2011年3月11日(金)14:46
社員旅行1班が帰る日、自分は午後から半休で九州へ。
この日の社内
自分は九州新幹線の開業が12日になるので、午後から半休を取って土日を利用して九州をぐるっと回る予定でした。
社員旅行で一班が大阪方面に出ており、今日はカップヌードルミュージアムに寄ってから帰るルートになっています。
いつも通り仕事を片付けて、旅行の準備をしていきました。
その時は京都駅に停車中でした。
浜松を13時37分発のひかり号に乗車し、京都駅に到着している時に携帯の緊急地震速報が入電してくる。関東東北で震度6強とのこと。
と思っているとこの車内もゆらゆらと気味の悪い揺れが始まった。
結構長い横揺れが過ぎ去る。
地震速報を見ると相当大きな地震で浜松も震度4くらいと思われる。
新幹線はこの影響で全線ストップとなった。
自宅への連絡、旅行継続の判断
こりゃ帰れないなと判断
反射的に自宅へ電話。母親が出る。どうやら倒壊とかの被害はなさそうで、周辺も問題ないようだ。
この調子で行くと、震度5以上になった東京の状況を考えると、東京~名古屋あたりで新幹線は一日中停まる可能性が高いと思われ、今から自宅へ帰るとしても新幹線、在来線とも足がなくなるのは明白だ。
家の安全が保たれるようならば、このまま続けたほうが問題なさそうと判断してその旨を伝える。
先に山陽新幹線が運転を再開し、この列車も20分ほどの停車で新大阪方面に向けて走り出す。どうやら上り列車は新大阪~東京で運転休止の状態だ。
会社の安否確認システム稼働
どう使えばいいか分からない?
新大阪に着く前に会社から携帯に電話が入る。安否確認システムの見方と発信の仕方が分からないとのこと。
説明しようにもこちらもパソコンが無いので難しい。とりあえずマニュアルの場所を伝えて安否確認情報収集の方法を口頭で教える。
そうこうしているうちに乗り換え駅の新大阪だ。幸いこの列車に乗り続けても新神戸で乗り換え予定の列車に乗れるので、乗り換え時間稼ぎに新神戸まで乗る。
新神戸駅で安否確認情報を発信
新神戸駅で降りて、携帯から安否確認情報を発信する。
ただ、現実的には相当到達までのタイムラグがあって、自分に対しても到着したのは夜中だったから、メール等の回線パンクがよくわかった。
社員旅行チームや役員との連絡
社員旅行チームは旅行会社が手配済
続いては自分が責任者である社員旅行グループとの連絡だ。
こちらも帰る事は不可能と思われるので、帰れるまでの宿泊と交通費は会社持ちで良いとの指示を受けて幹事と旅行会社の担当へ連絡。
無事にホテルをおさえてあり、たまたま出張で大阪に出ていた社員分も含めて確保出来たようでした。結果的に大阪市内は泊まれない人が続出だったとのこと。
東京にいた役員とも連絡が取れた
東京出張中の役員からも夕方に連絡がきて、かろうじて一本だけ走った新幹線に乗って浜松まで帰ることが出来たとのこと。
これにより、現時点での全社員の安否確認は出来ました。
その後、新幹線の中で津波にのまれた気仙沼の様子とかを見つつも、現実が受け入れられずの状態でした。
ただ、山陽新幹線は遅れつつも走っています。
博多に到着
博多も足止めの人が多数出たもよう
博多駅で足止めをくらった人が多数いる。現状では大阪までは行けるものの、宿もないだろう。新幹線の駅はどこも同じ状況になっていると思われる。
ホテルに入ってテレビを見ると、津波の映像が出てきたり火災が発生した様子とか、情報が錯そうしている状況だ。
考えても仕方ないので食事へ
ただ博多の街中は冷静で、普通の金曜日の夜でありました。
餃子やラーメン等いただいて落ち着きを取り戻した感じです。
博多ケントス(現博多メモリーズ)でステージを楽しむ
ここでも、あまり地震の話題は出てこず、普通に楽しむということに徹しました。
明日の情報がいろいろと入ってくる
この時点では明日の九州新幹線全線開業のセレモニーが中止になるとかの話が出ていました。そして多数の方が東海道新幹線の運休や夜行バス等も大津波警報で運休になるなど、新大阪や博多に入れない人が続出のようだ。