兵庫・岡山・鳥取のローカル線未乗区間を効率よく乗車
修行僧の朝は早い
2024.6.10月曜日、一日会社を休んで旅行を延長。
地味なローカル線をまとめて乗車していきます。
このまとめて乗車がなかなか厄介で、日中はほとんど走っていないなどで接続が悪い箇所が必ず現れるため、結局朝早く起きて対応するといった修行僧のような行動がおきてきます。
姫路5:29→上郡6:00 山陽本線普通 115系3両
姫路を5:29に出る普通列車で岡山方面に向かいます。
乗車券はあらかじめ智頭までのものを購入しておきます。智頭急行経由ですがJR駅でも買えるんですね~!
この電車が入る前にサンライズ出雲・瀬戸が発車していきました。その昔、浜松からノビノビ座席に乗車して姫路まで移動したことがあり、この普通列車はそれ以来の乗車となります。
115系の3両編成が朝からモーターの唸りを響かせて走っていきます。
相生を過ぎて、智頭急行の接続駅である上郡で下車。智頭急行の乗り場はホーム西側の外れにあります。
上郡6:32→智頭8:00 智頭急行普通 HOT3500系1両
乗り換えると、既に始発の智頭行きが1両で停車しており、数人の客がいます。
30分も待つなんて随分早いなぁと思ったら、何人かは途中で降りてJR線のほうへ移動していきます。
この列車が大原発の始発列車の折り返しということで、どうやら外で待っていても暑いので座っていられるこの車内で待っていたようです。
そんなのんびりした車内を数人の客を乗せて発車します。
高架線で高規格な線路を敷いてあるのでトンネルでどんどん短絡しながら進んでいきます。
久崎で反対列車と行き違いをします。通学の高校生が多く乗っていました。
次の佐用で姫新線と接続。高校生や他の乗客は皆降りて姫新線に乗り換えていきます。
大原の手前には宮本武蔵という駅があり、ちょっと古風な待合室がありました。
大原でスーパーはくとと、あわくら温泉ではスーパーいなばと行き違いを行い、相変わらず駅舎がピンク色に塗られて恋一色の恋山形駅を過ぎていくと智頭駅に到着。
智頭8:16→津山9:24 因美線普通 キハ120系1両
智頭からは因美線に乗り換えて津山へと向かいます。
この路線は1日7本しかなく、日中がほとんど走っていないので乗り換えを悩まされる路線です。
キハ120系1両に4人というわずかな乗客を乗せて発車。鳥取方面に向かう列車が3両編成で結構乗車しているのと比べると随分な格差です。
すぐに25キロの徐行区間が現れるなど、保線作業もおぼつかないような状況がみてとれます。
那岐を過ぎて長いトンネルに入ると鳥取県から岡山県に入り、美作河井駅に到着。
この区間はかつて急行列車も通っていたのですが、随分とひなびた感じがします。
それでも当時の様子を物語るような立派な駅舎や駅名標が残されているので写真におさめていきます。
高野あたりで津山の市街地に入ってきて東津山で姫新線に合流し、津山駅に向かいます。
津山9:56→佐用10:54 姫新線普通 キハ120系1両
津山からは姫新線で佐用に向かいます。新見方面は6本、佐用方面は10本しか直通する列車がありません。こちらもかなりのローカル線ですが、姫路から新見まで長く、系統も新見~津山、津山~佐用、佐用~播磨新宮、播磨新宮~姫路と4つに分かれているので全線乗車するだけでも相当の時間を要します。
乗車したのはキハ120系の1両でそこそこ混んでいます。
かつては乗ったら延々と人の気配もないようなところを進んでいく気配が強かったですが、郊外でもところどころにコンビニがあったりと国道179号線に沿いながら走っているせいもあって人の流れが感じられるようになりました。
こちらもかつては急行列車が走っていたこともあり美作土居や美作江見といった駅舎は歴史を感じるような作りになっていました。
