翌朝、流氷は南風で再び沖合に流されていました
昨夜少し雪が降ったのか路面も積もっており、凍ってつるつるよりはよほど歩きやすかったです。
宿をあとにして北浜駅に向かいますが、予想通り流氷は遥か沖合に流れていったのか、影も形もありません。運がないというのか、自然現象なのであきらめるしかありません。
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北浜6:57(釧網本線)川湯温泉8:11
格安キップを使った旅行者が多く乗っている釧路行きが1両でやってきました。
予想外だったのは高校生がほとんど見かけないことで、1年前に同じ列車に乗った際は多くいたはずだけど?と思いながら乗り込みます。運よくボックスの窓側の片側が空いていたので座ります。
止別に向かうにしたがって海が白っぽくなってきて流氷が見えてきました。風向きで知床半島の西部へと流れたようで、そのおこぼれを見ることができました。
斜里で少し乗客が入れ替わり、高校生が少し乗ってきます。予想通り清里町で降りていき、車内も一息つく感じになります。
左手に斜里岳を見ながら進んでいくと緑駅から山越えに入ります。
硫黄山が見えてくると川湯温泉です。ここで下車して、少し観光要素を入れます。
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弟子屈えこパスポートを活用
弟子屈えこパスポートは、屈斜路湖や摩周湖を公共交通機関だけで待ち時間少なくかつ安く移動できるためのもので、2日間券と3日間券があります。
自分は2日間券(2,000円)を購入します。川湯温泉駅にスタッフの方が待っており、バスに乗車後完全アナログ作業で発行され、発行されたら首からぶら下げて利用します。
川湯温泉から砂湯を通って摩周駅に抜けるルートと、摩周駅と摩周湖第一展望台を往復するルートが乗り降り自由で、両方に乗れば十分モトが取れます。
川湯温泉から乗車したのは10人ほど。網走方面、釧路方面どちらからも始発列車と接続してます。
川湯温泉8:30(バス)硫黄山8:35
川湯温泉を発車すると、簡単な案内もそこそこに硫黄山に到着します。
ここで25分ほど観光時間があるので、硫黄が噴出している所まで他の人の足跡を参考にしながら雪道を歩いていきます。風があまりないので寒さはそれほど感じません。
近づくと硫黄で雪が真っ黄色になっていたり、硫黄の臭いも立ち込めてなかなかシュールな感じがしました。
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硫黄山9:00(バス)砂湯9:15
硫黄山をあとにして、大鵬記念館に停車したのち砂湯へと向かいます。
屈斜路湖の湖岸ですが、砂を掘ると温泉が湧いてくるので、上手に温度調節をすると温泉気分を味わえたりします。このあたりだけ氷も溶けているので、白鳥たちが沢山集まっています。
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砂湯9:30(バス)摩周駅10:00
砂湯からは一路(といってもなかなかの距離を走りますが)摩周駅を目指します。
道の駅から乗車してくる人もいるので列車とバスを上手くやりくりしているのでしょうか。
摩周駅から川湯温泉方面の列車にも接続しています。
30分ほど時間がありますが、行く場所はないので駅の待合室で休むことにしました。
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摩周駅10:30(バス)摩周第一展望台10:55
別のバスがやってきて摩周湖行きになります。こちらは20人くらい乗車してきたのでなかなかの乗車率です。ひたすら上り坂を進んでいくと、雌阿寒岳を遥か遠くに見ることができる摩周湖第一展望台バス停です。
下車してすぐが展望台になるので、写真を撮ったり下のお土産物やさんを見たりしながら時間を過ごしていると25分はあっという間に過ぎていきます。
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摩周第一展望台11:25(バス)摩周駅11:50
帰りも同じ人たちがそのまま往復していく感じになります。摩周湖の歴史などのテープ案内が流れたりしながら定刻通りに摩周駅に到着します。
摩周12:17(釧網本線快速)標茶12:41
摩周駅から標茶駅までは快速列車での移動ですが、やってきたキハ54単行は通路までギッシリ状態で、さらに大勢の人が乗りこんでいきます。ここまでは想定していなかったのでヤレヤレといったところです。諦めて30分近く立っていくと標茶駅に停まっているSLを撮影する人やらでごった返していました。
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