2022年春の青春18きっぷ、5回分使い切りました
2022年春(3.1~4.10)までの青春18きっぷの期間が終わりました。
この間は1セット(5枚)を使って旅行してきたので、ルート決めの参考になればと思います。
青春18きっぷ1枚目 東京日帰り(帰りは新幹線利用)
1枚目は2022年3月5日(土)の日帰り利用でした。
主な目的は東京の錦糸町での夕方からのライブを見に行くことで、そこまでの足と観光に使いました。
概ね5,000円分の乗車でしたのでしっかりモトだけは取っておきました。
台東・墨田 東京下町周遊きっぷを活用
東京都内に入って何か目新しいものはないか?と探していたところ、値段も安くて時間的にも手ごろなきっぷを見つけました。
500円で買えて乗りどころ満載な「台東・墨田 東京下町周遊きっぷ」というものです。
これは東武鉄道を中心に下町の東武バスや台東区と墨田区のコミュニティバスが1日乗り放題というものです。
北千住まで普通列車乗り継ぎ
浜松6:23→静岡7:35 211系+313系6両
静岡7:37→熱海8:59 211系+313系6両
熱海までのJR東海区間内は同じタイプのロングシートのみの車両です。お手洗いが付いていて送風の風当たりがきつくない313系に乗るか、その分敬遠されて少々乗車率の低い211系に乗るかですが、個人的には313系を勧めます。
富士川橋梁からの富士山もきれいにとらえられましたが、ここを逃すと東田子の浦駅を出た直後くらいしか建物等に邪魔されない構図がありません。
熱海9:09→品川10:49 E231系10両
品川10:54→北千住11:18 E531系15両 特別快速
いつもだとグリーン車に乗るのですが、この日はじっと耐えて普通車に。
北千住までは特別快速でしたが、今回のダイヤ改正により普通列車に変わってしまったので、三河島や南千住を通過することがなくなってしまいました。
合わせて北千住駅でえきねっとで予約したきっぷを購入しようとした時に、みどりの窓口がないことに愕然としました。
仕方ないと並んだところが”電話付きの自動券売機”で、らちが明かないお客様が延々とやっていてイライラしてたら、何てことはない、少し離れたところに別の通常タイプの自動券売機がありました。
北千住以南の東武やコミュニティバスに乗りまくる
北千住駅の東武鉄道有人窓口で台東・墨田 東京下町周遊きっぷを購入します。自動券売機には掲載されてないのは複数の会社で使えるため紙のきっぷということなのでしょう。
スクラッチ式の日付を削ってまずは東武鉄道に乗ります。
東武伊勢崎線で押上へ。墨田区内循環バス”すみりん”北東部ルート
北千住駅からまずは普通浅草行きに乗り、曳舟駅で東京メトロ半蔵門線、東急田園都市線直通の中央林間行きに乗り換えて次の押上駅で下車します。
押上駅で下車するとバスが待っていたので乗車すると北東部方面行きの墨田区内循環バスでした。
名前に惹かれて”下町人情キラキラ橘商店街”バス停で降りてみました。
下町らしい憩いの場があって昭和な感じ
明治通りに向かって商店街の中を歩いてみました。コロッケやから揚げといったものやパンを売っているお店や衣類とかいかにも昭和な雰囲気が漂っているので軽く食べ歩きするにも良さそうです。
年配の方が挨拶したりくつろいでいたりするのも目にしました。
喫茶”のらくろ”は宮城野部屋力士も来るとか
名前に惹かれて”喫茶のらくろ”のドアを開けると目につくのは相撲関係、座布団だったりレアなものが無数に飾られていました。
元横綱白鵬関の手形やら宮城野部屋の力士関係が特に多いのは、よくここに来られるからだそうです。
焼きそばと紅茶のセットをいただきました。
亀戸に出て、両国から南部ルートで吾妻橋へ
東武亀戸線の小村井駅まで歩いて亀戸まで移動し、青春18きっぷで総武線各駅停車に乗り両国駅へ。
両国国技館ではJ-WAVEのイベントが行われていて多くのギターファンの方が入っていく中、南部ルートのバスに乗って大回りしながら墨田区役所前で下車。勝海舟の像を見ながら吾妻橋を渡ります。
浅草駅に出て東京スカイツリーへ
吾妻橋を渡りながらスカイツリーとアサヒビールのモニュメントを見て浅草駅へ。
普通列車に乗って次の東京スカイツリー駅で下車。天気も良いので青空に突き抜けるスカイツリーが眺められました。
スカイツリーシャトルで上野駅に出て再び北千住から亀戸まで乗車
スカイツリーから浅草雷門を経由して上野駅に向かうスカイツリーシャトルに乗車します。これだと停留所が少ないので25分くらいで行くことができます。
上野駅をまたぐ高架橋で行き交う列車を眺めたりしながら再度常磐線で北千住に向かい、今度は亀戸線を全線乗り通しました。
ちょうど引退間近のきりふり号の車両が通過していくのが見えたりしました。
台東区循環バスを使うヒマがないほどなので、丸々一日使えるきっぷだと思います。
夜は錦糸町のライブハウスヒューズボックスへ
夜(この時はまん延防止措置の為夕方から21時まで)は錦糸町のライブハウスヒューズボックスへ行きました。
この日のバンドはクラウド9で、女性ボーカルは初めて見るジュンコさんでした。
出演が久々ということもあってか多くの方が駆けつけて賑やかなステージになります。
3回ステージということでMC少なめにギュッと凝縮したステージになります。
もう一人の女性ボーカルヒトミさんが急遽欠席になってしまいましたが、3回目にはスタッフのナオさんが駆り出されたりしながら楽しいひと時でした。
帰りの新幹線はガラガラ!
