大井川鐵道大井川周遊きっぷの活用法①

ひとり旅
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大井川鐵道とは?

大井川鐵道は静岡県中部の東海道本線金谷駅から井川までを結ぶローカル線で、SLやトロッコの他、かつて大手私鉄で走っていた懐かしい車両が多く走っているので、鉄道好きな人にはたまらない路線です。
金谷から千頭までを結ぶ本線と、千頭から井川までを結ぶ井川線(南アルプスアプトライン)に分かれていて、SLは本線を、トロッコは井川線を走っています。

大井川鐵道で取り扱っているフリーきっぷの種類

大井川鐵道にはいくつかフリーきっぷが存在しますが、全線に乗車するものは2日間もしくは3日間の大井川周遊きっぷになります。

大井川鐵道大井川周遊きっぷ2日間を使ってみた(一日目)

出発直前に運転見合わせ情報飛び込む?!

2021年8月4日(水)
取りあえず予定としては金谷駅近くにあるネットで予約できる駐車場に停めて普通列車で千頭駅に向かうつもりでいたのですが、いきなりのアクシデントが発生しました。

本線上で倒木の為運転見合わせ?!

何気なくアプリの乗換案内を見ていたら登録路線に運行情報マークが付いています。調べてみたら大井川鐵道本線でした!

大井川鐵道本線は門出~神尾間で倒木の為運転見合わせ

ということで、運転再開見込みも不明と出ています。ちなみに午前7時前の情報です。
倒木の場合、現地までの移動、撤去作業、安全確認などがあるので最低でも3時間くらいはかかると踏んでいます。

井川線は動いているみたいなので、予定組みなおし

井川線については通常運転の予定ということで、そもそも始発が10時過ぎですから、本線はダメでも井川線だけ乗るか!と考えます。
あくまで目的は”車内が空いている列車に乗る”ことが前提なので、きかんしゃトーマス号の運転日は混雑が避けられなくなり、それのない水木で済ませたいということもあり、木金への延期はせずにしたいところ。
本線は代行バスでの運行もありえるけど、列車に乗るのが目的だし、まぁ今日は井川線中心に動くことに専念することにして出発です。

千頭駅まで車で出かけることに

駅横の道の駅駐車場に停める

ただ本線についてはバス代行輸送は再開したとのことですが、時刻も所要時間も分からないので、時刻表通りの井川線に乗るには千頭駅まで行く必要があります。ということで車に乗って向かいました。
浜松からはずっと下道を通りますが、磐田、袋井、掛川、金谷とバイパスが続くのですいすいと移動して目標の11時よりも15分くらい前には千頭駅に到着しました。横に道の駅音戯の郷があるので、そこの駐車場に停めていきます。

大井川周遊券きっぷを購入

千頭駅の改札口で大井川周遊券2日間きっぷを購入することが出来ました。
この大井川周遊券の発売は有人駅ということになるので、金谷、新金谷、千頭の3駅で購入が可能ということですね。
つい思い込みで現金のみと思って現金払いしましたけど、千頭駅ではクレジットカードでの支払いも出来ました。

本線は相変わらず運転見合わせで代行バスが出るものの時間などは未定で所要時間もかなりかかるとのこと。とりあえずは井川線の運行状況と時刻表を確認します。

井川線は通常運航とのことで、次の井川行きは12:29発までなく、前の便は10:20に既に発車しています。時刻は10:55、さてどうしようか?
バスの時刻表を見ると、11:00発の閑蔵駅行きがあります。駅にある紙の時刻表をもらって途中駅の時刻を見てみると衝撃の事実が!

閑蔵駅行きのバスに乗車

大井川周遊券や井川寸又峡周遊きっぷ(当日有効2,100円・井川往復だけでも540円おトク)は途中の閑蔵までは井川線と並行するバス路線にも乗車することが出来るのですが、実は千頭から閑蔵までトロッコ列車で一時間半かかるのに対して、バスはわずか30分と三分の一の時間で行けてしまいます。
40分前に出発したトロッコ列車に接岨峡温泉駅前バス停着11:26、列車の発車は11:30、何とかなるかもしれません。そこがダメでも閑蔵駅で接続できます。
ということで、駅前のバスのりばからバスに乗ります。乗客は自分を含めて3人でした。

