中央西線・篠ノ井線・飯山線・上越線・信越本線経由のルート
春の青春18きっぷひとり旅その2は、2日間の日程で名古屋から新潟までのほぼ一直線のルートを進んでみました。
中央西線・中央東線の旅と同じような移動をしてみた
その前の年に、中央西線を北上し、塩尻から中央東線に入って東京に向かうという移動をしたことがあるのですが、今回も塩尻までは同様の時刻表・列車に乗って行くこととしました。というか、それしか時刻表の組みようがないくらい本数が少ないのが実情ではあります。
東海道本線 浜松6:01→刈谷7:07 特別快速313系8両
浜松から出発する際にはほぼデフォルトで利用する特別快速米原行き。
今回は途中の刈谷で一旦下車します。
東海道本線 刈谷7:15→大府7:21 普通311系4両
待っていたのはだいぶ本数が減ってきた311系電車の普通列車です。恐らく313系だったら通過していたかもしれません。
発車時に特有のギアの入り方をするので車体が小刻みにカクンカクンと揺れながら加速していきます。
先の特別快速が大府を通過するので、逢妻、大府、共和方面の補完の役割を果たしています。
武豊線 大府7:28→緒川7:33 普通313系4両
大府駅で乗り換え。待っていたのは当駅発の武豊行き。そこそこの混雑ぶりです。
それこそディーゼルカーが走っていた時代を知っているので313系が普通に走っているのを見ると隔世の感があります。
武豊線 緒川7:39→名古屋8:04 区間快速313系4両
2駅乗って緒川駅で下車。次の駅で行き違いしてくる列車を待ちます。
やってきたのは区間快速で直接名古屋まで乗り入れます。高校生や通勤客でだいぶ混雑しているところへ雨が降っていますからより混雑してました。
大府や共和でも乗車があり、金山でドッと人を吐いて名古屋へと向かいます。
まさかの中央西線 運転見合わせに遭遇 振り替え輸送
名古屋市営地下鉄東山線 名古屋→千種
と、ここまでは良かったのですが、名古屋駅地下で優待乗車券を買って戻ってくると中央本線が人身事故で千種~名古屋で運転見合わせとのこと。
振替乗車票が発行されていたので、それを受け取りとりあえず千種まで向かいます。
地下鉄で行くと4つ目が千種になります。相当混雑していて、ここから中央本線に向かう人も多くいます。
運転再開するも12分前後のダイヤ乱れ
中央西線 千種8:31→中津川9:46 普通315系8両
思ったよりは早く運転が再開されて、運転再開後の初列車が普通列車中津川行きで、これが元々乗る予定の列車でした。
車両も315系だったので乗り心地も良いです。
思い返せば前回の中央西線は高蔵寺の先で線路異常が見つかって30分くらい遅れたということがあり、今回も同様のトラブルで遅れと、繰り返すなぁと思いながら乗っていきます。
中央西線 中津川10:00→塩尻11:51 普通211系3両
乗り換える列車は普通列車の松本行きです。211系の3両編成に乗る人はあまりいません。
前回はすぐ後ろに遅れていたしなの号がいたので、これを先に行かせてから松本行きが入線してきたので20分ほど遅れての発車でしたが、今回は相当しなの号が遅れているようで、既に入線していました。
途中の倉本駅で臨時退避となり、ここで少々遅れが発生しますが、他での停車駅の時間を切り詰める等して木曽福島でだいぶ回復し、定刻通りに塩尻に到着します。この列車は停車時間が長いので、後からきて先に発車する甲府方面からの電車に乗り換えます。
篠ノ井線 塩尻11:57→松本12:14 普通211系6両
甲府からの松本行きは6両編成だったので座っていくことができました。
篠ノ井線は直線区間ばかりなので快適に飛ばしていきながら松本に到着します。
アルピコ交通に乗車・西松本駅から松本駅は徒歩で
35分の待ち時間の間に駅の外にある立ち食いそば屋さんに寄って、急いでざる+とり天(山賊焼き)を食べてから、アルピコ交通にちょっとだけ乗ります。
これは篠ノ井線の待ち時間が長いのを補完するためです。
アルピコ交通新島々線 松本12:50→下新12:59
アルピコ交通の鉄道むすめは”渕東(えんどうお)””渚(なぎさ)”の両駅から名付けられたものです。車両やヘッドマークにも使われていて、結構熱の入れようが違います。
車両は元京王の3000系電車でした。
最初はカーブ区間だらけなので、多少加速する区間にも乗車して下新駅で下車します。
アルピコ交通新島々線 下新13:07→西松本13:15
折り返しの車両は元東武の20000系電車でした。
この編成は1週間前に新しく加入したとのことでピカピカです。
途中で渚駅の看板を撮影したりしながら松本の手前にある西松本駅で下車。ここも駅看板が鉄道むすめを使っていました。
松本駅まで数分で歩いて行けるのを確認できました。ついでに運賃もちょっとだけ安くなります。
篠ノ井線 松本13:30→長野14:49 普通E127系2両
篠ノ井線の長野行きは青春18きっぷ利用者も多くて混んでいました。端のロングシート席に座りながら徐々に睡魔に襲われます。この区間は駅間が長いこともあって姨捨あたりまでは単調な景色が続いていきます。聖高原を出て徐々に上り坂もきつくなってくるとスイッチバック式駅の姨捨駅に到着。
ここで特急列車が通過するのを待ってから発車となるので、その間に日本三大車窓と呼ばれる景色を眺めていきます。
飯山線 長野15:04→越後川口18:03 普通キハ110系2両→1両(戸狩野沢温泉から)
長野駅で下車し、しなの鉄道の豊野までのきっぷを購入してから乗車します。飯山線は長野からではなく豊野からになるため、途中のしなの鉄道分の乗車券は別途購入となります。
待っていたのは観光列車のおいこっとに使う車両の2両編成ですが、後ろの車両は途中の戸狩野沢温泉で切り離しとなるので前の車両に乗ります。ボックス席ばかりなのでロングシートのほうがむしろ気軽です。ボックス席でも観光列車として作られているのでクッションも柔らかく落ち着きます。
十日町からは高校生の大群が押し寄せてくる
戸狩野沢温泉で1両になったあと、森宮野原で行き違いをするなどして十日町に着きます。
ここから高校生が車両いっぱいに乗り込んできて一気ににぎやかになりました。
長野から越後川口までほぼ3時間。乗り通す人が意外と多かったですが、大半の人は東京方面の列車に乗り換えて行きます。
上越線 越後川口18:12→長岡18:36 普通E129系4両
自分は長岡方面を目指していきます。やってきたのはE129系の6両編成ですからゆったりと座っていけます。上越線は115系のオンパレードだったのがこの車両に統一されてしまったのでというか新潟地区が全部この車両になってしまったので面白みには少々欠けます。
B級グルメ”イタリアン”を食べる
長岡駅のフードコート的なところに行くと、B級グルメの”フレンドのイタリアン”が売っていたので食べていきました。
焼きそばの上にミートソースというシンプルな組み合わせで、餃子付きのペアで500円と庶民にやさしい値段設定です。新潟市近辺ではみかづきというお店が有名とのこと。
信越本線 長岡19:27→新潟20:40 普通E129系6両
この日の最後は信越本線の普通列車新潟行きです。
新幹線に乗れば20分少々のところを1時間以上かけて移動するのは、浜松と静岡の間を行くのと似たような距離感です。
E129系の6両ですが、思ったほど乗る人は少なく、のんびりと過ごしながら新潟駅に入ります。
ホテルまでの道はまだ工事の真っただ中で迷路みたいでした。