翌日用事があったため新幹線で帰ったのですが、錦糸町からの電車もまだ乗車率は少なめでしたね。
22:00発のひかり号は運よくN700Sで、7号車の指定席を取った(EX-ICなのでこのほうが安い)のですが、やはりガラガラだったのが意外でした。
青春18きっぷ 2・3枚目 神戸と福井
2枚目と3枚目は1泊2日で4月2日~3日にかけて利用しました。
青春18きっぷ2枚目 須磨浦山上遊園へ
この時は、乗ってみたいものとか見てみたいものがあったので、どう組み合わせるか?に注力しました。
・須磨浦山上遊園にある”カーレーター”という乗り物に乗る
・九頭竜線(越美北線)全線に乗る
・福井伝統工芸アイドルグループ”さくらいと”のステージを見る
・丸岡城を見に行く
ただ、天気予報が微妙でして、二日目の近畿地方が雨予報となったので、直前で福井→神戸の予定を神戸→福井に変更したりと慌ただしかったです。
垂水・舞子1Dayチケットを組み合わせる
須磨浦山上遊園のカーレーターに乗るには、山陽電車の垂水・舞子1Dayチケットがおトクで便利ということが分かったので、この切符を使ってみました。
ライブ予定の友人たちと軽く飲み会
2022年4月2日(土)
浜松6:01→米原8:44 特別快速313系8両
青春18きっぷの季節+各地で桜が満開になったこともあって、出かける人が多く常に混雑しました。
米原8:48→神戸10:40 新快速223系12両
こちらも米原の席取り合戦を制して混雑する中の約2時間でした。神戸駅の地下道から神戸高速鉄道の高速神戸駅へ歩いて、上記の須磨浦山上遊園へ行ってきました。
そのあとは須磨駅から新長田駅に向かい、鉄人28号のモニュメント広場の近くで、この日ライブをするミュージシャン及びお客様との前飲み会に参加しました。これはギリギリで予定が入ったのに加わる形でした。
湖西線を乗り継ぎしながら福井へ
後半は湖西線を走っている117系や113系電車を狙ってみましたが、113系は乗れずで117系に何度か乗ることができました。福井に向かう際に特急列車に遅延がありましたが、あまり降りない湖西線の駅を幾つか降りることができました。
新長田15:18→神戸15:23 207系7両
神戸15:33→京都16:29 新快速225系12両
京都16:43→小野17:10 117系4両
小野17:18→おごと温泉17:24 117系8両
おごと温泉17:32→蓬莱17:45 223系4両
蓬莱18:05→近江今津18:35 117系4両
近江今津18:42→近江塩津19:02 521系2両
近江塩津19:07→敦賀19:20 521系2両
敦賀19:37→福井20:29 521系2両
足羽川や福井城址の夜桜
福井駅からバスで片町入口まで100円で移動し、足羽川の桜まつり、夜桜ライトアップと福井城址近くにホテルを取ったので途中の福井城址の桜ライトアップを眺めてきました。
翌日見る”さくらいと”のぼんぼりも見つけられました。
青春18きっぷ 3枚目 丸岡城や九頭竜線とさくらいとのイベント
2022年4月3日(日)何とか天気がもってくれて、イベントも無事に開催され、目的も全て達成することができました。
丸岡城址へ
丸岡城にはまだ行ったことがなかったので、時間的に天守閣に登るのは無理だけど外観だけでも見て、そこから福井駅までバスで移動すると乗継時間がタイトだったので、途中にあるJR森田駅で乗り継ぐなど工夫をして臨んだのですが、桜まつり期間中だった丸岡城ということもあり、ちょっとしたハプニングでした。
福井6:40→芦原温泉6:57
森田8:54→福井8:58
九頭竜線(越美北線)で九頭竜湖駅まで往復
無事に福井駅で九頭竜線に乗り換えできたものの、青春18きっぷ期間中は目立たないローカル線ほど混むんだなぁというのを実感しました。
終点までくるとすっかり奥越といった雰囲気で雪もまだ残っており、天気も青空から小雨が降り出してくるなど心配な空模様になりました。