接岨峡温泉駅で列車に追いつく

バスの停留所は少ないのですいすいと走っていきます。奥泉駅まで10分ほど、ここで1人下車します。
長島ダムが近づいてくると横に井川行きのトロッコ列車が見えてきました。ちょっと予定外の展開でしたが、本線の遅れの影響で出発が遅れたのでしょうか。
とはいえここでの乗り換えは何度か経験しているので、そのまま乗車していきます。
運転手がどこまで乗るの?と聞いてきたので、接岨峡温泉まで行って列車に乗りますと告げます。
バス停に着くと、この道を上がっていけば駅だよと教えていただき歩いていきます。

 

地図を見ると3分で行けると出ていますが、よく見ると途中で点線になっています。
実際は道を上がり切って線路を渡っていくので300mくらいの距離があり、上り坂ということもあるので5分くらいかかるとみたほうがいいかもしれません。
今回はたまたま列車が遅れたこともあって間に合いましたけど、通常ダイヤですと閑蔵駅での接続としたほうが安心ですね。
もう列車が入ってきていますが、肝心な改札は閉まっていました。何ともぶっきらぼうな感じの駅員さん(地元の方が代行?)に声をかけて開けてもらってホームへ出ます。

井川駅へ

列車は4両編成、予想通り先頭車両が多めでしたけど、最後尾は誰もいなかったので車掌さんに伝えてドアを開けてもらいます。
秘境駅ランキングベスト3に入る尾盛駅を過ぎ、日本で一番高さのある関の沢橋梁(高さ70メートル)はいつもは徐行しますが遅れているのでそのままの速度で通過。
閑蔵駅で井川からの列車と行き違いをします。なお、閑蔵駅前11:50発の千頭駅行きバスにも接続をしているので(バス停まで2分ほど)急いで移動していく人もいました。
乗車時に下車駅を聞かれるので車掌さんが手際よく案内してくれます。
自分は井川まで行くのでそのまま乗車していきます。
ここから終点井川までの5キロは実に20分もかかり、急カーブとトンネルの連続です。並行する道路も一気に狭くなり、走っていると野生の猿が堂々と道路の真ん中にいたりすることもあります。
遠くに井川ダムが見えてくるとようやく終点の井川で、2分ほどの遅れでした。

井川ダムの無料渡し船で本村地区へ

今回の目的の一つである”井川ダムの渡し船”を体験してきました。
井川駅を下車して下り坂を5分ほど歩くとダムの建物が見えてくるので、その中を通っていくと渡し船の乗り場ののぼりが立っています。

元々は対岸地区への連絡手段として作られる

井川ダムの建設によって湖中に没した道路の代わりに連絡手段として稼働をはじめた渡し船でしたが、住民が減る中で一部を観光用として利用してもらうようになり、それが現在も続いているというものでした。
井川駅そばの井川ダムからこの地区のメインとなる本村地区を結ぶ船は陸路でいくとなかなか勾配の多いところを直線で結べるので実は意外と利用価値が高いものでした。

1日4便・片道15分の船旅

ダム横の乗り場で受付をして、名前や連絡先を記入します(新型コロナ対策・静岡市による)。
降りていくと既に5人ほど乗船していました。
10名ほどになり、受付の女性がそのまま乗り込んでロープ類を外し、船を動かしていきます。
20名乗りの赤石丸は定刻通りに12:30に出航し、おだやかな水面をゆっくりと走っていきます。
特にマイクでの案内もなく、眺めていると夢の吊り橋が一瞬見えたり小中学校の時計を見たりしていると本村地区の建物が見えてきて、これまた小さな船着場に固定して15分ほどの旅でした。

井川大仏から夢の吊り橋を渡り、廃線跡を歩いて井川駅まで歩く

この船の折り返しは14時ということで乗り継げば14:50発の千頭行きトロッコ列車に間に合いますが、一計を案じたルートにしてみます。結果的にはこれが成功でした。

 

静岡市井川地区自主運行バス

この井川地区には自主運行バスが走っていて、大井川周遊券などの大井川鉄道のフリー乗車券とかは使えませんが、井川地区内の移動であれば1乗車200円で利用することができます。
ただし車両は13人乗りのバンと非常に小さく、現状は定員数減ともなっています。とはいえ紅葉などの時期を外せば定員オーバーになるとは考えにくいかな?と思います。
渡し船の乗り場近くにバス停とトイレがあり、ほどよいタイミングで接続しているので安心ですね。

