究極に朝早い乗り鉄になってしまいました
前日はライブ(錦糸町ヒューズボックス)を楽しんできましたが、翌日のプランを考えて早めに戻りました。というのも、このプランを立ててしまったからです。
当初は翌朝浅草6:30発のリバティ会津で会津田島に行き、湯野上温泉を回ってから会津高原尾瀬口を16:00に出る普通列車から北千住まで各駅停車限定の移動をしようと考えていましたが、さすがに帰りが遅くなるのと、帰りに各駅停車に乗るとなかなか着かないことでの疲労感がかなり強くなるので、逆パターンを考えました。しかしその場合、始発列車しか選択肢がないことが分かりました。
南千住4:42→北千住4:44 常磐線快速 15両
南千住駅近くのホテルを出て歩いていくと、まだ地下鉄のシャッターは降りたままです。
始発の取手行きで北千住に向かい、東武のホームへと移動するとこちらもまだシャッターが開いてなかったです。
北千住4:58→春日部5:40 東武スカイツリーライン7両
ほどなくシャッターが開いて、始発待ちをしていたオール客?がちりぢりに分かれていきます。
各駅停車の東武動物公園行きに乗車。こんな早い時間に乗ってくるのは大半はオール客あるいはカプセルホテルに泊まって帰る人たちなんだろうな・・・と思われます。
普段は急行とかに乗るので停まらない駅にもこまめに停車しながら進んでいきます。
越谷で外国人客が下りていき、春日部で後からくる区間急行に追い抜かれるので下車します。さすがにこれに乗らないとあとの予定が崩れるので止むを得ませんが北春日部と姫宮駅は通過となります。
春日部5:42→南栗橋5:59 区間急行6両
まだ5:42ですが3本目の列車です。区間急行は1両少ない6両ですがだいぶ下車したのか空いています。
東武動物公園からは各駅に停車して南栗橋に到着します。
南栗橋6:00→栃木6:35 日光線4両
日光線の列車は隣のホームで待っており、1分の乗継で発車となります。4両編成の東武宇都宮行きで乗り換える人はそれほど多くはありません。
ようやく空が明るくなりはじめ、駅間が長くなってきたので徐々に眠くなってきます。
途中駅から乗る人もあまりないまま乗換駅の栃木駅に到着します。
栃木6:43→下今市7:32 日光線4両
乗った車両はまたまた同じような感じの4両編成。
新栃木を出ると、名前も全く知らないような駅に停まっては、誰も降車のボタンを押すわけでもなく、しばらくするとまた走り出していきます。
特急停車駅の新鹿沼で少し乗り降りがあった程度で、50分近く走って下今市に到着。日光行きなのでここで乗り換えになります。
下今市7:37→新藤原8:09 鬼怒川線4両
またまた同じ形式の4両編成となります。どうやらこの編成が日光線を席捲しているようですね。
駅を出ると早速急カーブで大谷川を渡り、難読駅の大谷向に到着。大桑と新高徳の間で小百川と鬼怒川を続けて渡っていきます。ようやく速度が出せるようになって小佐越を過ぎ、鬼怒川温泉を出ると川沿いの巨大なホテル群の裏側を見るように進んでいき新藤原駅に向かいます。
新藤原8:17→会津高原尾瀬口8:53 野岩鉄道普通2両
新藤原からは野岩鉄道の2両編成普通列車に乗り換えます。
これが今回の乗車目的の1つでもあります。何しろこの列車を逃すと6時間近く普通列車の運用がなく、リバティ会津の特急券を持たない乗車で鬼怒川温泉から会津田島までの区間のみ乗車券のみで利用可能となる列車だけになります。
昔ながらのボックスシートに組み立て式のテーブルが昔の急行列車を彷彿させるような車体で出発していきます。車内はだいぶ空いています。幸いだったのはよくしゃべる客がいなかったことで、1組いるだけでも相当旅行気分がつぶされますからね。
トンネルを抜けると駅、時にはトンネルの中に駅がある湯西川温泉なども過ぎていくと、ホームにも山にも雪がみるみる目立ってきました。
上三依塩原温泉口までくるともはやホームも真っ白で、数センチほど積雪しています。この普通列車しか停車しない男鹿高原を過ぎると会津高原尾瀬口に到着。気温もマイナス5℃とすっかり冬晴れの寒さが戻ってきました。
会津高原尾瀬口9:24→会津田島9:40 リバティ会津101号3両
ホームで駅員さんが石油ストーブに火を入れてくれて暖を取っていると、当初乗る予定だったリバティ会津101号が到着します。
自分が乗ろうと思っていた座席のところは、ずっと乗っている人がいたようで、ガラガラの車内であったこともあり、変更しといて良かったなと思いました。
会津田島までノンストップで走り抜けて、電車としての終着駅会津田島に着きます。
会津田島9:45→湯野上温泉10:09 快速リレー101号 AT700系1両
乗り換える快速リレー号は1両しかないですが、クロスシート車両なので座れれば快適です。
