大井川鐵道の奥を効率よく回る

ひとり旅

車・列車を使いこなすと沢山行ける

11月13日に大井川鐵道の南アルプスアプトラインに乗車しながら紅葉を楽しんできました。
ここは列車の本数が少ないのと、列車でしか行けないところ、徒歩では坂がきつすぎるところなどあるので、車と列車をうまく使うとより楽しめます。

大井川鐵道の時刻表はこちら!

見どころリスト

主なポイントとしては

  • 寸又峡の夢の吊り橋
  • 寸又峡温泉
  • 奥大井湖上駅
  • 奥大井湖上駅を見下ろす展望台
  • 接阻峡の八橋小道
  • 長島ダム
  • 長島ダムのアプト式鉄道

といったものが挙げられます。
今回は日帰りで、起点となる新東名の島田金谷インターを午前10時頃とゆっくり目に出ましたので、寸又峡はパスしました。
夢の吊り橋については、駐車場から30分は歩くので往復1時間半くらい見る必要があって、現状は16時までに渡り終えて戻る必要があるのでパスしました。

まずは奥大井湖上駅の展望台へ

奥大井湖上駅からは相当高い位置にあるので、トロッコ列車で駅から歩くとなると汗だくになる覚悟がいります(20分以上歩く)。
ですので、車、もしくは長島ダム駅からトロッコ列車に概ね接続しているバスで「湖上入口」まで乗車して徒歩で5分くらいです。
現在は展望台近くの路肩の駐車スペースは立ち入り禁止になっているため、
駅の駐車場から歩くことになります。これもかなりきつい上り坂です。

おススメとして、長島ダム駅に車を停め、バスで湖上入口まで来て下り坂を歩きながら奥大井湖上駅に向かい、駅でお昼を食べたりしながら次の列車にて接岨峡温泉駅に向かうルートがあります。

私は奥大井湖上の駐車場にも止められず、長島公園の駐車場から歩きました。この場合、途中道路を交差する場所でトロッコ列車を上から撮影できます。

 

接阻峡の八橋小道を歩く

長島公園を起点に八橋小道の散策ルート(約1時間)があるので、ゆっくりと散策するのも良いです。
紅葉を眺めつつ、雰囲気の異なる橋を渡るのも楽しいですよ!

私の場合は最初から長島公園まで車で来て、徒歩で奥大井湖上展望台を往復して接阻峡の八橋小道を歩いてみました。
長島ダム駅までは車で7分くらいです。時間を合わせてトロッコ列車の来る時間に行くと、ちょうど上り下りの行き違いと長島ダム~アプトいちしろ間を走る専用の機関車の連結と切り離し作業を見られます。

 

ダムを歩く(しぶき橋)

長島ダムの上を歩いて渡り、放水をしていればその迫力を感じられます。
恐らくあたり一面に水しぶきが飛んでいることでしょう。
その近くにはしぶき橋というものがあり、歩くことができます。
冬になると凍結するので通れなくなります!
また、鹿の侵入防止のためネットがかかってるので、開け閉めさえ忘れなければ行くことが出来ます。

ミステリートンネルを通ってアプトいちしろ駅へ

実は歩いてアプトいちしろ駅に行くことが出来ます。
かつて長島ダムが出来るまでの井川線が走っていたトンネルがミステリートンネルとなっています。
中は真っ暗ですので、懐中電灯やスマホの明かりを頼りに歩いていくとちょっと変わった仕掛けがあります。
トンネルは途中のキャンプ場を挟んで2つあります。

アプト式鉄道で長島ダム駅へ

アプトいちしろ駅から長島ダム駅まではトロッコ列車に乗車します。
私の場合、長島ダム駅で見送って、上記のルートでアプトいちしろ駅に戻ってきたらちょうど次の列車が来たという感じです。
この区間は1キロで90メートル上るという日本一の鉄道区間の急勾配で、線路だけでなく、間に3本の歯車レールがあって、それをかみ合わせながら上ったり下ったりしています。
専用の電気機関車は他の車両に比べて大きいですが、横幅が狭いので馬ずらのようにも見えますね。
アプトいちしろ駅で機関車の連結で5分ほど停車し、1キロほどの区間をゆっくりと上っていきます。みるみるうちに川との高さが離れていくのが分かります。
長島ダム駅で再び切り離し作業が行われます。
運賃は160円で、あらかじめ車掌さんに声をかけておくと車内できっぷを発行してもらえます。

塩郷駅の吊り橋でSLを撮影

この日はSLも走っていましたので、塩郷駅の吊り橋の駐車場に停めて、吊り橋を渡りながらSLを撮影してみました。
風が吹き抜けるのと陽射しが山に隠れるので思った以上に寒くなります。

家山駅近くのさくらのトンネルでSLを撮影

そのSLを途中追い抜いて、家山駅近くのさくらのトンネルの駐車スペースに停めて再びSLを撮ってみました。

最後は出来たばかりの”KADODE OOIGAWA”へ

新東名の島田金谷インターのすぐ横に大きなフードパークが出来ました。
KADODE OOIGAWAの個人的オススメは隣接する門出駅にあるSLソフトクリームです。
煙(灰色)、石炭(黒)、ミックスがありどれも500円です。

日没が早いので朝早く動きましょう

結論からすると、最後のKADODE OOIGAWAに着く頃には日が暮れてしまうので早くから動くのがポイントです。
奥大井湖上駅の撮影も昼過ぎになると陽射しの関係で陰になるので、午前中のほうが良さそうです。
朝一番で寸又峡へ行き、奥大井湖上、長島ダムと回るといいかもしれません。
あとはバスとトロッコ列車を上手く使いながら上り坂をなるべく少なくするのが体力を温存するコツになります!

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