混雑を避けて各駅停車にこだわった乗り方
12月30日に青春18きっぷの5枚目を使って日帰りをしてきました。
さすがに帰省やらお出かけやらで混むだろうと思って、なるべくそれを避けるようにコースを組んでみました。
そうしたらほとんど乗ってるだけの修行コースが出来てしまったので、紹介したいと思います。
東海道本線 米原から神戸までは全駅停車
浜松→米原 特別快速
スタートは浜松駅を6:01に出る特別快速米原行きで、313系の8両編成です。
平日は大垣止まりの新快速ですが、土休日は米原まで直通する特別快速となるので特に青春18きっぷの季節は人気が高いです。
12月30日は木曜日ですがこの日から1月3日までは休日ダイヤになるので米原行きとなっていました。
いつもの3倍以上の人が列車を待っていて、前の車両はかなり混雑しています。
途中名古屋で5分停車、岐阜で4分停車があったりするので米原までは2時間43分ほどかかります。
金山、名古屋、岐阜、大垣で入れ替わりがあるものの豊橋から先は常時混雑するので、お手洗いを利用する可能性を感じる場合は前から1両目と3両目にあるので前側に座るのが良さそうです。
前日まで大雪が降った影響か、垂井駅を出ると一気に雪景色となりました。
米原駅に着くと4分後に発車する新快速のある反対側のホームへのダッシュが見られます。8両から12両へのダッシュなので座れる可能性は高いものの、新幹線から乗り継いでくる人がいたりするので油断ならないといったところでしょうか。
この日は帰省客が多いためか、新幹線から米原発のしらさぎ号金沢行きを目指すスーツケースの音がガラガラとやたらと響いてました。
米原→京都 快速(高槻までが普通)
新快速の20分後に出る9:08発の快速網干行きに乗車します。
やってきたのは意外にも235系の8両編成でした。
途中の近江八幡駅で11分後に出る新快速に抜かれることもあり、それほど混雑はしていません。
高槻までは各駅に停まるので表記は普通で、高槻から快速ということになります。
草津あたりからは座席も埋まってきますが、新快速と比べると6割程度の混雑ですから慌てず行くならば落ち着いた感じになれると思います。京都には新快速より9分遅い10:22に着きます。
京都→神戸 普通
京都からは始発となる10:32発の普通須磨行きに。
これは207系の7両編成でロングシートの車両になります。終点まで各駅停車となるので、大阪まで16駅も停まります。ちなみに快速は10駅、新快速は3駅ですからかなり駅が多いことが分かります。
所要時間も普通は46分、新快速は28分ですからかなり違います。
高槻を出ると新大阪から新幹線に乗る人や大阪方面に買い物に行く人たちが増えてきます。
JR西日本の駅はホームドアを設置しているところもあれば、赤・黄・青のロープで簡易的にふさいでおき、列車がくるとロープが上がって乗り降りできるようなものがあります。最初は何だこれ?という目で見ていましたが、結構理にかなっていて安上がりなので是非一度目にしてほしいです。
新大阪からは逆に新幹線や伊丹空港からの連絡バスを乗り継いだ人が乗り込んできました。
大きなビル群に囲まれるようにして大阪駅に到着して5分停車の間に乗客がドッと入れ替わります。
大阪から東海道本線の最後の駅である神戸までは16駅42分、新快速では4駅25分です。
尼崎に入ると兵庫県となり、芦屋を経て三宮を過ぎ元町を通り12:05に神戸に着きます。
神戸→大阪 新快速
ちょっと洋風でおしゃれな感じの神戸駅からは12:18発の新快速で大阪へ戻ります。
すぐ後に来る快速でも良かったのですが次の三宮で降りる人もいるから座れるだろうという考えが正解で、大阪までは座っていけました。こちらは223系の12両でした。
大阪駅で少し時間を作って、急いで昼食を簡単に済ませます。この時期だけに551の豚まんとかは10分以上待つような列になっていて、短い列のところはチルド品のみだったりします。
大阪環状線、東西線、おおさか東線、大和路線、奈良線
大阪→大阪城公園 環状線外回り大和路快速
大阪12:54発の大阪環状線外回り(京橋・鶴橋方面)に乗車します。
5分間隔で列車がやってきますが、環状線→大和路快速→関空紀州路快速の順でループします。
ですから環状線用の電車に乗るには最大15分近く待つ必要があるというわけです。
この54分発は大和路快速の221系8両編成でしたのであと2本待つのも面倒ということで大阪城公園まで行ってみましたが、京橋までは激烈に混んでました。
大阪城公園の駅名からして目の前に大阪城が見えるかと思ったら結構離れているんですね。
大阪城公園→(天王寺回り)→大阪 普通
その次の関空・紀州路快速も見送って、ようやくやってきた環状線電車に乗ります。
