久大本線の列車は大混雑必至 旅名人の九州満喫きっぷ2日目
旅名人の九州満喫きっぷを使っての旅行2日目、この日は私鉄利用も加わりますが、とにかく驚いたのが由布院でのインバウンド客の多さです。普通列車でも十分影響するので、こんな感じだったというのを伝えていきます。
前日の旅行の様子はこちらから!
別府6:43→大分6:57 日豊本線普通815系2両
まだ夜が明けきらぬ中を出発します。佐伯行の815系2両に乗車しますが、それほどの混雑はありません。別府駅では下り列車の到着アナウンスが女性の声で「べっぷ~、べっぷ~」と流れます。
大分駅で食料を購入して、久大本線のホームに向かいます。2両の到着場所が明示されているので焦る必要はありません。
大分7:24→由布院8:36 久大本線普通キハ220系2両
折り返しの列車が7:15頃に到着します。3両で来ましたが、1両は切り離しされるので由布院側の2両で向かいます。
ほどほどの乗客ですが、やはり女性客が多めでインバウンド客もちらほらと見られます。
途中の向之原で11分停車します。跨線橋に立つと遠くに由布岳らしき山が雲をかぶっているのが見られました。
引き続き急カーブと勾配を登っていき、車窓にもチラチラと雪が積もっているのが見えてきました。
勾配を緩めるのと、湯布院の街に寄るために大きく右にカーブを取って由布院駅に向かいます。
考えてみると、由布市湯布院町にある由布院駅なんですね。合併の際に元の地名を活かして分けて表記していたのが、平成の大合併でむしろややこしくなったようです。
参考までに。由布院と湯布院
40分ほど時間があるのですが、駅前には既に50人以上のスーツケースを持った列ができています。
9:07発の特急ゆふ2号博多行きの改札を待つ列のようです。自由席が1~2両ついているのでそれを待っているのでしょうか?
由布院9:24→久留米11:45 久大本線普通キハ220系単行
街中を歩いてもほとんどインバウンド客でした。この時間帯はあまり店も開いてないので、お土産店に立ち寄りながら時間をつぶし、9時過ぎに駅に行くともう久留米行きの列車が停まっていました。
恐らく8:28に着いた列車の折り返しかと思われ、乗車も可能です。乗るのであればこのくらいの時間帯に乗らないと、次々とインバウンド客がやってきて、こともあろうに座席の前にスーツケースを並べたりします。
列車はまさかの単行ですが、お手洗いは付いているので多少は安心です。
とはいえ、由布院を出る時点で座席は塞がり立ち客も大勢といった感じでした。
途中駅からも乗る人がぽつぽつといるので乗るだけでもなかなか大変です。途中の豊後中村駅は茅葺屋根の駅舎で、ここで特急と行き違いを行います。
50分ほど走った天ヶ瀬でさらに温泉帰りの乗客が多数乗ってきて、果たしてこのまま増結もせず行ったらどうなるんだろう?と思いつつも日田でかなり下車していきました。もちろんその分乗車もしてくるわけですが、やっと座れたという人も多いようです。日田で12分停車しますが、増結もなくこのまま単行で行くようです。
福岡県内に入るとさらに乗車してきて、居住する外国人も多く乗ってきました。混雑関係なく大きな声でしゃべりまくるのが結構迷惑でした。
日田から1時間近い窮屈な車内を経て久留米に到着するとホッとします。幸いダイヤもほぼ定刻だったので、次のことを考えるとそちらもホッとします。早く出る為に、あらかじめ前駅に着くあたりで立って入口付近で待ったのも正解でした。
久留米11:52→新鳥栖11:56 九州新幹線つばめ314号800系自由席
久留米から佐賀までは、普通であれば普通列車の乗継で十分なのですが、そうすると佐賀で1時間待つことになって、さらに唐津~山本間が未乗になってしまうという事情もあり、短区間での新幹線と特急の利用をしました。
それも最短区間の新幹線ではありますが、鹿児島本線と長崎本線を短絡するような感じになるので、わずか4分乗車しました。
新鳥栖12:03→佐賀12:16 長崎本線特急みどり23号 885系6両
