西九州新幹線といい旅!西九州きっぷ

ひとり旅

9月23日に西九州新幹線が開業!

西九州新幹線が開業して、長崎観光が再びクローズアップされてきています。
とはいえ、JR九州全線新幹線を含めて乗り放題!というようなきっぷは無いので、どんなきっぷが発売されるかに注目が集まっていました。

西九州新幹線エリアの周遊に便利な2日間自由席乗り放題のきっぷ

そんな中発売が開始されたのが「いい旅!西九州きっぷ」です。
JR九州のネットアプリ上で購入し、JR九州のみどりの窓口や指定券自動券売機で発券限定ではありますが、これが最もおトクになるきっぷになります。
値段は開業日に合わせたのか?9,230円というのもちょっと意味深なところです。

フリー区間となるJR線一覧

気になるフリー区間及び利用できる列車についてですが、JR路線の以下の区間です。
・長崎本線 佐賀~長崎 (在来線は現川経由・長与経由両線を含む)
・大村線 諫早~早岐
・佐世保線 江北~佐世保
・西九州新幹線 長崎~武雄温泉
利用できる列車は、新幹線を含む特急列車の普通車自由席及び普通列車や快速列車の普通車自由席なので、西九州新幹線も自由席ならば乗り放題となります。また、佐賀より西ならば在来線特急(リレーかもめ・みどり・ハウステンボス・かささぎ)の自由席も乗り放題です。

ただし、全車指定席のふたつ星4047などは運賃のみ利用可能で、指定席の取得についても細かなルールが決められているので、詳細はこちらを参照ください。

購入はJR九州のネット予約のみ

みどりの窓口では発売をしていないきっぷになるので、必ずJR九州ネット予約を通じて予約及び決済を済ませておくことが必要です。
私の場合は静岡県在住ですが、あらかじめ購入しておき、利用開始当日にJR九州の駅にて発券してもらいました。
予約番号(数字5桁)を控えておくと、非常にスムーズに発券作業ができるのでこれだけはしっかりと覚えておきましょう。

乗りドク感を計算してみました

意外に見落としなのですが、このきっぷには2つの500円分お買い物クーポンが付いています。
・長崎アミュプラザか長崎街道かもめ市場で使える500円分クーポン
・えきマチ1丁目佐賀もしくはえきマチ1丁目佐世保で使える500円分クーポン
これだけでまず1,000円分のトクになります。

佐賀と長崎を在来線特急+西九州新幹線で移動する場合の運賃+自由席特急料金は4,100円となるので、1往復しただけではトクにはならないです。
となると、佐世保やハウステンボスに立ち寄りながら西九州新幹線を往復するとかの工夫が必要になります。
他にもふたつ星4047と組み合わせたかもめぐるりんきっぷ(博多~長崎往復9,300円)を利用すれば指定席での移動ができますし、おためし!かもめネット早得7(博多~長崎片道3,200円)ならば単純往復で座席指定付き、通常価格が6,050円なのでほぼ半額と超格安になります。

開業当日、早速利用しました

新大村駅より開始。みどりの窓口で予約番号を伝えて発券

利用開始したのは新大村駅から。長崎空港に飛行機で入ってきたのですが、駅にダイレクトにつながるバスは無いのでタクシーで移動してきました。おおむね10分少々、1920円ほどかかります。
開業日だけあって、記念の乗車券を買い求めにきている人も多く1台しかない指定席自動券売機にも長蛇の列、みどりの窓口は2ヶ所でさばいている状態だったので、駅員さんに要件を聞かれた時にすぐにJR九州ネット予約で購入時の予約番号を伝えて発券してもらいました。
いい旅!西九州きっぷは縦長のきっぷなので自動改札を通れません。有人改札で見せて通るので若干不便な感じです。

かもめ48号とリレーかもめ48号を乗り継ぎ

定刻通りにかもめ48号がやってきました。
予想以上に地元のお試し乗車の方が多かったのか、下車する人も多くて座ることができました。
新大村を出ると次が終点の武雄温泉、所要時間はわずか11分なので感動に浸る間もなく到着といった感じで慌ただしくリレーかもめへの乗り換えです。
武雄温泉始発で隣のホームに待ち構えていますが、新幹線から在来線となると座席数が少し減るので自由席争奪戦はより激しさを増します。武雄温泉から博多まで1時間ほど乗車するので頑張りどころですが、急ぐ旅でなければ、間に走るみどり号やハウステンボス号で移動するという手もあります。
リレーかもめ号は885系の6両編成だと座席争奪戦が激しくなりますが、787系や783系8両編成ならばだいぶラクになります。

2日目は博多からリレーかもめ3号で入る

リレーかもめ3号は自由席で十分でした

初日はいい旅!西九州きっぷと佐賀~博多の九州ネットきっぷ(片道1,150円)を組み合わせて博多に出て、翌日は同じように九州ネットきっぷで乗車して、そのまま江北駅までリレーかもめ3号で移動しました。
もっと乗るかな?と思いましたが、指定席のほうが混雑していて自由席は思った以上にガラガラだったので余裕をもって移動することができました。

江北駅で乗り換えた普通列車長崎行きはキハ47系2両

江北7:27発の普通列車長崎行きに乗り換えます。
階段を渡っていくと青一色の車体が待っていました。よく見れば中は何の変哲もないキハ47の2両で、鉄道ファンらしき人が乗っているくらいで窓側座席を確保できるレベルでした。
西九州新幹線開業に伴い電車からディーゼルカーになってよりローカル線の雰囲気が増したのかもしれません。

