JR東海の北陸観光フリーきっぷでの旅行
福井の伝統工芸アイドルグループ”さくらいと”がミニライブをする日と、自分も加わっているダンスチーム”Honey’s”がメンバーにいる”Cherry’s & THE Downtowns”のライブが重なり、元々予定をしていた黒部峡谷鉄道の旅行と合わせることにしました。
となると切符をどうしようか?と調べてみたところ、JR東海の北陸観光フリーきっぷが便利で使い勝手が良さそうだという結論になりました。
理由としては、自由周遊区間が広い(敦賀~直江津)のと、特急の自由席及び北陸新幹線の金沢~黒部宇奈月温泉の自由席が利用できる点、あとは地元の浜松発の設定があり、米原までの新幹線の指定席が利用できる点と多くのメリットがあります。
デメリットとしては、片道はしらさぎ号(米原経由)、片道はひだ号(高山経由)と往復の経路が異なる点ですが、これをメリットにするならば往路あるいは復路の下呂、高山、飛騨古川で途中下車ができるので、普通車指定席が名古屋あるいは富山まで分けて買うこともできるのを活かすことです。
往路はしらさぎコースを利用
浜松6:32→米原7:34 こだま763号自由席
スタートは米原経由にしました。朝一番のこだま号は普通車指定席が7号車(現在は7,11,12号車)と少ないのであえて新幹線の指定席は取らないようにしました。
予想通り、自由席はガラガラでしたのでゆったりとくつろぎながら米原まで向かいます。
米原8:10→武生9:01 しらさぎ51号指定席
米原で随分と待ち時間が生じるのはあんまり上手い時間の取り方ではないのですが、かといって名古屋からしらさぎ号に乗っていくのも、同様の乗り換え待ち時間が発生し、かつ到着も遅くなるのでやむを得ないところです。
しらさぎ51号は6両編成、指定席も自由席も同じくらいの乗車率(3~4割)で、横に座る人がいなかったのはラッキーでした。
停車駅は長浜と敦賀で、進行方向左側で途中余呉湖や近づいてくる北陸本線を見たりしながら進み、北陸トンネルを抜けるとあっという間に武生に到着です。
福井鉄道・えちぜん鉄道共通一日乗車券を活用
せっかくなので、一日は福井を走る2つの私鉄、福井鉄道とえちぜん鉄道にも乗ることにします。
両社は2016年3月から福井鉄道からえちぜん鉄道の鷲塚針原まで乗り入れるようになって、利用者が拡大するなど良い取り組みが行われています。
2社をまたいだフリーきっぷが1400円で買えるので購入します。
たけふ新9:12→福井城址大名町9:52 福井鉄道急行
今回初めて急行電車に乗車します。
乗ったのはFUKURAMのオレンジ色、低床車の3両編成です。
現在はダイヤ改正が行われて、急行列車の鷲塚針原乗り入れがなくなり普通列車が乗り入れるようになったのと日中の急行がなくなっています。
途中の赤十字前駅までは線路の上を走りますが、田原町までは路面電車のような軌道区間を走っていくので道路の信号機に従いながら進むことになります。
乗り心地は上下左右に揺れますが、車両がそれなりに吸収してくれます。福井駅は経由しないので最寄りとなる福井城址大名町で下車して会場までは歩いていきます。
さくらいとのミニイベントを応援
この日のライブは1ステージのみ、マイクもなしの生声ライブでしたが、追っかけのファンが既に集まっておりカメラワークの邪魔にならないようにしつつも、掛け声をかけたりしながら応援をしました。
福井11:55→勝山12:48 えちぜん鉄道勝山永平寺線普通 1両
軽くお腹を満たしてから今度はえちぜん鉄道に乗車です。
まずは恐竜博物館のある勝山市に向けて、勝山行きの電車に乗ります。
北陸新幹線の開業まで1年を切り、受け入れ態勢の準備も急いで行われている感じですが、走っているのは1両の電車です。新幹線の両数から比べるとあまりの差に愕然としますが、このくらいがちょうどいい感じの乗車率だったりします。
永平寺口あたりまでで近郊の買い物や病院通いの人たちは降りていきます。ちなみにこの列車は終点1つ手前の比島駅は通過となっています。
勝山13:19→福井口14:09 えちぜん鉄道勝山永平寺線普通 1両
この時はまだ恐竜博物館はリニューアル工事期間中だったので、そのまま戻ります。
同じ道を戻るので少々眠くなってきますが、今度は少しずつ乗る人が増えてきました。田原町からの線路と合流する福井口で下車して今度は三国方面に向かいます。
福井口14:13→三国港14:58 えちぜん鉄道三国芦原線普通 1両
三国港までも何度か乗車したことがありますが、こちらの路線にはアテンダントが乗車をしていてきっぷの販売や回収作業を行っています。
三国港まで駅は21もありますが、所要時間は45分なので2分に1駅あるような短い区間が多いです。
三国港15:09→田原町15:51 えちぜん鉄道三国芦原線普通 1両
海が眺められて風情のある駅舎の三国港駅で少し停まったあと、同じ道を戻っていきます。
以前はあわら湯のまちで下車してバスに乗り換えて芦原温泉駅まで移動して北陸本線金沢方面を目指しましたが、今回は時間が合わないのでそのまま田原町まで移動していきます。
田原町15:54→福井駅16:04 福井鉄道普通 2両
田原町からは福井鉄道の普通列車に乗車します。福井駅を経由していくので、福井城址大名町までの往復で18分くらい余分に時間がかかる計算になります。もう少し早く移動できればとも思うのですが、レールの配置が片方向だったり思うようにはいかないのが惜しいところです。
福井16:15→小松17:00 北陸本線普通 521系4両
福井駅からは普通列車に乗り換えて小松駅まで移動します。
サンダーバードやしらさぎをやり過ごしたあとなので、小松までは先行していくことができます。
土曜日のこの時間なので、下校する高校生がいたりと賑やかな車内でした。
小松17:08→金沢17:26 サンダーバード27号
ここからは北陸観光フリーきっぷが威力を発揮します。
サンダーバード号に乗り換えて金沢まで移動します。時間も短いので座れれば座っていくし、まだ人が多ければ立っていってもいいかなくらいの気持ちでいけば、たいがいは福井までに下車しているので座れるはずです。
金沢17:38→富山18:01 つるぎ720号
金沢駅からは新幹線で富山に向かいます。こちらはかがやき号が全車指定席で乗ることができないので、はくたかやつるぎ号の自由席利用となりますが、在来線で行くよりも全然所要時間が速いので助かります。
高岡のライブに合流
富山18:42→高岡19:00
富山駅前のホテルにチェックインしたのち、ライブ会場に向けて移動します。
あいの風とやま鉄道の普通列車に乗って高岡駅で下車、街中を10分ほど歩いていくと、今日の会場であるGoodFellowsに到着。なんと超満員で、立ち見のお客様が沢山いる中、3バンドの演奏を楽しんできました。地元浜松からのバンドがトリで登場。さすがに列車の時間の心配と自分の体力の心配があったので、途中で離脱してきましたが、過去最高の入りで、バンドもお客さんも大盛り上がりでした。
高岡22:40→富山22:58
構内を吹く風が少々寒いなと思いながら待っていると富山行きがやってきます。
さすがにこの時間になると空いてました。