軽井沢リゾート1号で座席占有しながらスイーツをいただく

ひとり旅

旅程作成中にふと浮かんだ「しなの鉄道」

週末パス2日目の行程を見直す段階で、週末パスで乗ることが出来る私鉄や第三セクター鉄道に出来るだけ乗ろうということを考えて、北陸新幹線で上田に入って上田電鉄だけ乗るのではなく、しなの鉄道も使えないか?と考えました。
とはいえ起点の軽井沢までは、高崎から普通列車を使うと横川からJRバスに乗り換え、しかも別払いとなるので、新幹線で行く必要がありました。

実は当初は「ろくもん」号を狙っていたけど

ろくもん号とは?

「ろくもん」とはこの地にゆかりのある真田氏の「六文銭」からとったもので、全車指定席のリニューアルされた車両で食事や車窓を楽しんだりすることができます。
一部車内は和風に仕切られた作りになっているので、他の人の目に触れることなく旅行を楽しめますし、車内のアテンダントが食事を運んだり、沿線の案内などをしてくれます。
もちろん指定席のみ(1,020円)の利用もでき、車内ではお土産販売も行っているのでこの列車ならではのグッズを購入できます。
ただ、この日は残念ながら運転日ではありませんでした。

見つけたのが「軽井沢リゾート1号」

ろくもん号が無いのでガッカリだな・・・と思ったら、土休日のみ運転の快速列車に目がとまります。
ん?全車指定席なの?
というわけで、快速軽井沢リゾート1号について調べてみます。

たどっていくと接続することが判明!

この列車は軽井沢を9:32に出て妙高高原まで行きますが、途中の長野には10:41に着くので、後ろの行程には影響が出ないようなので、その時間までに福島からたどり着けるか?ということになります。
当時の時刻表はまだ2月の地震の影響での特別ダイヤだったのですが、前日よりスピードアップされたのでやまびこ号ならば現状ダイヤとほぼ変わらなくなり、やまびこ202→はくたか553(現状はやまびこ204→はくたか553で間に合う)で間に合うことが分かりました。
このあとの長野からの行程も面白い具合にパズルのピースがはまったので即採用です。

よくみると「軽食プラン」がある?!これも予約!

指定席予約はネット上から出来るので進めていったところ、軽食付きプランなるものがあります。
値段は2,000円なので、指定券に+1,500円ということ。まずは情報を調べてみます。
公式サイトの情報は内容が薄いので、現地レポートを読んでみると美味しそうな感じですし、普通列車の4人分の区画を1人で占有できるというのが特筆ものです。
まぁこれは今の新型コロナの影響による人数減の影響なのですが。
定員はわずか4!既に残りが2となっていましたが、幸運にも進行方向右側が空いているので、浅間山を眺めながら行けるという絶好のポジションです。
というわけで、軽食付きプランを予約、決済(クレジットカード払い)しました。
メールに予約内容が届くので、これを保管しておけばOKです。

軽井沢駅の旧駅舎から乗車

北陸新幹線で到着後、駅の外を歩いてみますが、やはり標高1000mを超えているだけあってまだまだ風が冷たいです。
9時を過ぎたばかりなのでまだほとんどの施設は開いてませんでしたが、旧駅舎側の改札から中に入っていきます。
有料のろくもんラウンジとかもあるみたいなので、夏から秋の頃にきてみたいですね~。

列車は専用のSR1形が割り当て

既に列車は入線しています。
SR1形の青い車体は有料列車専用として走っていますけど、一部は普通列車として運転されることもあるようです。その際は転換クロスシートを横にしてロングシートで走らせることができます。
予約した2号車が先頭車で前側が合計4人分の食事用座席で、予約済のところには軽食セットが置かれていました。
車内にアテンダントがいるわけでもなく、座席に関してはIpadか何かで管理しているので問題はなさそうですが、悪い人が考えれば食事だけ持ってドロンしたりできちゃいそうですね。。。

予約していたのは全て男で、いかにも鉄道ファンのいで立ちですから、若干本来の目的とは違っているかもしれません(笑)。ただスイーツ男子は多いですから(笑)。
その後ろは普通の指定席のようで、1号車も普通指定席になっていました。

長野に向けてひたすら下り坂ルート

軽井沢を発車してから長野に着くまではほぼ一方的な下り坂になります。
勾配を緩和する為にカーブをしながら進むので、右側に見える浅間山も位置を変えていきます。
停車駅は中軽井沢、御代田、小諸、田中、上田、坂城、戸倉、長野の8駅ですから各駅停車の22駅の三分の一程度です。
10分後に軽井沢を出る普通列車を待つ人が誤って乗らないように、到着すると全車指定席で500円の指定料金がかかることがアナウンスされます。
それでも乗ってくる人は、あらかじめ買っている人とそうでない人が半々といったところでした。

では、噂の軽食をいただきます。

パンのボックス、ドライフルーツのリンゴ、アップルジュースでした

沿線の千曲市にある、Kt’s bakery & cafe さん提供のフルーツサンド(この日はイチゴ)、フレンチトースト、スコーンと、リンゴのドライフルーツ、及びアップルジュース(常温)でした。
レポートに「ホットコーヒー」と一緒に食べると良いとあったので、自販機でホットのブラックを買いましたけど、確かにアップルジュースよりはコーヒーのほうが私的にも合いました。

ホイップとカスタードがサンドされたフルーツサンドは見た目通りのボリューム感があります。

フレンチトーストはチーズクリームにキノコがたっぷりで、トーストの甘さとチーズの塩気が上手にマッチングしています。

スコーンは塩気が強めで、かなり固めに焼かれているので、カリカリ系好みの私向きな感じです。

トータル的には、朝食を早い時間ですごく軽くしていて正解でした。
食べる時間帯が10時頃とおやつタイムになるのですが、お昼扱いにしてもいいくらいのボリュームがあるので、それを承知の上で食べると良いでしょう。

総合評価 どうせ乗るなら軽食プランが◎

長野まで1時間9分と短い時間ではありますが、小諸あたりまでは浅間山を右手に見て、残りの時間で食事を楽しみ、戸倉を過ぎると長野までノンストップになるので通過駅を見ながらであっという間に終わってしまいます。
この時期だからこそ優雅に食事が楽しめる軽食プランをオススメしますね。

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