巨大な路線網を持つ名古屋鉄道。
都市近郊輸送を担う幹線から、海辺を走るローカル線、工場地帯の短距離支線まで、その表情は実に多彩です。
今回、そんな名鉄の全営業路線を「各駅停車限定」で2日間かけて乗りつぶしてきました。
特急では見えない街並み。
普通列車だからこそ感じる沿線の空気。
短い駅間ごとに変わる走行音。
その旅の中で、各路線ごとに1分間のショート走行音を収録しています。
イヤホンで聴けば、まるで赤い電車に揺られているような感覚を味わえるかもしれません。
--目次--
名鉄名古屋本線
名鉄最大の幹線。
豊橋から岐阜まで、都市部・郊外・地方都市を一気につないでいきます。
伊奈→小田渕

東三河らしい開放感のある区間。
JR東海道本線と並走しながら軽快に走る音が魅力です。
桜→呼続

名古屋市南部の住宅密集地帯。
駅間の短さやポイント通過音など、“都市型私鉄”らしさが詰まっています。
西枇杷島→二ツ杁

高密度ダイヤ区間ならではの迫力ある走行音。
カーブと分岐器が連続し、音の変化が非常に多い区間です。
新清洲→大里

濃尾平野を駆け抜ける郊外区間。
直線主体の伸びやかな走行音が楽しめます。
茶所→加納

岐阜市街地へ向かう終盤区間。
地方都市ターミナルへ近づく独特の空気感があります。
名鉄犬山線
木津用水→犬山口

速度感のある直線区間。
名鉄らしいモーター音が気持ちよく響きます。
名鉄常滑線
寺本→尾張横須賀

知多半島の住宅地と工場地帯を結ぶ路線。
特急も行き交う名鉄らしい活気があります。
名鉄河和線
柴田→名和

名古屋南部の工場地帯を走る区間。
都市近郊輸送らしい力強い走行音が特徴です。
植大→半田口

知多半島らしい穏やかな風景の中を走るローカル色豊かな区間。
名鉄空港線
中部国際空港→りんくう常滑

空港アクセス路線らしい爽快感。
高架橋を高速で駆け抜けていきます。
名鉄瀬戸線
尼ケ坂→清水

昔ながらの私鉄通勤路線の雰囲気を色濃く残す区間。
急カーブや短い駅間も特徴です。
名鉄豊川線
稲荷口→諏訪町

豊川稲荷の門前町へ向かうローカル支線。
落ち着いた空気感があります。
名鉄蒲郡線
西幡豆→東幡豆

海辺を走る名鉄屈指のローカル線。
静かな車内と穏やかな走行音が旅情を誘います。
名鉄西尾線
桜町前→西尾口

都市近郊路線とローカル線の中間のような独特の雰囲気があります。
名鉄三河線(知立〜碧南)
碧南中央→新川町

工業都市・碧南の街中を走る生活路線。
昔ながらのローカル私鉄らしさがあります。
名鉄三河線(知立〜猿投)
越戸→平戸橋

住宅地から自然へと景色が移り変わる区間。
静かな走行音が心地よく響きます。
名鉄豊田線
三好ケ丘→黒笹

丘陵地帯を走るニュータウン路線。
高架主体の滑らかな走行音が特徴です。
名鉄築港線
東名古屋港→大江

工場地帯を結ぶ短距離支線。
わずか1駅ながら独特の空気感があります。
名鉄知多新線
上野間→美浜緑苑

高架主体のダイナミックな線形が魅力。
空の広さを感じる走行音です。
名鉄津島線
木田→七宝

住宅地と田園地帯を結ぶ日常路線。
穏やかな走行リズムが続きます。
名鉄尾西線
奥町→開明

住宅街をゆっくり進む生活路線。
森上→上丸渕

単線区間らしい静かな空気感が残っています。
弥冨→五ノ三

木曽三川エリア特有の平坦な風景が広がる区間。
名鉄竹鼻線
須賀→不破一色

岐阜羽島方面へ向かうローカル支線。
短い駅間が続きます。
名鉄羽島線
江吉良→新羽島

新幹線接続路線らしい軽快な高架走行が楽しめます。
名鉄広見線
善師野→西可児

丘陵地帯を抜ける開放的な区間。
郊外路線らしい空気感があります。
顔戸→御嵩口

現在ではローカル色が非常に強い区間。
静かな沿線風景が印象的です。
名鉄小牧線
羽黒→楽田

地下鉄直通車両による滑らかな走行音が特徴です。
名鉄各務原線
市民公園前→各務原市役所前

地域に寄り添う私鉄らしい穏やかな雰囲気が感じられます。
名鉄という“巨大ローカル私鉄”
2日間、普通列車だけで乗り続けて感じたのは、名鉄という鉄道の多様さでした。
高速で都市を結ぶ幹線。
海辺を走るローカル線。
工場地帯を支える短距離支線。
ニュータウン輸送を担う高架路線。
同じ「赤い電車」でも、路線ごとに音も空気もまったく違います。
ぜひ走行音とともに、“名鉄全線の旅”を体感してみてください。


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