- 長大なローカル線、只見線は朝一番でも混雑
- 只見線 まさかの単行
- 会津若松6:08→小出10:41 只見線キハ110系単行
- 大白川駅で途中駅間の倒木により運転見合わせ
- 1時間20分ほど遅れて小出駅に到着→駅前食堂で昼食
- 小出12:56→越後川口13:08 上越線E129系3両
- 越後川口13:11→十日町13:38 飯山線キハ110系単行
- 十日町14:02→直江津14:56 北越急行ほくほく線 2両
- 直江津15:10→上越妙高15:26 えちごトキめき鉄道妙高はねうまライン 2両
- 上越妙高15:55→長野16:18 はくたか568号自由席
- 長野16:46→小布施17:11 特急ゆけむり3両
- 小布施17:23→信州中野17:36 8500系3両
- 信州中野17:46→湯田中18:05 3000系3両
- 湯田中18:15→信州中野18:30 3000系3両
- 信州中野18:41→長野19:27 3000系3両
- 長野19:41→東京21:16 はくたか574号 指定席
- 東京21:33→浜松22:50 ひかり667号 自由席
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長大なローカル線、只見線は朝一番でも混雑
9月15日(日)は会津若松からのスタート、もちろん目的は只見線です。
会津若松から只見を経由して新潟県の上越線小出駅までを結ぶ135.2kmの長大なローカル線で、全区間を乗り通せる列車は1日3往復しかありません。
それこそ青春18きっぷの時期にはものすごい混雑との噂もあるので、その時期を外して(とはいっても、私のような週末パスを使う人はいますが)乗車してみました。
只見線 まさかの単行
5時45分頃に駅に到着すると、既に改札は通れるようです。只見線のホームへ向かうとちょうど列車が入線してくるところでした。待っていたのは10名ほどですが、やってきた列車を見て愕然としました。「え・・・単行?」
会津若松6:08→小出10:41 只見線キハ110系単行
乗客に地元客はほとんどいないようで、皆さん乗り通しを目的としているようです。あんまりおしゃべりに花が咲いても困るなぁと思っていましたが、幸いにもそれほどではなかったです。
キハ110系の単行なので向かい合わせの1人がけ席もありますし、グループならば2人がけ席でも良いでしょう。6:00頃にはそういう席はほぼ埋まり、ロングシートに座る人も多くなりました。
とはいえ、青春18きっぷの時の噂にあるような混雑ぶりではなかったです。
会津若松→会津坂下
定刻通りに会津若松を出発して、西若松までは会津鉄道と同じ線路を走ります。会津鉄道の車両と行き違いをしていよいよ小出まで他の線との合流もない旅となります。
会津本郷、会津高田駅と西に進んでいきますが、ここで反転、一転して北へと向かいます。
磐越西線の広田駅や堂島駅とほぼ東西に一直線上(距離は10キロくらい離れています)となる場所に会津坂下駅があります。
途中、非常信号受信により一旦停止があったため、5分停車予定が切り詰められました。
会津坂下→会津宮下
会津坂下を出ると盆地が尽きて、一気に山越えとなります。山越えの途中に塔寺駅があり、下りきって只見川が近づいてくると会津坂本駅。そこからは川に沿いながら南西方向に進みます。
会津桧原駅を過ぎると、いよいよ8つの只見川を渡る橋を巡ります。
最初の第一只見川橋梁は上路式のトラス橋なので(乗っていると分かりませんが)撮影ポイントとしても有名です。川霧が残っていて青空とのコントラストが良かったです。通過の際はどの橋も徐行してくれました。
次の会津西方を過ぎると第二只見川橋梁で、こちらも水量一杯の川に陽射しが差し込んできました。
少し走ると会津宮下駅に到着します。
会津宮下→会津川口
会津宮下駅では9分停車。駅舎などを撮影したり、身体を軽く動かしたりしていると対向列車が到着します。会津川口始発の会津若松行きでした。
早戸までの間に第三只見川橋梁を渡りますが、むしろ早戸駅近くにある霧幻峡の渡しあたりの眺めが秀逸で、名前の通り霧が多く発生していて、車も多く停まっており、列車を入れて撮影している人が沢山見られました。
会津水沼を出ると第四只見川橋梁を渡ります。少し走ると金山町役場のある会津川口に到着。
ここで少し乗客の入れ替えがあり、列車も10分ほど停車します。
反対の列車は小出を5:36に出た列車で、意外と混雑していますが、会津川口で40分近く停車するというのんびり列車です。
会津川口→只見
会津川口駅は川(というかダム?)がすぐ近くにあります。ここからは、第3回全国ローカル鉄道サポーターズサミットの参加者が続々と乗り込んできて、只見線沿線の役場の方とかが乗りこんで沿線の解説をはじめます。情報が得られるのはありがたいのですが、できれば他の列車でやってほしかったなぁ。そこは運がなかったです。
第五只見川橋梁を渡ると本名駅。続く第六只見川橋梁は目の前に東北電力本名ダムが見られるという珍しい構図です。
会津横田を過ぎると第七只見川橋梁を渡り、会津塩沢駅を出ると、ちょっとだけ川をまたぐ感じの第八只見川橋梁を渡ります。会津蒲生を過ぎると叶津川を渡る大きな左カーブを描いていき、非常に頂が尖ったような蒲生岳を見ていくと只見に到着します。
ここで件のサポーターズクラブの方たちが下車して静かな車内に戻り、列車は23分停車します。
只見→大白川
