に廃止となってからは弘南線のみの駅となりました。
すぐ近くに洋菓子店があったのでおやつを買いながら折り返し列車に乗ります。
田舎館駅から田んぼアート駅まで歩いてみる
目的地の田んぼアート駅の手前に田舎館駅があるのですが、行きの時に古びた駅舎が目に入ったので、帰りはここで下車して、田んぼアート駅まで歩いてみることにしました。
駅舎内はモノクロームのおどろしいアートが描かれており、外からの眺めと全く異質な空間です。
直線距離では500m足らずですが、細い道をジグザグと歩くので12分ほどかかります。
田んぼアート第二会場
田舎館村には田んぼアートの会場が2つありますが、線路沿いの第二会場に寄りました。
入館料300円を払ってエレベーターで14mの高さの場所までのぼって眺めます。
石アートは棟方志功の写真が、田んぼアートはアニメ「じいさんばあさん若返る」のキャラクターがそれぞれ描かれています。
ほどよい時間になったら駅まで歩いていき(5分見ておけば大丈夫)、黒石行きの列車が田舎館駅で行き違いをするのを見ながら、弘前行きに乗車します。帰りはほどほどの混雑ぶりでした。
弘前駅から中央弘前駅までは100円バスがおすすめ
弘前駅から弘南鉄道の中央弘前駅までは弘南バスの100円バスに乗車します。
土手町循環バスは日中に10分間隔で運転しており、7つ目の中土手町で下車すると、ハッピードラッグを左手に見ながら歩いていけば3分ほどで中央弘前駅が見えてきます。
弘南鉄道 大鰐線 金魚ねぷた列車
17:30発の大鰐線大鰐行は金魚ねぷた列車ということで、車内に沢山の金魚が吊るされています。
それを目的にカメラをもった女性客が多くいました。
季節ごとにいろんなねぷた列車になっているようで、秋はりんごねぷたとして運行しています。
大鰐~義塾高校前までを往復
時間が余っているので、徐々に日が暮れて空が暗くなるのに合わせて大鰐~義塾高校前までを往復してみました。ねぷたの灯りだけになった列車は雰囲気満点です。
線路の揺れに合わせて一斉に金魚が揺れる様も絵になります。
折り返しの列車は普通の電車でしたので、いいタイミングだったといえるでしょう。