函館と青森、岩手、秋田、宮城、山形を回る7日間
1日目(2022.3.8) 熱海から北海道&東日本パスをスタート
スタート地の浜松から静岡は新幹線で移動
浜松6:20→静岡6:44 こだま808号
JR東日本エリアである熱海までは、浜松から乗車券が2,640円。青春18きっぷで移動してもほとんど変わらないので乗車券を買って移動したほうが得です。
新幹線については金券ショップで回数券を買ったら200円引きの2,030円でした。
浜松始発のこだま号なので間違いなく座れますし、指定席が7号車のみなので普段は指定席の11号車や12号車は1~6号車に比べても空いています。
出発すると下りはほぼ東京駅でしか聞けない出発地のメロディーが流れます。
ここだけ普通列車にしなかったのは、5:35発の静岡行きに乗るよりも45分も出発を遅くできるためです。自宅から駅までのアクセスもあるので、なるべくゆっくり出たいですね。
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静岡→熱海 ホームライナー沼津2号
静岡7:00→沼津7:41 47→熱海8:06
改札を出て熱海までの乗車券を購入し、ホーム上の整理券券売機で乗車整理券を買います。
静岡からはホームライナー沼津2号に乗車することでこの先の接続が1本分早くできます。
この列車は特急ふじかわに使われる373系を使った快速運転で乗車整理券330円が必要になりますが、ラッシュを避けるのにも好都合ですし、沼津到着後はそのまま熱海行きとなるのでその点でも使い勝手の良い列車です。
沼津方面に通勤する人たちが多く利用していました。
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熱海→平塚 いよいよ北海道&東日本パスを利用開始
熱海8:23→平塚9:04 普通上野東京ライン直通高崎行き10両
熱海では8:10発の宇都宮行きにも乗車できますが、グリーン車を買うとなると4分しかありませんし、熱海までのきっぷで改札を出て、北海道&東日本パスを利用開始する必要もあったので、後続の高崎行きにします。JRE-POINTであらかじめ前日までにポイント交換していたグリーン利用回数をSuicaに記録して乗車します。
実はこのダイヤ改正で次の湘南新宿ライン経由高崎行き特別快速との接続がなくなっています。それを利用する場合は8:10発の列車に乗り平塚で乗り継ぐので少々タイトになります。
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平塚→浦和 湘南新宿ライン経由特別快速
今回のように東北本線をひたすら北上する場合は、上記の高崎行きで大船で下車して大船始発の湘南新宿ライン経由宇都宮行きに乗れば行けます。
平塚9:11→浦和10:38 湘南新宿ライン経由特別快速高崎行き15両
昼ごはんの調達を考えていたのでなるべく待ち時間が多くとれるこの列車を選び、ターミナルでやたらでかい大宮は避けて、手前の浦和で下車しました。
その気になれば大崎で下車して埼京線快速で大宮に移動しても面白かったのですが、荷物が多すぎるので断念しました。
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浦和→宇都宮 快速宇都宮行き
浦和11:00→宇都宮12:19 快速宇都宮行き15両
宇都宮での接続がタイトなので、早めの昼ごはんを浦和駅で済ませてホームに上がるとちょうど東武鬼怒川温泉行きのスペーシアが通っていきました。
快速宇都宮行きは小山まで8駅通過していくのでなかなか快適で、冷たい雨が降っていた東京から遠ざかるにつれ雲の厚みがとれてきました。
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さらば205系!宇都宮→黒磯
ダイヤ改正で定期運用から外れる205系お名残り乗車が多かった
宇都宮12:21→黒磯13:12 205系4両
乗車する205系には「ありがとう205系」のヘッドマークが付いていました。
ダイヤ改正で定期運用を外れてE131系に置き換えになるので、お名残り乗車と思われしき青春18きっぷ愛用者の方々が多くカメラを向けたり乗車していました。
それでも十分余裕をもって座れるのが、宇都宮~黒磯間が大宮方面への直通運転廃止にもつながる乗車率の現実です。
宇都宮から黒磯に乗り継ぐ際はあらかじめ先頭車寄りへ
宇都宮での乗り換えは2分しかないので15両から4両への乗り換えはかなり大変でした。
黒磯行きが止まっているのは15両編成の前側になるので、グリーン車からですと150メートルくらいは歩くことになります。混雑する時期においてはあらかじめ編成の前寄りで待ったほうが良いと思いました。
両数が一気に減ったことで田舎感が一気に車窓にもあらわれてきます。
東京付近の雨も青空に変わり、那須連峰が左側の車窓を彩ってくれました。
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黒磯→新白河 交直流電車の区間
黒磯13:30→新白河13:53 E531系5両
黒磯を出るとすぐに直流から交流に変わる「デッドセクション」を通るので、ここの区間は交直流電車が使われます。常磐線の取手と藤代の間にも同様のデッドセクションがあり、常磐線で使われているE531系電車がこの区間を走っており、5両セットなので座っても十分余裕のある編成でした。
那須連山が左車窓を相変わらず迫力あるものにしてくれます。
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新白河→郡山
新白河13:57→郡山14:36 701系2両
終点の新白河は東京寄りにある6番線に停車して途中で線路が切られており、仙台寄りの7番線に乗り換えます。
ここからは交流電車の区間となり、いよいよ701系の出番となりますが早速2両編成の洗礼です!
