秋の乗り放題パスで中央本線・北九州・西九州・名鉄②

ひとり旅

二日目・飛行機で山口宇部空港、あとはJRで佐世保へ

秋の乗り放題パスを使った旅行の2日目は、場所を変えて山口県から九州へと入ります。
もちろんその行程にはちゃんとした理由もあったりします。

飛行機で羽田空港から山口宇部空港へ

京浜急行

前日は蒲田に泊まりました。
翌朝が羽田空港出発の場合はなるべく蒲田に泊まるようにして出来る限りギリギリまで寝るようにしています。
羽田空港までの足は京浜急行。バスは正確な時間が読めないので使いません。それに運賃も250円と2019年10月より従来の340円から加算運賃改定により値下げとなり、東京モノレールの浜松町~空港間500円の半額となりました。
だいたい前日はJRを使っていることが多いので、宿はJR蒲田駅の東口にしています。そうすることで京急蒲田駅まで徒歩で10分圏内になります。今回のグランパークホテルパネックス東京はタイミングも良かったのか3,000円でしたしJR蒲田駅から徒歩2分と至近距離でした。

京急蒲田駅まではアーケードを通っていくとすんなりと行けます。
便によって2階から出る場合と3階から出る場合があるので、そこだけ注意してホームに移動し、
JAL系に乗る場合・・・品川寄り
ANA系に乗る場合・・・横浜寄り
に並びます。これは国内線出口が両端にあって、空港の第一ターミナル(JAL)、第二ターミナル(ANA)と区分けしているためで、歩く時間の短縮のために覚えておくと便利です。
横浜からきた特急(なぜか西武線カラー車がきた)は6時台前半でも混んでいますが、糀谷、大鳥居、穴守稲荷で降りる人も多いので座ることもできます。

羽田空港のダイヤモンドプレミアムラウンジへ

今回飛行機を使った2つの理由①年内初搭乗ボーナスをもらうため

羽田空港に到着したら、何気に豪華な雰囲気がある入口をくぐります。
これはJALのダイヤモンドorJGCプレミア会員だけが利用できる専用の入口で、手荷物を預けることや保安検査も行うので長蛇の列に並ぶ必要が無い(実際列になることがほぼ無い)という特典があります。
そこを通過してエスカレーターを上がればラウンジの入口受付で、スマホの搭乗予定QRコードを読ませると、一般的会員のサクララウンジに進むか、優良会員のダイヤモンドプレミアムラウンジに進むかが示されます。
私は2019年に努力したおかげで+コロナ禍による延長でダイヤモンドステータスを持っています。
とはいえ2021年は全く使う状況ではなく、ようやく使える時がきた!という感じでした。
年内初搭乗の際に5,000マイルを獲得することが出来るのと、ダイヤモンドステータスでもらえるeJALポイントが60,000ポイントあり、これを2022年3月までに使い切ることもあって飛行機を使うことにしました。

今回飛行機を使った2つの理由②来年ステータスの維持のため

もう1つの理由はステータスの維持です。
通常ならば年間で80回、あるいはFOPで80,000ポイントいずれかに到達しないとダイヤモンドの下となるJGCプレミアは維持できないのですが、コロナ禍の影響で秋までに75,000ポイントが補充され、残り5,000ポイントでJGCプレミアに到達出来ます。
こちらも年内初搭乗の際にJALカード決裁をしていれば5,000ポイントがもらえるので、1回乗ればJGCプレミアというわけでこれは乗るしかないでしょ!という理由でした。

まだまだラウンジで提供されるものはアルコール類が✖だったりしましたが、少し落ち着く雰囲気の中で、おにぎりやパン、スープ、ハーゲンダッツのアイス等の朝食をとってから出発ゲートへ向かいます。

JAL291便で山口宇部空港へ

さて、九州方面に向かうのですが向かう空港は山口宇部空港。
これは7時台出発でも運賃が安いというのとJRの駅まで徒歩で連絡できるという理由です。
福岡便と比較すると朝一便では福岡便が安いですが、7時台発は差額が5,000円近くあったので選びましたし、徒歩10分くらいで宇部線の草江駅というローカル駅に行けます。そこから関門海峡を通るまでのルートも面白いかな?という感じでした。

この日は天気が良かったので離陸後伊豆七島が見渡せることも出来ましたし、富士山のすぐ近くを通ったので真っ白な姿が見られ、瀬戸内海の島々やそれを結ぶ橋とか景色に飽きがこなかったです。

