夜、代行バスで行く日高本線とは

ひとり旅

4月1日に廃止された日高本線の代行バス区間乗りおさめ

根室本線から函館本線、千歳線へ

まずは滝川から札幌までは特急ライラック号で

新得から代行バスを経由して滝川まで根室本線でやってきました。

滝川からの接続は5分と非常に良いです。跨線橋を渡って函館本線のホームに降りるとほどなく旭川からの特急ライラック34号が到着します。

ライラック34号は緑色の車両の6両編成です。途中の停車駅はカムイ号と変わりませんが、車両の型式の違いによって6両のライラックと5両のカムイに分かれます。

夕方に走ることもあって指定席が3両自由席が3両の編成になっています。思ったほどは混んでいませんでしたので窓側の席を取ることができました。 

砂川、美唄、岩見沢と停車し、予想通り岩見沢でかなり席が埋まり、終点の札幌へと向かいます。札幌が近づくにつれ日も暮れてきて徐々に夜の雰囲気が迫ってきました。 

江別駅を通過し野幌を過ぎたあたりから左手には北海道100年記念塔の灯りが見えてきます。列車はスピードを落としながら千歳線と合流し、千歳線だけにある平和駅を通過し、白石駅のあたりで乗り換えのアナウンスが流れてきます。

札幌駅手前ではほぼ混雑の影響を受けて徐行運転状態になり、概ね3分程度遅れて到着するのが常になっています。

札幌から苫小牧まで”5両に減車された”特急北斗号で

札幌駅では15分の乗り換えで函館行きの特急北斗22号に乗車します。

こちらは3月1日から新型コロナの影響もあってか両数が減り5両編成となっています。

すでに列車が入線していたのでまずは窓側の座席を確保して、駅の構内でおにぎりとパンを購入していきます。 

札幌を出る時は4割ほどの乗車率でしたが、次の新札幌で乗る人はほとんどなく、南千歳からもあまり乗る人はいませんでした。

さらに15分ほど走るともう苫小牧で、私も含めて3分の1くらいの人が下車していきます。

四半世紀ぶりに日高本線へ

苫小牧から鵡川までは存続される日高本線の列車で

18時57分に苫小牧に到着すると、となりの1番線ホームには既に19時10分発の鵡川行きが停車しています。乗り換える人はごくわずかで、2両編成の先頭車両が一般型のキハ40、後ろの車両が日高本線カラーのキハ40でした。 

よく見てみるとホーム上の電光案内板は静内行きと出ています。 本来であれば苫小牧から静内まで直通運転になるのでしょうけど、 2015年1月の高波による土砂流出のために鵡川から様似までの区間が代行バスによる運転となっています。

苫小牧を出ると次の勇払まで11分、その次の浜厚真も10分と駅間が長く、30分で30.5kmを走破して鵡川駅に到着します。これより先は駅を出て外で待つ代行バスに乗り換えます。
2台バスがいましたが、先頭は静内へ、後方のは地域内巡回バスといったところでしょうか。

 

鵡川からは代行バスで静内へ

鵡川から乗車したのはわずか3人で、私以外は高校生です。男女でゲーム機をBluetoohか何かでつないで遊んでいました。

バスについては観光バスを想像していたのですが、ごく普通のジェーアール北海道バスの路線バスでした。

日高本線と並行して結ばれている国道235号線に沿って走っていきます。駅が近づくと脇道に入っていくのですが、駅自体が小さい所ばかりなので、道路上に停留所が作られています。

汐見駅は夜の便は止まりますが、明日乗る予定の昼便は通過となるほど利用客も少なく、国道からも離れていました。 おまけにUターンできる場所がないので、その先の道を4回曲がって反対方向に進んでいきます。

富川駅で男子学生が下車し、代わりに大人が1名乗ってきましたが、もう1人の女子高生ともどもその次の日高門別で下車して、そこからは私一人だけとなります。

駅の近くになるとバスのナビがピーピーと鳴り、曲がると同時に到着の自動放送が流れます。駅に到着すると、律義に出発時刻まで待機して時刻通りに出発します。

最も被害の大きかった大狩部駅周辺は側道側に大狩部高台、及び大狩部と2つ停留所を設けてありました。

新冠でようやく1人乗車があってホッとしながら静内駅前に定刻通り21:35に到着しました。バスはそのまま車庫へと引き上げていったようです。
自分は徒歩で6分ほどの宿”ホテルローレル”へ向かい、最上階の展望風呂に入って疲れを取りました。
結局近くにコンビニもなかったので、事前に買ったおにぎりとパンがそのまま夕食となりました。

この日も長い一日、移動距離は714.3kmです。

コメント

  1. […] 昨夜の内に鵡川を通り過ぎて静内まできました。これにより今日からの行程が思い通りに組めました。前日までの行程はこちら! […]

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