風っこそうや運休!1日どうする?

ひとり旅

7月27日 朝何気なく見た運行状況

今日から風っこそうや号が運転開始になります。
まだ外を見ると雨は降っているけど、予報の限りでは昼にはあがりそうです。
とはいっても、一応運行状況を見ておこうとJR北海道のホームページを開いてみると・・・

風っこそうやと宗谷号運休?!

大雨の影響により

・宗谷号は旭川~稚内で部分運休となります。

・風っこそうや号は運休となります。

と出ているではないかー!?

ということは、
今日の計画、ほとんどつぶれた~!

もう真っ青です。

何で?どうして?と思ったところで状況は変わりません。

急いで朝食を取って、まずは旭川駅へと急ぎます。


トクだ値きっぷの払戻し

旭川駅のみどりの窓口には6人ほど並んでいて、払い戻しの対応をしている人がほとんど。
自分も昨日発券したばかりのきっぷと、購入時のクレジットカード、及び発行証明となる控券を出す。

  • 旭川→音威子府の乗車券+宗谷号指定席特急券
  • 音威子府→天塩中川の乗車券+風っこそうや号指定席券
  • 天塩中川→音威子府の乗車券+サロベツ2号指定席特急券
  • 音威子府→旭川のトクだ値55(サロベツ2号)

この時点では、旭川→札幌のライラック36号のトクだ値45はキープ。

駅員さんもてきぱきと手数料ゼロでカード口座への返金処理を行い、返金証明にサインをして手続きは10分もかからずに完了。
ついでに道北1日散歩きっぷ(2260円)を購入しました。
結構後ろには列が出来ていたから早い行動で正解でした。


とりあえず道北一日散歩きっぷ

『困ったときはフリー切符』の格言通り、このきっぷを買ってみました。
青春18きっぷの地域限定版的な位置づけになりますが、土日祝日であれば利用可能という点が青春18きっぷとの大きな違いです。
特急や急行列車については利用できませんが、普通・快速の指定席については、別途購入すればこのきっぷで乗ることが出来るというのは青春18きっぷと同じ扱いですね。

札幌近郊の一日散歩きっぷもあります。

同様に札幌近郊にも一日散歩きっぷというものがあります。
両方を併用出来れば効率も良いですが、普通列車の本数がもともと少ないJR北海道内ですので、そうは簡単にはいかないところです。

どこへ行けばいいのやら

時刻表でもあればペラペラめくってさっさと頭に計画が浮かんでくるのですが、最近はスマホしか持ってないので、乗換案内アプリで調べることになります。
途中駅で降りて反対側の列車に乗るという芸当はこのあぷりだと難しいので、経験からの勘も使って、この列車はどの駅で行き違いをして、何分停まるか?を判断します。
とりあえず、行く方向は

  • 石北線 上川方面
  • 宗谷線 永山方面(名寄あたりまでは運転しているらしい)
  • 函館線 滝川方面
  • 富良野線 美瑛方面

だけど、宗谷線はまだ安心出来ないし、函館線は日中ほとんど普通列車が走っていないから、2択(石北線、富良野線)かなー。

まずは美瑛を往復

結局、案内板で一番早い出発の美瑛行きに駆け込みました。
二両編成ですが、発車寸前でも案外空いていたのでラッキーです。
富良野線は、ちょうどラベンダーも咲いているから、ラベンダーでも見ていくかなー?と乗りながら頭の中が切り替わっていきました。

美瑛駅で折り返す。

美瑛に着いて、4月に観光しそこねた青い池等に行くバスに乗ろうと思ったけど、雨のせいか、2台体制で5人しかいないし、ほとんどバスに乗っているだけの行程なのでパス。
そのまま来た列車に乗って旭川駅に戻り、ちょうど反対に止まっているであろう「ふらの・びえい号」が快速運転で富良野まで行くので、これに乗ろうと。
この列車も空いていて、ゆったり景色を眺めてました。
走っている内に晴れ間が見えてきたかな?と思ったら旭川が近づくとまた雨に。

ふらの・びえい号は当たり

旭川駅で予定通りに「ふらの・びえい号」へ。
快速列車の3両全車自由席ですが、特筆すべきは特急型のキハ183系を使っていること。
少し前にすれ違った「ラベンダートロッコ号」がほぼ満席だったのに比べれば随分と空いていました。

リクライニングも出来るし、かなり古びた部類とはいえ、ディーゼルエンジンの唸りを聞くことも出来るからラッキーです。
天気もいい具合に晴れ間も出たりしてきました!
このあと、どこで降りるかを考えてみます。

悩むルート候補

とりあえず出てきたのは

  • ラベンダー畑駅もしくは中富良野駅で降りて、ラベンダー畑駅のファーム富田か中富良野駅のラベンダー園+フラワーパーク等を見たりしながら、中富良野12:34発で富良野へ行き、根室本線の普通滝川行きに乗り換えて滝川13:57着。岩見沢行き普通に乗り換えて、岩見沢からいしかりライナーで札幌へ行く。

というルートで、ほぼこれなら間違いないし、美唄から札幌まで普通列車を乗り越しで1070円払えばOKで、早めに札幌のカプセルホテルに入れると願ってもないルートです。

但し、問題があり、いまだ手元に持っているトクだ値45の旭川→札幌のチケットです。
これを払い戻しするとなると、45%割引=45%の手数料がかかるので、2630円×45%の1183.5円が手数料として引かれるので、あまり得策ではないこともわかります。
どうせならこの切符も払い戻ししておけばよかった・・・となりましたが、仕方ありません。
あとは、ここまでの乗客+車で行く人が居て、相当の混雑がありそうだというのも容易に想像できます。
さて、どうしたものか?