佐用11:04→播磨新宮11:33 姫新線普通 キハ122系1両
佐用からはキハ122系の1両に乗り換えです。こちらもそこそこ混んでいます。
昼時は2時間に1本まで減るせいもあるのでしょう。
キハ120系よりもパワーがあり、シートも1列+2列の転換クロスシートが付いているので幸いにも1列シートに座れました。線路も少々改善されたのか乗り心地も良く進んでいきます。
播磨新宮11:35→姫路12:05 姫新線普通 キハ127系2両
播磨新宮ではキハ127系の2両編成に乗り換えます。かなり姫路も近いので2両でも混雑しています。
日中ところどころ1時間1本の割合になりますが、30分に1本程度の輸送頻度になっており、各駅での乗降も多めです。
2駅だけ走る余部行きの列車もあるなどなかなか需要の高まりを感じさせる中、播但線と同じホームに到着。乗り換えは専用の乗り換え改札を通ることになります。
姫路12:12→大阪13:13 山陽本線新快速 233系12両
乗り換え改札を過ぎて、きっぷを浜松に帰るきっぷで再度通過します。
新快速は後ろの車両で何とか窓側に座れました。加古川ですぐに座席が埋まり、大阪まで各駅での入れ替えがかなりあります。
大阪13:19→天満13:21 大阪環状線外回り 323系8両
大阪から天満まで1駅大阪環状線で移動します。ここは最後までどう移動しようか悩んだのですが、結果的に食べ物の誘惑に負けました。
ストライク軒のラーメンへ
歩いても5分ほどのストライク軒で醤油味の全部乗せいきました!
ここは福井の伝統工芸アイドルグループ”さくらいと”の護國まいさんがアルバイトしていたところでもあり、一時期コンビニでも発売された有名店です。
ホッとした気分になって再開します。
再び普通列車の旅を再開
天満14:02→天王寺14:21 大阪環状線外回り 323系8両
天満からは京橋、鶴橋方面の電車に乗って天王寺まで移動していきます。いかにもっていう感じの大阪のおばちゃんの威勢のいい笑い声とかが車内に響いてました。
天王寺14:25→王寺14:57 関西本線普通 221系6両
天王寺からは関西本線の普通列車に乗り換えます。乗り継ぎがあまりよくないこともあり焦らずに普通列車に乗っていきました。こちらはJR難波始発なので着席率も高いです。
久宝寺で快速に追い抜かれます。201系に当たらないかな?と思ったのですが、残念ながら乗ったのは221系でした。
王寺15:07→高田15:24 和歌山線普通 227系2両
王寺からは和歌山線普通五条行きに乗車。2両編成のワンマンカーで高校生もぼつぼつ乗り出してきました。進路を南にとって一気に進み、近鉄大阪線を過ぎたあたりがJR五位堂、近鉄線とつかず離れずになりながら東進して高田に到着します。
高田15:27→奈良16:12 桜井線普通 227系2両
桜井線通称万葉まほろば線に乗り換え。こちらは高校生に多数占拠されているのでロングシートに座っていきます。単線区間が続きますが、畝傍とかの駅舎は年季を感じさせます。天理を過ぎていき、北上して奈良を目指す途中に京の終わりと書いて京終(きょうばて)という駅があったり、駅名がなかなか面白かったです。
奈良16:24→京都17:30 奈良線普通 221系6両
奈良で京都行きに乗ろうとすると外国人の多いこと!半数は外国人ではないでしょうか。
宇治までは先着することもあり快速を待つよりは乗っていく人が多いようです。
ここも単線区間がほとんどなのであまり速度は出せませんが、以前よりは行き違いできる場所が増えたようで長い待ち合わせはなくなりました。
宇治で快速列車をやりすごしても乗っているのは、普通しか停まらない稲荷駅で伏見稲荷大社に行くからだと思われます。
案の定稲荷駅で大量の乗降があり、さらに外国語が飛び交う中京都駅に到着しました。