この日は誰も乗車していませんでした。乗る際にどこで下りるかを告げて現金払いです。
夢の吊り橋に行きたい旨を話したら、小中学校入口かなーと言いながら、遊歩道の入口まで行ってくれてそこで下ろしていただきました。
ここまでは1キロ少々ありますが、一方的なきつい上り坂となるので脚に自信のなかった自分はバスを使いましたけど、時間に余裕があり足に自信のある方は渡し船乗り場から歩くのも良いでしょう。

井川大仏

遊歩道を降りていく前に逆にきつい階段を5分ほど上がっていくと井川大仏があります。
突然白い大仏が現れるのでちょっとびっくりしますが、これは地元の歯医者さんが私財を投じて作ったものだそうです。

夢の吊り橋

元の場所に戻り、遊歩道を一気に下っていくと7~8分ほどで夢の吊り橋に出ます。
狭い中にかかっているので、丈夫なんですけど意外な怖さがありました。
橋の真ん中あたりでダム湖側を眺めると、確かに先ほどきた航路から見えたのがこれだというのが確信できました。
対岸に出る時にちょっと上りますが、きつい上り坂はこれが最後です。

堂平駅跡から井川ダムまでの廃線跡ウォーキング

左へ続くアスファルトの道を下りていくとダートになり心細くなりますがそのまま進んでいくと看板が出て大井川鐵道の貨物駅堂平駅跡に出ます。一応休止扱いですが実質的に廃止です。
わずかに残る跡地からのびる線路づたいに廃線跡ウォーキングをしながら井川ダムへと向かいます。
ゆるやかな下り坂とまるまる線路や路盤が残っているので意外と歩きやすく、30分もかからないで井川ダムへと戻れました。途中にトンネルもありますけど、明かりが抜けているので安心して通れます。木陰も多いので夏でもリフレッシュできました。

中部電力井川展示館を見学

ダムに着く手前のところに井川展示館へ入る道があります。
そのままダムまで行って井川駅に向かうところにある階段を上がっても行けますけど、こちらから行くほうがラクです。
井川ダムの必要性やダムが出来るまでの様子といったものを見ることができ、展望室から眺めるダムの眺めもまた格別です。

入場:無料 休館日:月曜日

井川駅から千頭駅までトロッコ列車で移動

井川駅まで少し上り坂を歩きますが、十分14:50発の列車に間に合いました。
こちらも4両編成に乗車していきます。

井川駅

井川駅は標高686メートルと結構高い位置にあり、かつて売店があったであろう廃墟が虚しく残っています。
14:50発の列車は冬場になると最終列車となり、実際に千頭駅に戻ってくる頃には真っ暗です。

トロッコ列車

4両編成でこの日の先頭車両には展望席が付いたものが使われていました。この車両だけは窓がなく、木製のベンチが横向きになっているので人気でした。
途中の奥大井湖上駅で多くの人を乗せていきます。
寸又峡をはじめ、いくつかのおすすめコースがあるので参考にしていただければと思います。

本線が開通したので、一部区間を往復

千頭駅に戻ってくると本線が運行再開しており、通常ダイヤに戻っていました。
ここで乗って往復すると帰りが遅くなるので、駐車していた車で途中の駅まで行ってちょっとだけ本線に乗車しました。

川根温泉笹間渡駅近くの道の駅に停車

川根道の駅まで走り、一番千頭寄りの線路が目の前のあたりに車を停めて、川根温泉笹間渡駅まで歩いていきます。ここは専用の歩道が設けられていて徒歩4分ほどで行けます。
駅自体が非常に古くて印象的でしたが、今はだいぶ手を加えられて日中は中にカフェが営業しているようです。

南海電車と東急電車で家山までを往復

ここから2駅先の家山まで軽く往復してきました。
行きは元南海の電車が、家山ですぐ折り返しに乗り換えますが、こちらは元東急の電車でした。
どちらも地元の高校生とかを乗せながらのんびりと走っていきます。

コメント

  1. […] 前回の大井川周遊きっぷの説明や1日目の行程についてはこちら! […]

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