専用ともいえる323系電車8両編成です。
4号車が終日女性専用車両となっているので、あまり慣れてないと間違えて乗車しがちですが、車内の灯りがこの車両だけ暖色っぽいので違和感を感じて気づくようです(私もそうでした)。
鶴橋方面から乗る人が多いのは天王寺から新今宮方面に直通するからでしょうか。
天王寺から西九条・大阪方面に向かう人は地下鉄や快速に乗る人が多いのか、あまり乗らなかったです。新今宮のところを通ると未だにフェスティバルゲートを思い出します。京セラドームなどを車窓に見つつ桜島線と合流して西九条を通り、福島駅では東海道本線が遠めに見えてきます。
大阪には13:46着。一周42分前後と山手線の65分に比べて3分の2くらいでした。
大阪・・・北新地→放出 JR東西線・学研都市線
大阪駅と東西線の北新地駅は条件はあるものの同一駅としての乗り換えも出来ます。位置的には大阪駅から歩くほうが一方的な緩やかな下り坂になるのでラクです。
概ね10分近く歩きますが、途中に地下鉄や阪神電車の乗り場もあるので飽きません。
13:59発の区間快速には余裕をもって間に合いました。207系の7両編成で途中の京橋までは各駅停車です。そのまま学研都市線に乗り入れるとおおさか東線が寄り添ってきて鴫野駅を通過して放出に着きます。14:12着で次のおおさか東線は14:13発ですが、隣のホームで待っています。
放出→久宝寺 おおさか東線201系
久宝寺行きの電車は201系の6両編成です。
この車両もそろそろ引退がほのめかされているせいか、乗り鉄っぽい人もちらほら見られます。
前回2019年3月の開業日に乗った以来でした。
複線の高架区間が続いており、近鉄や地下鉄の駅とをクロスするように結びながら久宝寺に向かいます。ちなみに新加美駅と大和路線の加美駅の間は徒歩3分くらいで行ける距離なので、いざという時に利用する価値はあるかもしれません。14:28に久宝寺に着きます。
久宝寺→奈良 大和路線快速
駅の電光掲示板を見ると普通王寺行きと快速奈良行きは同じ車両っぽい△印です。〇なら4つドアの201系かな?と思ったのですが。
先に普通がきましたが予想通り221系で、快速も221系だったので快速に乗って奈良に向かいます。
それほど乗客も多くなかったので楽ちんでした。
大阪府からひと山越えて奈良県に入り15:03に奈良に到着します。
奈良→城陽 奈良線103系
同じホームで待っていると折り返しの京都行きがやってきます。
狙い通りの103系4両編成でした。
こちらは201系よりももっと希少価値が高くなっており、乗り鉄も撮り鉄も割合が多いです。
確かにコンプレッサーの音とか聞いていると首都圏の人は涙するかもしれません。
15:10発の奈良線京都行きに乗り、途中の城陽まで行きます。平城山や木津までは駅間距離が長く上り坂もあるのでモーターもいい具合に唸りをあげて走ります。
城陽→京都 奈良線みやこ路快速
15:45に城陽に到着し、15:50発のみやこ路快速に乗り換えます。こちらは221系の6両です。
時間的には京都まで普通列車でもいいのですが、普通列車は途中の稲荷に停まるので、伏見稲荷大社からの客がどっと乗るのを避けて快速に乗り替えました。16:12に京都駅に到着します。
折り返しには普通列車の城陽行きが205系で止まっていました。
京都駅 SkyWalk
10階にある空中径路
少し時間を取って、京都駅にある空中径路(SkyWalk)に行ってみました。
エスカレーターを10階まで上がっていく途中に階段が一部照明で彩られていて、いろんな絵やら文字を浮かび上がらせていました。案内板も小さいながらありますし、外から見ても「あー、あれか!」と視認できます。
ラーメン街の先にあるので、ここでラーメンを食べてから渡ってみるのもいいかもしれません。
草津線、関西本線、紀勢本線、伊勢鉄道
京都→草津
京都から草津線直通で柘植に向かう列車は夕方に数本ありますが、乗る予定にしていた16:50発柘植行は221系の4両編成だったので見送り、16:53発の米原行きに乗車します。
この日は強風の影響で湖西線のダイヤが乱れ始めており、サンダーバードも琵琶湖線経由になるなど影響が広がり、米原行きも5分少々遅れての到着で、乗車した時はかなり混んでました。
とはいえ次の新快速は米原回りの敦賀行きという最も混む列車で、もっと長い列が出来ていましたので最適な選択だったかなと思われます。
この列車、実は草津17:17着で隣のホームにて前述の柘植行17:19発と接続をしますが、これには乗らずに下車します。(接続はいいのですが113系に乗れないので)
草津→柘植
買い物などを済ませて草津駅の1番線には既に17:39発の当駅始発柘植行が止まっています。