それでもロングシートで座っていけるほどの乗車率です。
白河の関で知られる白河を過ぎ、1駅5分前後の感じで淡々と進んで郡山駅に到着します。
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郡山→福島
郡山14:39→福島15:25 721系4両
福島県内の第二の都市である郡山市と県庁所在地の福島市を通っていきます。
左側の車窓には安達太良山や吾妻小富士が見られるなど線形は意外とカーブの多い区間でした。
721系のほうが心なしか701系よりもどっしりとした感じがします。
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福島→仙台
福島15:43→仙台17:04 E721系6両
白石発福島行き2両編成に4両連結させて折り返す運用でした。
夕方の仙台帰りのラッシュアワーに向けて増やしてあるので余裕がありますが、宮城県内に入り、白石や大河原から多くの人が乗り込んできます。
3枚目の写真は東白石駅からです。蔵王36景の1つに選ばれており、満々と水をたたえる白石川を挟んで蔵王を眺めることができました。
岩沼から常磐線と合流すると一気に仙台近郊区間らしい混雑になり仙台に到着します。
この日は駅の南西に位置するホテルセントラル仙台に泊まりました。
4200円RCのみ。WiFi=Good
チェックインを済ませたらあおば通駅へと向かい、仙石線に乗車します。
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仙石線 あおば通→石巻 各駅停車で全区間乗り通し
あおば通18:20→石巻19:46 仙石線各駅停車205系4両
あおば通駅からはそれほど乗らないんじゃないの?と思っていたのは甘くて、地下鉄からの乗り換え客等が次々と乗り込んできます。
時間7本の割合で東塩釜行き、高城町行き、石巻行きが出ていきますが、石巻行きは時間1本です。
仙台に着くとさらに乗ってきて通勤ラッシュさながらですが、30分ほど前より乗り込む人は減っているので多少はラクかも。いずれにしろあおば通から乗って正解でした。
陸前原ノ町あたりから下車する人が出はじめ、多賀城あたりでだいぶ空いてきます。本塩釜でドッと降りるとあとは石巻まで向かう人がけっこう多かったです。
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石巻→仙台 仙石東北ライン快速
石巻19:53→仙台20:50 仙石東北ライン快速HB-E210系4両
ダイヤ改正後は特快に変わっているようですが、この時は快速運転でした。
当初の予定では女川を往復してくるつもりでしたが、すっかり真っ暗になってしまい、せっかくの海沿いを走る景色が楽しめないのでは意味がないので、石巻で打ち切って折り返すことにしました。
おまけにかなり冷えてきたので初日の疲労を早く取りたかったというのもあります。
直流区間の高城町から交流区間の松島を通って東北本線に入るので交直流電車でも良いのでしょうけど、設備投資よりも安くあがるディーゼルカーを使い、バッテリーで走るようにしました。
乗り心地は電車にかなり近いので東北本線内も飛ばしていきます。
仙台駅に到着し、急いで駅構内のそば店で遅い食事を済ませてホテルに戻りました。
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