乗り換えの間に中央軒名物の焼麦弁当(シャオマイ)870円を購入し、やってきた特急みどりの車内で急いで食べます。
自由席は後ろの2両で、そこそこ混雑していました。この時期だけあってかごはんが冷たくなっていたのは残念でしたが、名物の焼麦(中央軒ではこう書きます)とかしわめしを一緒に食べられるので良かったです。
佐賀12:21→唐津13:34 唐津線普通 キハ47系2両
佐賀からはキハ47系に乗って唐津まで移動します。学生がある程度乗っていますが、2両目はワンマンでドアが開かないのでこちらは少々空いてます。
のんびりとした雰囲気で、駅に到着してからようやく腰を上げて後ろの車両から移動するので、もともと停車時間も1分くらい取ってあるようです。
筑肥線と交差する山本の手前の本牟田部は唐津線のみホームがあり、すぐ横を走る筑肥線はホームがないので走り去っていく作りになっていました。
鬼塚を出ると松浦川に沿うように走り、筑肥線には和多田駅があるのに、すぐ横を通過していき、唐津駅に到着します。
唐津13:41→鹿家13:58 筑肥線普通 103系3両
唐津駅で遅い昼飯の予定でしたが、駅弁で済ませたので、少し乗り鉄に切り替えます。
行き違いとなる鹿家まで103系電車での移動です。
虹ノ松原など松林が迫ってくる海岸を過ぎていくと鹿家駅です。
ここで5分停車します。
鹿家14:04→唐津14:20 筑肥線普通 103系3両
反対側からやってきた車両も103系でした。次の浜崎から乗る人が結構多かったです。
唐津に向かう人が乗ってきて、唐津でドッと降ります。次の西唐津がいわゆる車両基地の要素が強いからかもしれません。
唐津14:26→伊万里15:17 筑肥線普通 キハ125系単行
筑肥線の伊万里行きはボックス席が1人ないし2人埋まっているのでロングシートに座ります。
山本駅から長く唐津線と並走し、本牟田部を過ぎて唐津線が厳木川に沿って離れていくと間もなく肥前久保駅に着きます。ここからも松浦川に着かず離れずといった感じで進み、桃川の手前で松浦川と分かれて西に進路をとり、伊万里市内に入って伊万里駅に着きます。
松浦鉄道の駅とは道を隔てた反対側にあるので、歩道橋を渡って移動します。その途中に無料の伊万里焼資料館があります。
松浦鉄道を回って佐世保へ
伊万里15:33→佐世保18:06 松浦鉄道普通 MR-609単行
伊万里からは旅名人の九州満喫きっぷの本来の力をようやく発揮すべく松浦鉄道に乗ります。
一度全線乗車した際に佐々~佐世保を快速で乗っているので、今回は普通列車のみで乗ります。
ほどほどの乗客がいますが、全線通す客は恐らくわずかでしょう。路線バスに乗っても佐世保までは1時間10分もあれば着くので、倍の時間かかる松浦鉄道は近距離向けをつないでる感じです。
今福や松浦あたりまでである程度の人が下車します。
松浦発電所を過ぎていき、遠くの海を眺めたりしながらたびら平戸口へ。ここで自分以外の全員が下車して誰もいなくなります。
江迎鹿町から学生が乗ってきて、清峰高校前からは長崎清峰高校の学生が乗って賑やかになります。
佐々で7分ほど停車する間に駅を撮影したりして、相浦あたりからも乗車が増えてきました。
とにかくこまめに停車していき、佐世保駅まで46駅もありました。
佐世保18:10→諫早19:38 佐世保線・大村線普通 YC-1系3両
佐世保からは長崎行きの普通列車に乗り換えます。
3両あるのでそれほどの混雑はありません。早岐でハウステンボスに行くと思われる乗客が乗ってきて、次のハウステンボスでイルミネーションを見る客も含めて一気に下車します。
次の南風崎で反対列車が遅れて5分以上停車しましたが、徐々に回復していきます。
新幹線駅の新大村で乗り降りする人もいます。大村で一定数の乗降があり、岩松から7分と長い区間を走ると諫早です。
諫早駅のすぐ東にあるSHIN-HOTELに泊まり、駅ビルに入っているラーメン店で夕食とし、あとはコインランドリーで洗濯と乾燥に充てました。
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