草江駅から秋の乗り放題パスを利用開始

草江駅から宇部線で山陽本線の宇部へ

9:25定刻に飛行機は駐機場に到着。空港を出て右へ歩いていくと「草江駅徒歩13分」という看板が出ているので、道なりに歩いていけばすぐに見つかります。実際歩くと10分くらいですね。
単線でホームは一面しかない無人駅ですので、ワンマン列車は整理券を取り、そうでなければ車掌から切符を買うようになります。
また思った以上に本数は少ないので、空港にある案内を見たりあらかじめ時刻表でダイヤを調べてから利用しないと悲劇になります。
やってきたのは9:52発の105系2両編成のワンマン列車。だいぶ空いていました。20分少々乗車して10:15に宇部駅に到着します。

117系改造の115系で下関へ、専用415系で小倉へ、411系で折尾へ

宇部駅から下関へ向かう場合、山陽本線のダイヤが1時間に1本しかないのに驚かされます。
今回は10:32発と17分の待ち合わせなので問題ないですが、大動脈の山陽本線と思いきや在来線の本数は東海道本線でいう米原~大垣間のレベルです。

やってきたのは115系ですがドアが2つしかないので117系の改造をした車両だと分かりました。
乗ってみると確かに117系のモーター音がします。かつては地元の東海道本線名古屋地区でも走っていましたので懐かしさがありました。
途中に新幹線駅の厚狭を通りますが接続するのは岡山方面のこだまのみ、博多方面は1時間待ち、美祢線に至っては13時まで2時間以上待ちです。新幹線からの接続は逆に良かったです。
その4つ先の新下関駅も新幹線との乗り継ぎは同様でした。

幡生駅で山陰本線と連絡し、終点の下関へ。14分の接続で九州方面小倉行きがやってきます。
こちらは下関~小倉の区間運転だけになってしまい乗り換え回数が増えました。
415系電車は意外と乗る人が多く4両編成でちょうど良いくらい。あっという間に関門トンネルを抜けて門司に着いて次の小倉でもう終点です。

小倉の待ち時間は9分ですが、急いで改札外の売店で昼食とするパンなどを購入し11:55発の折尾行きの411系4両編成に。こちらは折尾までしか行かないので空いていました。
途中スペースワールド駅(建物は既に撤去されてますが)で特急の通過待ちをするなどのんびり30分、折尾駅に到着します。

若松線、福北ゆたか線で本城、飯塚にはみ出しながら新飯塚へ

折尾駅では30分ほど時間があったので、複雑な駅構造を回っても良かったのですがお手洗いの事情やら昼食やらいろいろあって結局若松線のDENCHAで1駅先の本城駅を往復。待ち時間にお昼をベンチで食べていたら本城から直方行きが到着、折尾駅でドッと乗車して立つ人も。
13:14に直方に着き、1分接続で隣の福北ゆたか線経由博多行き快速へ。かつては国鉄宮田線が分岐していた勝野を通過しながら新飯塚13:31着。次の後藤寺線は13:49発で、もう1駅先の飯塚まで乗車しても乗換には間に合うので飯塚駅で下車。炭鉱の名残りの1つであるボタ山等を眺めつつ反対列車で新飯塚に戻ります。4分の接続となる田川後藤寺行きへ急ぎます。

ディーゼルカーの後藤寺線で田川後藤寺へ、途中からバス代行の日田彦山線で添田へ

後藤寺線

後藤寺線は筑豊地区を結ぶ路線の1つで、途中には廃止された漆生線など超ローカル線がありました。
13:49発田川後藤寺行きはキハ140系1両。多少高校生と年配客が乗っているくらい。
この形式が走る区間も減っておりエンジン音や途中鳴らすタイフォンが心地よいですが、この線の見どころは船尾駅前後のセメント工場群で、山が削られている様はなかなかの迫力があります。

日田彦山線

田川後藤寺では4分の接続で14:14発の添田行きに。
こちらはキハ147系の2両編成なのでかなり空いています。
途中にはかつて上山田線が分岐していた豊前川崎駅があったりしますが、全般的にかつての繁栄の跡を縮小しこじんまりとした駅になったりしています。そんな中でサビが目立つ駅名標があるなどのギャップもありました。14:28に添田駅到着。ここから先は平成29年7月の九州北部豪雨により夜明駅まで代行バス区間となります。

添田から夜明まで日田彦山線の代行バス

添田駅からの乗り継ぎ

添田から夜明まで向かう代行バスは一日わずか4本となっています。
青春18きっぷや秋の乗り放題パスでもそのまま乗車することは可能です。
途中の彦山までと、筑前岩屋から夜明までの系統に分かれた区間運行が主になっていました。
列車内で精算業務を行い、ホームを下りてから来た方向へ戻るように歩いていくとほどなくして添田駅の駅舎、同じくらいの間隔を歩くと代行バスのりばとなります。
19人乗りのマイクロバスが待機しており年配の方が3人と鉄道ファンと思われしき人が1人と私の5人をのせて発車。彦山までに年配の方たちは降りてしまい、2人だけになります。
宝珠山庁舎前バス停から大行司方面に抜けるバスもありますが、このバスは直通経路のうち2本だけ筑前岩屋に向かうので、ここで県道52号線を北上して筑前岩屋駅に向かいます。

