01/22 ①特急を格安で使いながら若桜鉄道へ

ひとり旅

e5489で見つけた格安きっぷ

米子に泊まった翌朝は鳥取に移動するのですが、スーパーまつかぜも乗りたいし、スーパーはくと号も乗りたい。でも両方乗るとなると倉吉で分けたとして米子~倉吉は1,200円、倉吉~鳥取は760円もするし、米子~鳥取を1列車で乗る場合の1,200円と比べて割高。しかも自由席。

さてどうしたものか?とe5489を何気なく見てみたら、あれ?と思うきっぷを見つけました。
どうやら前日と当日のみ限定のきっぷで、指定席限定でした。
スーパーまつかぜ号が700円、スーパーはくと号が500円と、合計で1,200円になります。
これならばバッチリということで即購入しました。

 

米子6:56(山陰本線スーパーまつかぜ2号)倉吉7:30

まだ夜も明けきらない中、やってきたスーパーまつかぜ号は4両編成。自由席が3両あるので普通に特急券を買っていたら損してた感満載でした。
乗車券は伯備線・山陰本線経由なので、途中の伯耆大山駅までの区間ははみだし乗車ということで、190円の乗車券を購入していきます。
指定席はガラガラで乗ったのは自分を含めて3人でした。3分ほど走って伯耆大山に停車し、車窓に頂上あたりだけ雲をかぶった大山の姿が見えてきます。
倉吉まで約30分ノンストップで駆け抜けていくなど鳥取までの92.7kmを65分で走り抜ける俊足ぶりは乗っていても気持ちいいです。比較すると4分後に出る普通列車鳥取行きは2時間40分もかかるので、さすがに特急の利用頻度が高いことがうなづけます。平日はかなり需要があるのでしょうね。

倉吉8:12(山陰本線スーパーはくと4号)鳥取8:48

倉吉駅で下車するとかなり風が冷たかったです。まだ朝も早い日曜日とあってはあまり時間をつぶせるところもなかったですが、早々に当駅始発のスーパーはくと号が入線していたので暖房の効いた車内でのんびりと待ちます。
5両編成で自由席が2両付いています。鳥取駅からの乗車がメインになるのでまだ空いていますし、指定席のほうは3人ほどといった状況です。
倉吉を出ると鳥取まで39.8kmを36分ノンストップで走ります。途中で行き違いの停車がある分それほど表定速度は速くないですが、直線区間も多いのでかなり俊足を生かして走ります。
右手に湖山池が見えてくると鳥取大学前駅を通過。反対側には鳥取空港があるので、それこそローソン鳥取湖山西店のある交差点付近に駅が設けられれば徒歩10分ほどでのアクセスで便利なのにと思ったりしながら高架の鳥取駅へと入っていきます。
予想通り鳥取駅から大勢の人が乗りこんでいきます。

鳥取9:50(因美線・若桜鉄道)若桜10:38

鳥取駅も1時間ほど待つ間の時間つぶしする場所がなくて、お土産やさんを見たりしながら時間をつぶしていきます。
若桜鉄道に直通する普通列車若桜行きは観光列車としても使えそうな車内になっていました。まぁこのスタイルを見れば設計が誰なのかが分かってしまいますが。

この区間もはみだし乗車になるので、郡家までの往復きっぷを購入していきます。(片道240円)
1両しかないので、家族連れが何組か乗ってきて賑やかな車内になって出発していきます。
郡家までのJR因美線内はスーパーはくとやスーパーいなばが走ることもあって目一杯エンジンを吹かせて走っていき、郡家駅で運転手が交代します。

その間に一日乗車券を駅に併設された観光協会にて購入します。通常に乗ると片道440円なので、往復で120円モトが取れる計算になります。

線路は八東川と国道428号線に沿うように進んでいきます。
若桜鉄道内で乗り降りする人はあまりなく、鳥取方面から乗ってきた人はそのまま若桜駅まで行くようです。終点1つ前の丹比駅を出ると5.7kmと長い区間になり、少し山々が近づいてくる感じになると若桜駅に到着します。

若桜町の古い町並みを歩く

折り返しまで45分ほどあったので、伝統的建造物群保存地区のところまで歩いてみます。
水路には清流が流れて、その音が静かな空間に広がります。
一角には昭和おもちゃ館というお店がありますし、古民家を活用したカフェやとんかつのお店もあったりと、個人旅行の穴場的な存在です。
一本裏に入れば蔵が立ち並ぶ細い道があったりと、腰を落ち着けても半日くらいかけて回るモデルコースが設定されていました。

鉄道車両が保管される構内は有料

せっかくなので300円の入構料を払って、構内の鉄道車両を見に行きました。
ここは転車台や給水塔も残っており、長良川鉄道の北濃駅や天竜浜名湖鉄道の天竜二俣駅のような雰囲気を感じることができます。
一番奥には12系客車が止まっていたり、隼駅があることからかスズキのバイクハヤブサをラッピングした車両もあり、これだけ見ていると天竜浜名湖鉄道のカタナと見間違えそうです。

若桜11:23(若桜鉄道・因美線)鳥取12:13

行きに乗った人が半分くらい戻ってきて、地元の人もほどよく乗車した感じで若桜駅を出発。
各駅とも少しずつ乗車してきてボックス席が全て埋まるくらいになります。
郡家駅の1つ前にある八頭高校前駅からは部活動を終えた高校生がドッと乗ってきて一気に混雑してきました。
郡家駅で上郡方面に向かう人たちが少し下車し、再びJRの運転士に交替して鳥取駅までの道を戻っていきます。

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