福井9:08→九頭竜湖10:42
九頭竜湖10:56→福井12:23
福井伝統工芸アイドルグループ”さくらいと”のイベント見学
福井県庁の西側にある福井市中央公園でのイベントで福井伝統工芸アイドルグループ”さくらいと”のステージを見てきました。
2019年の結成当時から応援させてもらってますが、今回は5人体制になってから初めて見るステージでかなりステージ力が高くなったのと、地元の人たちの応援が多くなって認知度が高まってきているなというのを感じました。
帰りは雨が降ってきたこともあり真っすぐ帰路へ
歩き疲れたこともあり、ちょうど長浜行きの電車があるから一気に帰るぞと向かったら、まさかの2両編成。車内は混雑しているし、北陸トンネルを抜けると雨が降り出してきたこともあり爆睡モードへと突入しました。
福井15:11→長浜16:53 521系2両
長浜16:57→米原17:10 223系4両
米原から乗り換える大垣方面の電車が、たまたま琵琶湖線内で車両故障で接続する列車がこないので見切り発車となり空いてくれたのでさらに帰りモードに拍車がかかり、豊橋まで直行。
名古屋あたりで多少混むも豊橋までに空いてきて、無事浜松行きに乗り換えてきました。
米原17:33→豊橋19:39 特別快速313系8両
豊橋19:51→浜松20:27 313系(転換クロス)4両
青春18きっぷ 4・5枚目 身延・小海・大糸・飯田線
青春18きっぷ残り2枚は最後の週末に使い切りました。
青春18きっぷ 4枚目 身延線・小海線・しなの鉄道を使い高田城の夜桜
2022年4月9日(土)実は当初は長岡あたりに泊って、上越線を回りながら帰るとか考えていたのですが、作ったルートがあまりにハードで23:30に浜松に着くようなものだったので、さすがに土壇場でもうちょっと楽なルートにしよう!と変更しました。
身延線全線踏破
浜松6:38→富士8:32 211系+313系8500番台
まず最初に乗ったのは浜松6:38発の沼津行き。富士での接続時間が開いているのはダイヤ改正で静岡地区に転属となった313系8500番台に乗るためです。
以前は211系6両だったのでトイレもなく大変でしたが、この車両が入って問題も解決され、もともと中央本線のセントラルライナー用に作られているのでシートピッチの広い転換クロスシートと車内環境も改善されました。
富士9:12→甲府11:55 313系ボックス型2両
313系の8500番台は一部身延線にも入ったようですが、甲府行きはいつもの313系ボックス車でした。
こちらも青春18きっぷ時期+桜で最初から混雑しています。普段はガラガラだったんですけど、徐々に客が戻ってきました。
新府駅の花桃
甲府11:57→新府12:14 211系6両
中央本線との接続が2分しかなかったものの珍しく余裕で接続できました。こちらのほうがむしろ空いてる感じだったのは意外でした。
新府駅のあたりは花桃がきれいな撮影場所が多く、この前を走っていた臨時列車を撮影しようという撮り鉄な人が多く訪れていました。
新府12:47→小淵沢13:09 211系6両
こちらもそれほど混雑してなかったものの、けっこう小海線のほうへ流れていきました。
お昼がまだだったので、急いで駅そばの丸政で豚バラ黄そば(450円)をいただきました。
沖縄のソーキを思わせるような大きい豚バラと黄色そば=中華麺ということで美味しかったです。
小海線全線踏破
小淵沢13:36→小諸15:52 キハ110系2両
小海線は最初から立ち客が出るくらいでしたが清里や野辺山で減るだろうと予想はつくので、案の定減りましたが意外と青春18きっぷで乗り通す人も多かったです。
しなの鉄道・北陸新幹線を挟んでえちごトキめき鉄道を乗り継ぎ
小諸15:57→上田16:17 しなの鉄道 115系3両
上田16:36→長野16:48 あさま617号 E7系12両
長野17:01→妙高高原17:46 しなの鉄道 115系3両