筑前岩屋駅経由で見られためがね橋

筑前岩屋駅でUターンしていくと道路沿いにいくつか日田彦山線のめがね橋を見ることが出来ました。
再び大行司に戻ってきて、宝珠山、大鶴とこまめに駅に寄っていったり道路上のバス停に停まっていきます。少し乗り降りがあるくらいで閑散とした車内でした。
ほぼ定刻通りに夜明駅前に到着します。

久大本線で日田へ出てからひたすら西進して佐世保へ

夜明駅での乗り継ぎから日田へ

夜明駅前のバス停は降りてから前に進むと1枚目の写真にある階段に出ますので、これを上がれば駅舎に入り、日田方面に向かうには跨線橋を渡って反対側のホームに向かう必要があります。
ここでずっと待つよりはちょうど入ってきた日田止まりの列車に乗っていきます。キハ200系の2両編成が快適に飛ばしていきますが、学生が多かったこともあり補助席みたいなあまり座り心地のよくない座席に座っていきます。

久大本線で久留米へ

日田では反対側に止まっているキハ220系1500番台2両編成で久留米に向かいます。
途中駅で高校生がドッと乗ってきて一気に混雑してきました。このあたりはいくつか学校があるようで、降りても次の学校の生徒が乗ってきたりして、そうこうしているうちに通勤帰りの人も増えてくる感じです。徐々に日も暮れて暗くなる中、17:19に久留米駅に到着します。

鹿児島本線で鳥栖へ

鹿児島本線は少しダイヤが乱れていたみたいですが、17:26発の区間快速門司港行きが定刻通り811系の8両でやってきました。これだけ長ければ余裕で座っていけます。
このあとの乗り継ぎは少し余裕があるので、鳥栖駅で中央軒のうどんか弁当でも買おうかな・・・と思っていたのですが、見事に既に店は終わっていました。

長崎本線へ。佐賀で佐賀線のディーゼルカーを継いで久保田駅から早岐行きへ

結局鳥栖から佐賀まで8分の乗り継ぎになる17:40発の多良行きに乗ります。817系の2両編成なので学生中心にかなり混雑しています。
20分ほど混雑電車に揺られ佐賀で下車して駅前のコンビニで夕食を購入しておきます。
佐賀からは2駅先の久保田から分岐して唐津へと向かう佐賀線のディーゼルカーに乗ってみました。キハ125系の2両編成ですがこちらもかなりの混雑ぶり。本線上なのでけっこう飛ばしながら久保田駅で下車。ここで夕食を食べながら次の早岐行きを待ちます。これなら佐賀駅で外に出て暖かいもの食べればよかったと後悔しながら20分ほど待つとまたまた2両編成がやってきました。
肥前山口でそこそこ下車しましたが、客の入れ替わりでまだまだ混んでます。しかもここで10分以上停車なので結構ヒマでした。
佐世保線に入り、4つ先の武雄温泉までにかなり下車してようやく静かになってきます。
早岐には19:59に到着です。このあとは特急みどり号が秋の乗り放題パスでも乗れる特定区間になるので乗る予定。

早岐で1分接続の普通列車で佐世保へ

と思ったら、隣のホームに佐世保と行先表示を出した4両編成が乗っていたので慌てて乗ります。
どうやら1分接続の佐世保行きがあったのを知らなかったようです。これで10分くらい早く着けます。
YC-1系というハイブリッドタイプの新しい列車でなかなかの加速度を持っていました。車内もピカピカな感じです。
佐世保に着いて、教会が目立つ通りを歩きながら翌日のことも考えて街中にあるセントラルホテルに泊まりました。

佐世保のライブバー”Good Times Roll”

佐世保に泊まったのは、オールディーズのライブバーGood Times Rollに寄るためです。
たまたま水曜日にライブがあるということでタイミングが合いました。
こじんまりとした感じですが、50’s 60’sの雰囲気を持ったお店で長くにわたって演奏をしているなど長崎県内を代表するお店といったところです。

神戸でのパーティーで見て以来、お店は初訪問

実は以前に神戸でのプライベートパーティーに参加した際にゲスト演奏をされていたのを見ていたので一度は行ってみたいなと思っていたので、すごく偶然の流れに感謝です。
ライブも楽しませていただいたり、よくしていただきありがたかったです。

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