只見から大白川は20.8kmで28分かけて進みます。途中には田子倉ダムがあり、かつては田子倉駅がありました。その駅の間は六十里越トンネルと田子倉トンネルという長いトンネルでつながれており、会津の人にとっては悲願の鉄道で新潟県側に行くことができるようになりました。
そんな人の気配が全くしない区間を通り大白川に到着。すぐに発車の予定ですが、動く気配がありません。
大白川駅で途中駅間の倒木により運転見合わせ
列車無線が入り、車掌から、この先の越後須原~越後田中間で倒木があり、運転見合わせとのこと。
ここまで順調にきたのですが予期せぬトラブルです。
幸い大白川駅は駅舎もありトイレや自販機もあるのでそれほど困りません。
ただ、確実に1時間は待つことになりそうで、車掌が全員の行先を聞いて回ります。
まずは代替バスの手配をしたそうで、大白川駅に到着する見通し時間が分かります。
そうするうちに、倒木の撤去作業のほうが先に終わり、代替バスの必要がなくなり発車するとのこと。結局1時間20分ほど遅れて出発します。
大白川→小出
途中駅から乗る人はこれだけ遅れているのもあってかほとんどいません。
倒木区間もよく分からないまま通過していき、1時間20分遅れのまま小出駅に到着しました。
1時間20分ほど遅れて小出駅に到着→駅前食堂で昼食
もともと次の予定は長岡まで往復して越後川口から飯山線に乗る予定だったので、そこを削って飯山線に乗れればOKなため、小出駅で昼食をとることに。
駅前の富貴亭で、岩魚定食をいただきました。ほくほくの身もさることながら、やはりご飯の美味しさが際立っていました。
小出12:56→越後川口13:08 上越線E129系3両
小出駅からはE129系電車に乗って越後川口まで移動。空いており快適に移動しますが、ここでとうとう雨が落ちてきます。
越後川口13:11→十日町13:38 飯山線キハ110系単行
飯山線に乗り換えますが、やはりキハ110系の単行でした。
混雑していて、なんかボックス席では年配男性のグループが酒盛りをはじめていて、結構迷惑です。どうしてこうも気が緩むのかな~と思いつつなるべく近くを避けたロングシート席に座ります。

十日町14:02→直江津14:56 北越急行ほくほく線 2両
十日町では駅舎内で小さなイベントをやっており地元の名産品の販売とかがありますが、ビールで出来上がってる人も多く、換気が悪くて居心地も良くないのでホームで待ちます。
やってきたのは2両編成で、ゆめぞら編成を連結しています。どちらも子供連れがいてうるさいのですが、ゆめぞら編成のほうでガマンしていきます。
直江津15:10→上越妙高15:26 えちごトキめき鉄道妙高はねうまライン 2両
直江津に着いて、えちごトキめき鉄道に乗り換えます。週末パスはほくほく線もえちごトキめき鉄道の新井までの区間が乗車可能なので助かります。
上越妙高がしっかり乗換駅としての役目を果たしているので乗客は多めです。
上越妙高15:55→長野16:18 はくたか568号自由席
新幹線駅にあるお土産店もかなり混雑していました。行楽客がかなりいる中、それでもはくたか号の自由席を目指します。何とか座れたので長野までしばし休憩です。
長野16:46→小布施17:11 特急ゆけむり3両
長野電鉄も週末パスで乗車ができます。かつて小田急で走っていた特急車両に乗ることができるのも特徴です。しかも100円の特急券というのがうれしいところ。
長野駅の改札はギリギリまで行わないので注意が必要です。全車自由席ということもあり、最前列はすぐに埋まりますが、他の席はさほど混んでません。時間も時間なのでしょう。
小布施17:23→信州中野17:36 8500系3両
小布施で下車して、駅前を歩こうとしたらあまりに何もなくて、駅にも何もなくて愕然としました。
かつて東京で走っていた東急車両の電車に乗って信州中野へと向かいます。
信州中野17:46→湯田中18:05 3000系3両
信州中野からは東京メトロで使われていた車両を改造した3000系での移動です。
駅舎はかなり年季の入った木造駅が見られます。
湯田中に着くと、駅前温泉があったり意外と賑やかな感じでした。
湯田中18:15→信州中野18:30 3000系3両
とはいえ、温泉に入っている余裕はないので、そのまま同じ電車で戻ります。いきなり40パーミルの勾配があったりと急坂を下っていきます。
信州中野18:41→長野19:27 3000系3両
帰りは長野までの電車も3000系でした。さすがに各駅停車ですと時間がかかりますが、それほど混雑することもなく長野駅に到着。しかしお弁当を買おうと思っていたお店はどこも閉店時間を過ぎており、せいぜい駅の売店で小さなお弁当を買えた程度。
長野19:41→東京21:16 はくたか574号 指定席
そんなわけではくたか574号の指定席で東京へ向かいます。予想通り混雑しており賑やかだったので、ひたすら音楽を聴きながら過ごします。
東京21:33→浜松22:50 ひかり667号 自由席
最後は東海道新幹線へ。21:23頃にちょうどいい具合にホームに上がったところで列車が回送で入線してくるので、すぐに乗れました。10分前はまだ列も長くなかったので窓側座席を押さえられましたが、発車の頃には通路に立つ人も出るくらい一気に混雑してきて、輪をかけるように品川と新横浜で乗ってきたので、ご愁傷さまですとしか言いようがなかったですが。静岡で一気に吐き出していき、浜松でも相当数の人が下車しました。この列車は臨時列車ですが、時間帯も良いので週末は定期列車かしてほしいところです。