青空フリーパス+特急券がおトクな話

ひとり旅
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特急券を買えば在来線特急に乗れる一日フリーきっぷ:青空フリーパス

青空フリーパスや静岡県内を中心にカバーしている休日乗り放題きっぷは新幹線には乗れないものの、在来線の特急列車は特急券を購入すれば乗車できるので、青春18きっぷよりも使い勝手が良い面があります。

東海道本線をはじめ中京圏をカバーするので乗りドク感満載

私の住む浜松からですと、二川までの往復切符を購入することで青空フリーパスを購入できるので、あらかじめ一緒に購入しておきました。
フリーきっぷの適用範囲もかなり広く、一日乗っても回り切れないくらいの距離なので乗りドク感が満載です。あとは伊勢鉄道が乗り放題なのも青春18きっぷとの違いで、片道520円かかる分が浮かせられます。

樽見鉄道を往復
沿線には幾つか私鉄が走っているので、それに乗りに行くだけでも青空フリーパスを使ったほうが安く済むといったこともあります。
この日は朝から大垣駅まで向かい、樽見鉄道を往復してみました。
養老鉄道全線に乗車

大垣駅に戻ってからは、さらに養老鉄道に乗車して揖斐を往復してから桑名まで移動してみました。
大垣駅からですと他には美濃赤坂に行くという選択肢もあります。

桑名から名古屋まで特急南紀号に乗車

桑名駅からは再び青空フリーパスを使います。
桑名駅に着いたのが15:38でしたので、選択肢は15:46発の南紀6号か15:54発の普通列車となるので、ここは迷わず南紀6号を選びました。
JR東海の在来線特急券(自由席)は50キロまで760円となっていますが、青空フリーパスの適用範囲においては以下の区間において30キロまで330円で利用することができます。
なお、伊勢鉄道内で特急を利用する際にはプラス320円がかかります。
・飯田線  豊橋~飯田 (特急伊那路)
・中央本線 多治見~木曽平沢 (特急しなの)
・関西本線 名古屋~河原田 (特急南紀号)
・紀勢本線 津~紀伊長島 (特急南紀号)
・高山本線 岐阜~下呂 (特急ひだ号)

実際に南紀6号に乗車

やってきたのはキハ85系なのですが、なんと2両編成!
自由席は前の1両で、一番前の右側は運転士がいないので前面展望が楽しめるということで、ビデオ撮影しながらかぶりつきしている鉄道ファン垂涎の席ですね。
さすがにそこそこ混んでいましたが、2席空いてるところもあったので体よく座っていきます。
速度は120キロ出せる区間もあるものの、単線の割に本数が多いため行き違いが多く発生します。
さらに駅での進入速度が70キロ以下まで制限されていたりするので、あまり能力を発揮できないまま進んでいき、高架に上がった春田駅からもあまり速度は上がらず、名古屋駅に入る手前の信号で一時停止したりしましたが、これでも3分近い遅れを取り戻して定時の到着。
ちなみに所要時間は24分のところを21分。フルパワーで走ったら18分くらいでいけるのでしょうね。

高山本線に乗車

急いで乗り換えを済ませて米原行き特別快速で岐阜に向かい、美濃太田経由の多治見行きに乗ります。
キハ75系の3両編成で、少し前に乗車した長良川鉄道からの帰り道に乗った列車の折り返しであることが分かりました。

表紙の写真に使った、在りし日の急行かすがにも使われている車両ですので、特急に遜色ない走りをしてくれますし、クロスシートなので乗り心地も良かったです。
前の日に山のほうで雨が降ったせいか、木曽川はかなり濁流になっていました。
途中の鵜沼駅で5分停車して反対列車と行き違いをし、さらに次の坂祝駅では大阪行きを連結した特急ひだと行き違いのために6分停車とのんびり運転です。美濃太田に着いても5分ほど停車でした。

太多線・中央本線で金山へ

発車を待っている間に黒い雲が近づいてきて雨が落ちてきました。
美濃川合駅につくまでに一気に土砂降りになりましたが、次の可児駅に着く頃には止んでしまい、多治見が近づくと雨の形跡すらないくらいの局地的な雨だったようです。

多治見からの中央本線は313系中心の8両編成で残念ながら315系ではありませんでした。
おおむね5割くらいの確率で走っているはずなのですが、意外と当たることがないですね。
快速列車は前寄りの313系が混んでいたので、ロングシートの211系に移動するとだいぶ空いていました。基本的に人気のない211系が座れる確率が高いです。
古虎渓、定光寺、神領、新守山の駅を通過しながら金山で下車して東海道線に移動します。

武豊線

区間快速が名古屋から直通

武豊線は2015年3月に電化された路線で、それまではディーゼルカーが走っていてかつての急行のりくらの間合い運用の車両に乗った記憶がありますが、最近は乗る機会も減りました。今回の武豊までの往復は15年ぶり以上となります。
夕方は名古屋から区間快速列車が4両編成で武豊まで直通し、東海道線内は金山・共和・大府に停まり、武豊線内は各駅停車となります。特別快速が大府を通過するので、その分を補完する役割も持っているようです。だいたい武豊方面からの列車が大府駅に着くタイミングで名古屋方面に向かう特別快速が通過していきます。

この日は311系電車が運用に入っていて19:00金山発の列車に充当されました。
共和と大府でも下車する人が多くてほどなく座ることができました。
武豊線内は単線区間がほとんどで無人駅が大半ということもあってか、各駅での停車時間が30秒から1分くらいあります。
高架区間があったり、夜で見えなかったですが亀崎駅の駅舎は1886年築という日本で最も古い建物と言われています。19,20,21世紀と3つもまたいでいるのですから凄い長寿です。

帰りは大府まで各駅停車

武豊駅で8分ほど停留したのち折り返しの区間快速名古屋行きとなります。
同じ道を引き返していくので少々退屈でしたが、駅名標を眺めたり、ドアが開けば秋の虫の声がいっぱい聞こえてくるのも良かったです。大府まで9駅、25分ほどの寄り道でした。

おまけ 刈谷で台湾料理

南陽倶楽部で台湾料理を久々に食べていく

大府からは新快速で刈谷に向かい、20代、30代の頃に帰り道に立ち寄って食べていた南陽倶楽部で夕食を食べて行きました。

この日は麻婆天津飯(720円)をいただきました。
ここは台湾ラーメンも美味しいんですけど、適度にピリピリっとする辛いあんかけとボリューム感のある天津飯との相性抜群で、また立ち寄りたくなるお店でした。
ササッと食べて上手に乗り継ぎをしながら浜松までは1時間半といったところです。

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