かつての特急かもめが通った区間はやっぱり閑散区間

実際思い返すと、特急かもめで乗った記憶ばかりで普通列車で乗り通すのは30年ぶりくらいです。
時折海沿いの区間を走ったりして眺めは確かに良いものの、観光地とも無縁の場所を淡々と走る内に佐賀県から長崎県に入っていました。

諫早から長与経由の旧線経由長崎行きに乗り換え

諫早で10分以上停車してから新線経由の長崎行きになる上記列車から、先に出て旧線経由で走り結局長崎にはあとに到着となる列車に乗り換えます。
こちらは大村線に投入されたYC1形の2両編成で車内も明るいロングシート編成です。こちらの進行方向右側の眺めも海沿いで穏やかな大村湾が広がります。

眺めの良い区間、ただし長与からは一気に混雑

かつてはスイッチバックの駅だった本川内までが閑散区間ですが、山越えをした長与駅から通勤通学区間に入るのか一気に混雑してきました。
浦上駅で少し下車するものの、ほとんどの人は長崎駅へ。高架になった新しいホームへと入ります。

新しい西口(いなさ口)

駅を下りて先端部まで歩いていくと車止めがあり、その先には海や港を遠望できる場所があります。
路面電車がある今までの東口まではかなり歩くので、いなさ口(西口)が新たなターミナル口になると思われます。まだ工事真っただ中なので年明けくらいには全貌が見えてきそうです。

シーサイドライナーで新線・大村線経由で佐世保方面へ

10:07発の区間快速シーサイドライナーもYC1形の3両編成でした。
こちらは新線経由でトンネルをぶち抜きながら諫早を目指します。諫早まで33分ですが、新幹線になるとわずか8分なのであっという間な感があります。
6分停車して大村線に入り、右側に時々西九州新幹線の高架橋を眺めつつ進んでいきます。竹松駅からは各駅停車となり、大村湾に沿いながらゆっくりと走ります。

ハウステンボスから特急ハウステンボスで武雄温泉へ

ハウステンボス駅からは特急ハウステンボスに乗車します。783系の4両編成は派手なカラーリングが目立ちますね。次の早岐駅で佐世保からの特急みどり号と連結するので9分も停まるなどのんびりしています。自由席は1両半、みどり号の自由席は2両あるので十分余裕をもって座れます。

武雄温泉駅前のイベント会場でお昼を

武雄温泉駅に着いて、駅前のイベント会場でお昼を買い駅の待合室で食べていきました。
地元の名産品の販売が行われて賑わっていました。
昨年の10月に来た時にはまだ新幹線が通るんだ!という感覚がなかったのでわずかな間の変容ぶりに驚きです。

かもめ25号で再び長崎へ(これも嬉野温泉通過)

再び西九州新幹線に乗って長崎を目指します。昨日乗れなかった新大村~長崎を乗車して完乗となりました。昼間だけあって博多方面から乗る人はだいぶ減り、地元のお試し乗車がかなり目だちます。
車内アナウンスは、東海道山陽新幹線の雰囲気がそのまま使われていて、N700Sの特徴である到着前に車内の照明が明るくなるのも同じでした。
自由席の椅子は東北新幹線のE5みたいな感じでちょっと固め、九州新幹線のつばめ号のような地元素材を使った感じではなくビジネスライクな作りです。

長崎駅で特典の500円分お買物券を引き換えて購入

長崎駅に着いて、旧駅のところにあるアミュプラザまで簡易的に作られた歩道を歩いていきます。
途中は傘も必要なところもあり、8分~10分くらい歩くので随分遠い感じです。
アミュプラザのインフォメーションセンターにて特典券をお買物券に引きかえ、再び同じ道を戻って新駅にあるかもめ市場でお土産の購入代金に充当しました。
かもめ市場のところでも交換できるようにしないと面倒だなという感じを受けました。

かもめ36号で佐賀へと抜ける

1時間ほど滞在したのち、かもめ36号で戻ります。これは嬉野温泉にも停車するので武雄温泉までの所要時間が32分と最も長いです。10分、7分、9分、6分という各駅の走行時間なのであっという間に着く感じが強かったですね。

さすがに指定券・グリーン券は売り切れ、自由席は地元民の短距離利用が圧倒的に多い

開業特需もあってか指定券やグリーン券は売り切れ(新幹線はグリーン車無)でしたが、自由席は地元民の短距離利用が中心で、やはり乗り換えがあるのはネックとなります。それゆえに指定席に流れる傾向が強いでしょう。
ただそれを逆手にとって自由席で動いてもそこまでの需要があるわけではないので何とかなってしまいます。
九州新幹線が全通したときも、新大阪から直通のさくらは混んでも、博多からのつばめ号がガラガラだったのもあり、今後の成り行きに注目したいところです。

佐賀駅でもう1枚の特典を使って500円分のお買い物♪

佐賀駅で下車して、もう1枚の特典を利用してお土産を買いました。こちらは引換の必要がなくそのまま500円分のクーポンとして使えるので便利です。
あれだけ佐賀県内の工事に反対している県庁所在地で西九州新幹線のきっぷの恩恵を受けられるというのは何とも言えない皮肉でした。

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