上富良野のラベンダー園

上富良野にも列車が停まるので、調べてみると、こちらにもラベンダー園がある事がわかりました。1キロくらい歩くみたいですが、それなりには広そうなので、こちらへ行ってみる事にしました。
自分と同様に数人の人が降りていきました。

日の出公園はラベンダー発祥の場所

あいにく歩きだしたら小雨がぱらつくという展開。少々上り坂の道を歩いていくと20分ほどで「入口」。ここから山道を15分近くかけてゆっくりのぼっていくと徐々に富良野盆地とラベンダーが広がっていきます。

ここはほぼラベンダー一色なので、他の花畑とのコラボといったものがありません。
少しラベンダーの香りがする中を歩いたりしながら歩いて戻ります。
帰りは、中富良野駅と道路に描かれた案内を見ながら歩いていくと最短ルートで着きます。1100mくらいあるのと、最後に線路を跨線橋で渡らないとホームに行けません。ここに気を付ける必要があります。
どうにか前の列車が出てからちょうど1時間で戻ってこれました。

ノロッコ号で美瑛まで

上富良野駅で、美瑛行きのノロッコ号と、富良野行きの普通の行き違いがあります。
乗客数を見ると、かなり富良野行きを待つ人が多く、ノロッコ号はここで下りたせいもあってか空いています。
再び気まぐれ予定変更!
ノロッコ号で美瑛に戻ります。

窓を開けていられる快適列車

自由席は、外国人の方々が数名乗る程度で、ガタゴトゆっくりと走って美瑛まで24分かけて走っていきます。
再び、計画の見直しなので、旭川に17時までに戻れるルートを考えます。
函館線は深川まで行けるけど、折り返しの普通列車がないからダメ。
宗谷線を先に行くと、石北線に乗れない。
意外と旭川での乗り継ぎが良くありません。

旭川まで戻って、東旭川往復

導き出した答えは、美瑛から普通列車で旭川に戻り、1時間ほど休息をはさんで、14:40発の特別快速きたみで東旭川を往復、続いて宗谷線で比布を往復してくれば、旭川に16:38に戻ってくることができます。
特別快速きたみは、東旭川あたりまでの近郊列車の役割も兼ねており、停車駅が増えました。その代わり1両になってしまいました。
18きっぷの時期も重なって、それなりの混雑になっていました。

すっかりローカル色の郊外駅

何もない・・・という感じでしょうね。
折り返しはキハ40系の単行と、まさにJR北海道のローカル線の典型です。
宗谷線に乗り換えて比布を目指します。こちらもキハ40の単行です。

朝礼台みたいな駅も・・・

南永山駅あたりまでは、旭川貨物ターミナルや旭川運転所があるので、架線が張られたままになっています。
石北線側は何もないまま分岐していき、ラッセル車の集団を見ながら架線がなくなっていきました。
永山駅でドッと降りて車内は閑散としてきます。駅も板べりの簡素なものが出てきたりしながら、終点の比布に到着します。

比布駅はリニューアル

今年亡くなられた樹木希林さんは、ピップエレキバンのCMに出ていたことでも有名でしたが、その当時の比布駅はかなりシンプルでしたが、数年前にリニューアルされて、喫茶スペースや野菜販売所が入る等立派になりました。
その中に、樹木希林さんのメッセージが掲げられていました。

当初のままの筆体で書かれた駅名標

比布駅を折り返し、再び永山駅で多くの乗客を乗せて旭川駅へと戻っていきました。

トクだ値で残しておいたライラック28号へ

最後はライラック36号で、札幌へと向かいます。
指定券込みでこの値段ですから、破格ですよね。
高速バスに乗る人も多くいるけど、これ知ってるのかな?時間は半分くらいだけど。。。
6両編成で3両が指定席ということもあり、自由席も最初からかなり混んでいます。指定席もそこそこの混みで札幌まで向かいました。

札幌駅到着前は徐行が多いので、2分程度の延着になるのは仕方ないところですね。
その分、今日泊まる予定の宿の目印が見えたので、どうやっていくのがいいかが分かりました。地下道通るよりは地上を歩くほうがラクみたい!
結果として、地上を歩くことで迷わずにいけました。
カプセルホテルにチェックインし、ロッカーにあらかじめ分けておいたここからの行動用のバッグだけを持ってすぐに出発です!

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