113系の4両編成ですから真ん中の2両(モハ車)に座ります。
先ほどの直通電車と比べてみるといい具合に座席が埋まるくらいの乗車率で発車します。
単線で最高速度は95km/hですが、もともとJR東海でも100km/hくらいで走っていたので、ちょうどいい感じのモーターの唸りを味わうことができます。駅間も4分前後あるので速度も出ます。
貴生川でドッと人が降りて静かになり、柘植まで行くのはほぼ青春18きっぷの乗り換え客ばかりといったところでしょう。18:28に柘植に着きます。
柘植→亀山
だいぶ冷えてきたので窓も閉まる待合室があるのはありがたいです。
18:43発の関西本線亀山行きはキハ120系の2両編成で、後ろの車両はボックス席があるので混んでいて前の車両はロングシートなので座る余裕がありました。
加太までが峠越えで1駅10分もかかります。加太・関を過ぎて亀山には19:07に着きます。
だいたいの人は19:13発の普通名古屋行きに乗り換えますが、もう少し遊びを加えました。
亀山→津
青春18きっぷは伊勢鉄道に乗ろうとすると別で運賃520円を支払う必要があります。津から快速みえに乗る場合、当然その運賃を支払うのですが、この日はダイヤの乱れで面白い展開になりそうでした。
紀勢本線が強風で特急南紀号が遅れており、影響を受けて接続する列車も遅れが出そうです。
亀山を19:27に出るキハ25系2両の普通列車多気行きは折り返し列車ではなかったので定刻に発車します。まだ出来立てほやほやの車両なのか新車のにおいがまだしました。
途中駅で行き違い列車の遅れの影響を受けて津には5分遅れの19:50に到着します。
この時点で南紀8号は22分遅れ。このままだと20:15に津に着きます。
20:14発の快速みえ26号も多気で影響をつけて6分遅れ。こちらは20:20前後と思われます。
とりあえず改札外の吉野家で夕食を食べて作戦を考えます。
津→鈴鹿
津から河原田まで伊勢鉄道の運賃を520円で払い、津から鈴鹿まで南紀8号に乗れば、伊勢鉄道内の特急料金は320円で済みます。四日市まで乗ると青春18きっぷが使えないこともあり、運賃が720円、特急料金が650円で1370円に跳ね上がります。
しかし、自動券売機には津から鈴鹿の自由席特急券がありません!
というわけで車内で買うことにしました。
やってきたのはキハ85系の4両編成。先頭車だけが自由席ですが意外と空いていました。
車内で特急券を購入して14分ほどですがパワーのあるエンジン音を堪能します。
鈴鹿→名古屋
その7分後に快速みえがやってきました。こちらはキハ75の2両編成ですが、やはり空いていて窓側を確保することができました。
若干誤算だったのが、本来桑名で普通名古屋行きに接続するはずが、反対列車の行き違いの都合上接続せずに後続の普通列車を接続対象にしました。結局快速に乗り続けて名古屋に行きましたが、乗る目的だった普通列車は211系0番台ではなく313系の運用だったので、これなら単純に亀山から関西本線で帰っても良かったなということでした。名古屋には14分遅れの21:26着です。
名古屋→豊橋
当初の予定は21:28発の特別快速豊橋行きに乗るので、もはやアウトなのですが、1本前の新快速が米原からの接続を待って15分以上遅れたせいで5分程度遅れているとのこと。
何だか12日に乗った時と同じ状況です。
この新快速には間に合わなかったものの、特別快速には間に合いました。313系の6両編成と少なめですが大垣始発なのでやむを得ないところでしょうか。新快速のすぐあとだったので空いてました。
飛ばしていけば豊橋で22:23発の浜松行きに接続待ちをしてくれるだろうというつもりでしたが、愛知御津の手前でブレーキがかかり、強風による抑止にあってしまいました。
これは前を行く新快速も同様で、結局接続するはずの浜松行きは出て行ってしまいました。
何とか抑止が解除されたものの豊橋には22:38の到着です。
本来乗り継いでいけば菊川より先静岡までは行けるはずなので、該当する人は申告してくださいとのことでしたが、ギリギリ22:41発の新幹線で浜松か掛川まで運んだのでしょうか?
豊橋→浜松
次の浜松行きは22:51発です。既に新快速からの乗り換え客でかなり混んでおり、そこへ飯田線が遅れて到着したのを待ったりして22:55くらいに出発しました。
新所原まではよかったのですが、新居町までの間が強風のため再び抑止に遭います。
もはやヤレヤレといったところですが、何とか23:38くらいに浜松に着いて、23:27発の掛川行きに接続させていきました。
既に後ろには米原発23:45着の快速浜松行きがなぜか定時できていました。