ちょうど座席が埋まるかどうかくらいの乗車率です。
5分の乗り換え時間の間に、車内にはトイレがないので駅のトイレをご利用くださいのアナウンスが流れます。
発車すると、すっかり雪景色と化した会津の地を走っていきます。途中の小さな駅はどんどん無視をしていき、湯野上温泉に到着。全国で唯一の茅葺屋根の駅ということで、撮影にきている人も多くいました。
予約制連絡バスで大内宿へ
ここからは猿游号に乗車します。
大内宿までの往復バスで予約制となっています。
そんなにいないだろうとタカをくくっていたのですが、まさかの外国人に大人気の場所になっていたようで並んでいる人が沢山います。
自分はあらかじめ予約をしたはずなのですが、なぜか名簿に名前がなかったので順番待ちに。結果的には乗れましたが危うく乗り残しになるくらいでした。
湯野上温泉駅から20分と出ていますが、天気も良く混雑もなかったおかげで往復とも13分ほどで到着しました。
大内宿は400メートルほどの直線にいろんなお店が並んでいるのですが、インバウンド対応のお店ばかりで、確かにくる客の8割くらいが外国人です。
写真に載っている展望台からの景色を見に上がっていきますが、見事に凍っていてツルツルでロープをつかみながらでないとまず転びます。ヒヤヒヤしながら上っていき撮影をしました。
日曜日ということもあり、あまりお店も開いてなく、開いているところは混雑しているという悪循環でしたので、早めに戻るか~と11:40発のバスで戻りました。
湯野上温泉12:05→会津高原尾瀬口13:02 普通リレー134号 AT700系1両
結果的には1本早めたことで、待ち時間がだいぶ減るようになりました。
普通列車の会津高原尾瀬口行きは最初に乗った車両が戻ってきたようでした。
会津田島ではトイレにいく時間があったので、その間に売店でソースカツバーガーを購入して車内で食べていきます。
各駅停車の駅舎がそれぞれ風情のあるものなので面白かったです。
会津高原尾瀬口13:21→鬼怒川公園14:02 リバティ会津134号3両
会津高原尾瀬口に到着後、ネットで指定券の販売状況を確認し、空いている席をチェックしておきます。リバティ会津は鬼怒川温泉から先が全車満席ということなので、鬼怒川温泉までしか特急券無しで空いている席に座れないことを考えると恐らく今空いてる席は鬼怒川温泉までほぼ空席だろうという予想です。
結構座席は埋まっていましたが、目星をつけていた席に座ることができました。
鬼怒川公園まで乗ってみましたが、鬼怒川温泉駅とは違って有人駅とはいうものの他に何もない駅でした。
鬼怒川公園14:08→下今市14:38 鬼怒川線普通4両
下今市までは普通列車で戻ります。途中でSL大樹6号と行き違いを行いました。SL同士の交換というのは滅多に見られないので不思議な感じです。
駅名標も随分古い感じに作られており、下今市駅に降りてみると駅舎も昔ながらの作りを再現しています。
下今市15:01→鬼怒川温泉15:37 SL大樹7号3両
しばらく待っているとSL大樹7号が入線してきます。こちらは青色の14系と12系の客車が3両連結されています。
蒸気機関車は真岡鉄道で走っていたC11-325で、3両目(一番後ろ)の客車が空いていたので指定席券も3両目で取得しました。
乗るのは2度目で、発車してから終点まで専門のナビゲーターの女性が案内をしてくれるので飽きることはありません。速度もとてもゆっくりで12.4kmを36分もかけて走るので自転車でも追いつけそうなくらいです。
客車特有のチャイムが鳴るのと、クリスマスということで特別なヘッドマークがついており、乗車証明書+アテンダントさん手作りカードの入ったカイロがプレゼントされたのが楽しみかな~といったところでした。
到着後は駅前の転車台に移動してSLが反転する様子を見ながら、お土産を買ったりして過ごします。
鬼怒川温泉16:37→北千住18:32 特急スペーシアX8号 6両
帰りは九州で何気なく見ている時にスペーシアXの空席がわずかに1、プレミアクラスの1人がけで空いていたので時間を確認して取得しました。
どうも人気列車でなかなか取れないとのいわくつきの列車だったので、乗ってみる価値はありそうです。
実際に乗ってみた感じは、プレミア三シートの具合はひのとりのDXシート>アーバンライナーのDXシート>スペーシアXのプレミアムシートという印象を持ちました。
思ったほど高級感が感じられなかったのが1つ、あとは1号車のラウンジに行く人の出入りが多くて落ち着かないのが1つでした。ドアが開くと3号車の一般席からの賑やかな声が響いてくるのもマイナスポイントで、個人的にはリバティ会津のほうがいいかなというところです。