大人の休日俱楽部パス「北海道・東日本パス」で東北入り
大人の休日俱楽部パスは5日間の有効期限ですが、北海道内を早回りして4日目の後半には東北へ入っていきます。
北海道新幹線で新青森へ
臨時ダイヤ期間は新青森乗り換え。新函館北斗発新青森行きノンストップで
3月12日までは2月の地震の影響により新青森駅で新幹線の系統が分かれてて、本来はやぶさ44号東京行きとなる列車は、はやぶさ544号新青森行きに変更されていました。
この新幹線は途中どこにも止まらず次が終着の新青森駅となっています。
全車指定席の10両編成ですけども、空いている席であれば立席特急券の扱いになるため大人の休日倶楽部パスの指定券の権利を行使する必要はありません。
それもあってギリギリに乗り込んで空いている席に座るようにしました。
確か8号車に座ったと思いますが車内には10人もいないくらいでした。
なんとも落ち着いた感じの車掌のアナウンスがあり、函館山をちらっと眺めるとすぐにトンネルに入るなどして木古内を通過、青函トンネルのアナウンスが流れて20分ほどで本州へ抜けていきます。
奥津軽いまべつを過ぎるころには日も暮れて青森に着く辺りでは青森市内の夜景がチラッと見ることができました。
新青森に着くとほとんどのお客さんは隣のホームに停まっているはやぶさ44号へと乗り換えて行きました。
奥羽本線で川部へ
意外と混雑した普通電車
北海道新幹線から奥羽本線へと乗り換えて行きます。
この区間は特急も走っていますが本数が少ないため普通列車での移動となりました。
この路線の主力は701系電車で、ロングシートの車両になります。
だいぶ前に投入された列車でありますが、当時は客車を置き換える目的でしたので、編成が短くなって混雑するなどかなり悪評高い列車でしたけども、加速度は非常に優れているので時間短縮にかなり貢献しています。
青森と弘前の間は結構利用客が多いので4両ないし5両編成を期待していたのですが、やってきたのは3両編成、ちょうど通勤通学の時間帯にあたるのでかなり混雑していました。
なんとかロングシートの隙間を見つけて着席しましたけども、乗車率100%を超える漢字で今回乗った中では一番混んでた列車じゃなかったかなと思います。
途中停車する無人駅ではほとんど乗り降りがなく、主要駅である浪岡でかなり降りて空いてきました。
五能線で深浦へ
運行終了予定のキハ40・48に乗車し五所川原へ
弘前の手前にある川部駅で下車し、五能線へと乗り換えます。
5分ほどの乗り換えで跨線橋を渡り隣のホームに行くと2両編成が止まっていました。
どちらも13日のダイヤ改正をもって定期運用から引退するキハ40と48形車両でした。
もちろん単なる偶然ではなくこの車両が来るという情報を掴んで選んだ列車です。
それにしても塗装や行き先表示板がボロボロだったり相当年季が入っているのが分かります。
この列車は弘前市発なので、弘前の高校から帰宅する学生が多く乗っていました。
昼に通るとりんごの収穫時期には真っ赤なりんごが両サイドに壮観な眺めを見せてくれる場所をゆっくりと走ってきます。途中の駅でも結構乗り降りがあって、五所川原に着くとかなりの学生が下車しますがここから乗ってくる学生もいるようです。
離れたホームには津軽鉄道の車両も見ることができました。 この駅で7分ほど停車します。
木造でも学生が乗車し、海岸へと西進する
停車中に列車のヘッドマークを撮影したりしていると同じような感じの鉄道ファンが何人か乗っているのが分かります。
五能線はすでに新型車両も走っているので、キハ40や48型がどの時刻と区間で走っているかについては、ホームページに出ている情報を頼りにして撮影場所や乗車する場所を考えている人が多く見られます。
木造駅では少々降りる代わりに木造高校の学生が乗り込んできました。
乗客は学生中心になり、津軽弁の混じった会話が聞こえてきます。それでもだいぶ標準語に近くなったと思うので昔乗っていた頃に比べると聞きやすくなりました。
景観美の海岸線を想像しつつ
鰺ヶ沢に来るとかなり下車して、2両目はよくしゃべる男の子と女の子のカップルだけになったので、自分も先頭車両に移動して二人だけの空間にさせてあげました。
本来であれば一両で足りるのでしょうけど、この古びた車両運用は二両編成が必要だそうです。ただこれもダイヤ改正により新型車両の一両運転になるでしょうから、今後静かになった区間でのデートができるかどうかは定かではありません。
列車は日本海沿いに出ており、日中であれば千畳敷などの景観美を満喫することができるのですがさすがに真っ暗で何も見ることができません。
波も静かなので窓を開けたところで波音も入ってきません。
そんな中でも小さな駅に一つ一つ停車し、僅かながらも降りていく人がいます。
ようやく町が見えてきて深浦へ
2両目にいたカップルも一人ずつ小さな駅で下車をしていき、深浦に着く頃には2両目は誰もいなくなっていました。
1両目も10人くらいに減っています。
この列車は鯵ヶ沢から先については本日の最終列車になっており、終点の深浦に着くと翌朝一番の列車で弘前へと戻っていきます。
明日は定期運用の最終日ということで、お名残り乗車や撮影がさぞ多いことでしょう。
今日は静かなまま21:11に終点の深浦に到着します。
お世話になった深浦観光ホテル
送迎していただいたり助かりました。
駅の改札では、降りた学生を待つ親が次から次へと車に乗って発車していきます。
私もあらかじめ連絡しておいた深浦観光ホテルの車でホテルへと向かいます。
話を聞いてみると、やはり五能線のダイヤ改正によって泊まりに来る人が増えているようで、今日も明日の朝一番の列車に乗る人が泊っているとのことです。
深浦駅との送迎については、7時台の列車から対応しているということで、その方達はホテルから30分くらい歩いて駅を目指すとのことでした。
部屋には自分の名前が書かれた歓迎の紙が貼られています。今時珍しい光景でした。
のんびりとお風呂に入って疲れを落とし、新函館北斗駅で購入しておいた駅弁をいただきました。
明日の朝の乗車時間を聞かれたので7時台の列車で東能代に向かう旨を伝えたところ、それならば駅までお送りしますとのことで、ありがたくご好意に甘えることにしました。
コメント
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