妙高高原18:00→高田18:50 えちごトキめき鉄道 ET127系2両
ここの乗り継ぎは絶妙で、しなの鉄道だけでは長野で妙高高原行きに接続しないので北陸新幹線を1駅だけ挟んでみたことで高田駅まで安く行くことができました。
えちごトキめき鉄道は青春18きっぷ利用者用の一日乗車券が1000円で利用できるので最大限活用しました。車両も115系が立て続けに当たるなどラッキーで、前面展望しながら二本木駅のスイッチバックの様子も見られました。
高田城の夜桜
1時間少々と限られた時間で高田城の夜桜をみてきました。
日本三大夜桜といわれる高田城ですが、意外と歩くので後半はだいぶ端折りながらみました。
規模は大きいもののそれに合わせて人の出も多い割には中のお店が少なくどこも長い列でしたので、事前に用意していくのが手堅いかなと思いました。実際に夕食は高田駅のNEWDAYSで買いました。
高田20:04→直江津20:13 ET127系2両
直江津20:17→糸魚川21:00 ET122系1両
直江津までは混雑した電車に乗り、糸魚川まではディーゼルカー1両でしたが10人少々と極端に客が少ないです。ほとんどの人は柏崎方面に向かうのでしょうね。
途中の乗り降りもわずかでトンネル多めの区間を走って糸魚川駅に着きました。
青春18きっぷ 5枚目 大糸線・飯田線を乗り通す
2022年4月10日(日)
この日は糸魚川から南小谷の大糸線が非常に混むとの情報で、前泊を糸魚川に持っていき、始発列車で南下し、松本城の桜を見ながら飯田線に入り、元善光寺を参拝して豊橋まで抜けて帰るというルートにしました。
大糸線全線踏破
糸魚川6:00→南小谷7:20 キハ120系1両
南小谷7:27→信濃大町8:23 E127系2両
信濃大町8:37→松本9:33 E127系2両
予想通り始発列車のキハ120系はガラガラで松本に近づくにつれ混雑する流れでした。晴れたおかげで北アルプスが大変きれいに見られたのは嬉しかったです。
松本城の桜を見学
飯田線との接続の間に松本城の桜を見てきました。駅から歩いて15分くらいで、かなり人が出ていましたけど満開の桜を眺めることができました。お城の周りを一周するように歩きましたけど外回りだけならば1時間あれば十分でしょう。
塩尻の山賊焼きと旧線回りで辰野へ
松本10:40→塩尻10:56 211系6両
塩尻12:12→辰野12:35 E127系2両
松本で食事をしようと思いましたが人通りも多かったので、一計を案じて塩尻へ。
予想通り空いていて駅前のあかい靴というお店で名物の山賊焼き定食をいただきました。
塩尻からは中央本線の辰野回りルートで辰野に出ました。いつもはガラガラですが、青春18きっぷ時期らしい人たちが多く乗車してきました。
飯田線全線踏破
辰野12:43→元善光寺14:31 313系ボックス2両
辰野から飯田線全線踏破を目指しますが、途中で元善光寺の参拝も含めました。
岡谷始発だったので予想通り混んでおり、伊那市から高遠の桜を見に行くバスに乗り換える人が多かったです。
中央アルプスを眺めたりしながら31駅停まって元善光寺。まだ駅数では3分の1に過ぎません。
元善光寺に立ち寄る
元善光寺までは徒歩7分くらいと近かったのと、思ったほどこちらには人が出てなかったので、一時間で一回りすることができました。
桜は終わりかけでしたけど立派な姿でしたし、戒壇巡りも待ち時間なく体験できました。
少し行ったり来たりしながら豊橋へ
元善光寺15:39→桜町15:46 313系3両(転換クロス)
桜町15:58→伊那上郷15:59 211系3両
伊那上郷16:13→豊橋20:16 313系2両(ボックス)
豊橋20:33→浜松21:07 313系4両(転換クロス)
時間的に乗り継ぎを細かく行いながら伊那上郷から59駅停車して豊橋に向かいます。
天竜峡の桜が満開だったのに誰も乗る人がいないのが意外でした。
水窪あたりからは夜になってしまったのが惜しかったです。