どうする家康めぐりに!浜松浜名湖まるっとパス

ひとり旅

遠鉄電車、天竜浜名湖鉄道、遠鉄バスが乗り放題のフリーきっぷ

2023年の大河ドラマは「どうする家康」が放映されます。
徳川家康といえば出世城となった浜松城ということで、私の地元浜松市でも気合の入った取り組みがなされています。
その中で浜松まるっとパスを使ってみたのでレポートしてみます。

浜松浜名湖まるっとパスとは

浜松まるっとパスと浜松・浜名湖まるっとパスがあります

まずは大きく

・浜松まるっとパス
・浜松浜名湖まるっとパス

に分かれます。

どちらでも共通なのが

・遠州鉄道の電車とバスが乗り放題
・天竜浜名湖鉄道が乗り放題

浜松浜名湖まるっとパスではそれに加えて

・浜名湖遊覧船と舘山寺ロープウェイが乗り放題 となります。

デジタル版のみのチケットであるという点

そしてデジタル版のみのチケットになります。
アプリ「EMot」の中で購入、利用する形になります。

2日用、1日用、6時間用の3種類から選べる

特徴的なのは2日間、1日間、6時間の3タイプがあることです。

  浜松まるっとパス 浜松浜名湖まるっとパス
2日間(施設利用券2枚) 2,500円 3,000円
1日間(施設利用券1枚) 1,500円 2,100円
6時間(施設利用券1枚) 1,200円 2,000円

1枚500円相当の施設利用券が付きます

周辺の提携施設のレンタサイクルやガラス細工体験、入湯料等22の中から500円分の施設利用券として利用でき、1日券と6時間券は1枚、2日券は2枚付いてきます。

HAMANAKO 2DAYS PASSが安くなって施設利用券もついたお得感

浜松浜名湖まるっとパスとほぼ同じ内容のきっぷでHAMANAKO 2DAYS PASSというものがありますが、3,360円で施設利用券とかは無いので、実質1,360円ほど安くなる計算ですね。

12月18日 実際に使ってみる

新浜松→西鹿島

あらかじめアプリをダウンロードし、希望するきっぷ(今回は浜松まるっとパス)を購入。
理由は浜名湖遊覧船や舘山寺ロープウェイは上記のHAMANAKO 2DAYS PASSで乗っているためで、1日ではとても回り切れないからです。

遠鉄電車を利用する場合、新浜松駅の改札や電車を降りた時もアプリの画面(電車が動いています)を見せればOKです。
ただ、EMot全般にいえるのですが、常時バックグラウンドに置いておくとバッテリーの消費が非常に速く1時間で10%近く落ちることもありました。

西鹿島→森町病院前

西鹿島からは天竜浜名湖鉄道に乗車します。
アプリの画面が遠鉄電車と遠鉄バスが動いているだけなので、天竜浜名湖鉄道で使えるのだろうか?と若干の不安がよぎりましたが、降車の際にアプリの画面を見せれば問題なく降りられます。
12月で青春18きっぷの時期に入ったこともあり、普段より乗客が多くなったなと感じます。
列車の行き違いを見計らうと遠州森の1つ手前である森町病院前が便利です。

森町病院前→天竜二俣

折り返しでやってきた列車はうなぴっぴ号のリニューアル車でした。
音街ウナのキャラクターが車内いっぱいに飾られた車両で、天竜二俣止まりにもかかわらず多くの人が乗っているのは、これで下車すると転車台ツアーの時間にピッタリ合うからでしょう。
天竜二俣駅の売店「てんはまや」でも施設利用券が利用できます。

天竜二俣→浜名湖佐久米

小休止をしてさらに西へと向かいますが、こちらの列車もボックス席が埋まっており子供連れも多く車内も賑やか。都田駅のカフェで降りたり、気賀の関所へ向かう人やら途中での乗降もありながら寸座から浜名湖を見下ろすと、次は浜名湖佐久米駅です。
今年もいました!ユリカモメの群れです。

浜名湖佐久米駅のユリカモメ

パンきれやかっぱえびせん等を見せると怒涛のように押し寄せてきます。
すっかり住みかとして定着しているこの風景は1月の終わりくらいまで見られます。
駐車場も常に一杯ですが、誰もエサを持っていないと沖合にスーッと引き上げてしまうので、必ずエサをもっておびき寄せましょう。

浜名湖佐久米→金指

けたたましい警笛が鳴ってもなかなかどかないユリカモメをかきわけながら列車に乗り込みます。
だいたい20分ほど浜名湖佐久米駅で滞在できるので十分だと思います。
やってきたのは花のリレープロジェクト号、地元金融機関が主催する天竜浜名湖鉄道沿線と駅を花でいっぱいにしてきれいにする活動のラッピング列車です。

金指駅前→鹿谷町

ここからはバスに乗車します。
金指駅前のバス停は駅を出てすぐの国道257号線を渡り左に2分ほど歩いたところにあります。
30分に1本の割合で浜松駅行きがやってきます。乗車した時はまだ数人ですが、徐々に乗ってきます。
ただ市街地が近づくと各方面からのバスも合流してくるので先行車両に集中していく感じです。
乗換案内ですとおおむね浜松北高バス停が案内されますが、もう1つ先の鹿谷町バス停で下車すると目の前がミニストップなので、補充にちょうど良いです。あとは各方面共通のバス停なので迷うことがないのもポイントです。

鹿谷町→すじかい橋

舘山寺方面に向かうバスに乗車します。個人的には金指から葵町を出て西進しすじかい橋からフラワーパーク方面を目指す路線があるといいのになと思います。
葵町から金指、浜北方面に接続すればそこそこ需要ありそうですが。
舘山寺街道を進みながらもほとんどの人が自分の降りるすじかい橋よりも先に行く長距離客だったのには驚きでした。

ぬくもりの森は施設利用券で入場無料に!

すじかい橋バス停から5分ほど歩くとぬくもりの森があります。
休日は駐車場や交通整理の人がいるので迷うことはなさそうです。
ここは入場料が500円ですが、施設利用券で無料になります。
入場の際に「浜松まるっとパス」ですと言うと、それ用のQRコード用紙を出されるので、利用するボタンを押してQRコードを読むと入場券代わりになります。

ここはジブリのような雰囲気で中にはアクセサリーショップなどが入っています。
興味がない人にとっては外観を見て歩けば5分もあれば十分なところですが、好きな人がいけば1時間コースになるでしょう。

すじかい橋→浜松駅前

このあたりのバスも30分に1本程度です。
時間に余裕があればフラワーパークに足を伸ばして、冬の間ならばイルミネーション、春は夜桜見物といったものもおススメです。

新浜松→西鹿島→二俣本町

ついでに遠鉄電車をもう1往復しました。
運よくエヴァンゲリオン車がやってきました。
天竜浜名湖鉄道はキハ20塗装で、現在は「シュート!」のヘッドマークが付いてます。

二俣本町→西鹿島→浜北

すぐに折り返しでやってくる花のリレー車で西鹿島駅に戻り、遠鉄電車で浜北駅に降ります。
この間でだいぶ日も暮れて寒さも身に染みてきました。

なゆた浜北のイルミネーション→遠州病院

最後に浜北駅前のなゆた浜北イルミネーションをちょっと眺めてから12分後の電車に乗って帰り道につきました。
これだけでも4000円近い内容になるので、2000円のチケットからすると倍くらいモト取りました。
やはりおススメは2日間きっぷで、舘山寺をメインにするならば浜松浜名湖まるっとパスを、舘山寺の遊覧船やロープウェイを使う予定がなければ浜松まるっとパスを選ぶのが最適です。

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