岡山発、主に広島地区の乗りどころをめぐるおすすめルート
青春18きっぷを使った旅、今回は岡山駅を起点にして広島駅に向かうまでの一日ということでやってみました。あまり知られていない上手な使い方やルートも紹介していきます。
昭和と平成を駆けた117系に乗車
岡山駅を6:45に出発する普通三原行は117系電車の4両編成。2ドアでクロスシートがずらっと並ぶ様子はかつて関西や東海地区で新快速として走った時を思い起こさせます。
個人的には中間のモハ車がおすすめ。特急踊り子で使われた185系と同様のMT54型モーターの音が存分に味わえます。
冬になると日の出が7時を過ぎるので、走っていく途中で日の出となりました。
四国への玄関口尾道を抜けていく
福山を出て瀬戸内海に沿いながら走っていくと、しまなみ海道となる橋の下をくぐったり、千光寺山ロープウェイを眺めながら尾道へと入ります。
瀬戸内海がきれいに眺められるのもこの区間で、向島にはさまれて瀬戸内海が運河のように細くなったり広い海岸線になったりしながら糸崎へと向かいます。
糸崎から呉線に乗車
呉線は三原から分岐ですが、8:21発の呉線経由広行きは糸崎を始発とします。
広島地区の電車は全て227系に統一されてしまったので面白味は正直無いですが、呉線の車窓は引き続き瀬戸内海に沿いながら進んでいきます。
意外と三原駅が海に近いというのは知らない人が多いですが、ここから因島や生口島に向かう船も出ていたりとアクセスが良い駅です。
呉線は25キロ徐行区間が多くあるので、ちょっとまだるっこしい感じもありますが、忠海駅からはうさぎで有名な大久野島への船が出るので乗降が多くあり、安芸の小京都と呼ばれる竹原から乗る人も多かったです。
安芸路ライナーと山陽本線を乗り継いで山口県岩国市へ
呉市の東部にある広駅で乗り換えて10:02発の快速広島行きに乗ります。既にかなりの人が座っていましたが、意外にも呉駅で下車する人が多かったです。反対に多く乗車してきましたので混雑ぶりは相変わらずといった感じ。
坂駅までは瀬戸内海に沿っていき、途中駅では臨時のetSETOraとすれ違いました。
広島からは山陽本線の普通列車で岩国に行きますが、先行する11:00発の大野浦止まりの列車を使いながら、前空に戻ったりして時間を使い、岩国に12:13に着きます。
錦川鉄道の清流みはらし列車を体験
岩国からは時刻表に載っていない列車に乗ります。
岩国(正確には岩徳線の川西駅の先にある森ヶ原信号場)から錦町を結ぶ30キロ少々の路線の錦川鉄道で毎月1回定期的に走るツアー列車です。
この列車は、途中の清流みはらし駅に停まる唯一の列車で、地元のお店が提供するお弁当付きで5,000円となります。行きはこの列車で、帰りは定期列車となるので往復の乗車券が付きます。
錦川のすぐ脇に作られた清流みはらし駅は対岸からもよく見えるものの行く手段がなく別の意味での秘境駅といえます。観光列車の要素もあるので途中観光徐行をしながら進んでいきます。
錦町駅まで行って折り返し
この車両は終点に着くと車庫に入るので別の車両で折り返しとなります。
錦町はもともと先が国鉄岩日線として山口線の日原まで延びる予定がここで打ち止めになってしまい、途中まで工事されたところの一部が列車を模したとことこトレインとして春から秋まで行くことが出来るようになっています。
車庫には烏山線からきたキハ40も停まってますが現在は故障中となっているようです。
14:19発の列車で岩国に15:28に戻りました。
青春18きっぷが使える宮島フェリーで厳島神社へ
15:39発の快速で広島方面に向かい、宮島口で下車して宮島フェリーへ向かいます。
ここはJRと松大汽船の乗り場が分かれており、青春18きっぷで乗れるのはJRのみ、普通のきっぷでもお互いの船の相互利用ができないので注意が必要です。
年末ということもあり、帰る人が続々と下りてくる中乗りこんでいきます。
16:10発で10分ほどで着くのですが、海上の大鳥居は令和元年6月から工事中でまだ2年近くかかるとかで見えませんでした。
シカが時々見られる中神社まで歩いていきますが、とにかく人人人、帰る人が多すぎてそれこそ写真を遠くから撮って急いで戻りました。ゆっくり写真撮ってお土産買って~となると1時間以上は必要なのを30分くらいで何とかしようは無理です。
猛ダッシュして16:40発の船に乗り、17:00発の快速で広島に戻りました。
アストラムラインから可部線・芸備線をバスでつないで広島に抜ける
翌朝は、アストラムラインの本通駅に向かいます。路面電車で広島駅に出るとどうしても交通事情に左右される面があるので時間に正確なほうを選びます。
駅には自動販売機で冷たいもみじ饅頭が売られていましたね~。新交通システムなのでスムーズに進んでいき、大町駅で下車します。
徒歩連絡で可部線ホームに入りますが、たまたま駅員がいなくて青春18きっぷの印を押すことがまだ出来ていません。
可部駅で下車してもここも無人のため、改札前のインターホンを押して係員の方にカメラに18きっぷを出して事情を説明すると、乗務員のいる駅で押してもらってくださいとのことで改札を開けてもらいました。
本通 7:22(アストラムライン)大町7:40・・7:45(可部線)可部8:03
可部駅の道路沿いにあるバス乗り場にきた8:20発の広島交通のバスに乗り、中深川バス停まで10分ほどで行き、そこから5分ほど歩くと芸備線の中深川駅に出ます。ここも無人駅なのでそのまま8:45発の広島行きに乗車して広島駅でようやく押印してもらいました。このバスは可部線の中島駅、芸備線の下深川駅を通ります。
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