鹿児島中央11:56(特急指宿のたまて箱3号)指宿12:48
指宿のたまて箱は、本来ですと運行開始日の2011年3月12日に乗車する予定だったのですが、まさかの東日本大震災による津波警報を受けて当日の列車が運休となり乗車できませんでした。
それ以後一度もチャンスに恵まれずようやくちょうど12年越しで乗ることができました。
2号の折り返し運用ということで、一旦車内清掃が行われます。その間に外観を撮影しますが、かなりインパクトのある塗分けなので目立ちます。とはいえタネ車はキハ47系の普通列車なのでこちらもワンマン運転だったりします。
特徴である車体から噴き出すミストに驚く人たちもいました。これは浦島太郎が玉手箱を開けてしまった時の煙をイメージしたものだそうです。
いよいよ乗車開始。ドアの前や車内にはアテンダントがついて車内の案内を行ったりしています。
事前予約した人にはお弁当が配られたり、車内販売でサンドイッチやおつまみの販売の他、グッズの販売もテキパキと行われます。
車内は満席。相変わらずの人気の高さをうかがわせます
木をふんだんに使った車内は水戸岡モデルの特徴でもあります。
発車してしばらくは鹿児島市内を細々と走っていきますが、谷川を出ると郊外へと出ていき、五位野を出ると海岸線が近くに見えてきます。
喜入にある石油基地のタンク群を眺めていくと最初の停車駅喜入に到着です。
この状況は指宿に着くまで同じような感じで進行方向右側に当たった場合は、ほとんど眺めが楽しめないまま終わります。指宿までの乗車時間は52分と1時間にも満たないですし、2023年10月より観光列車の指定席料金が500円上がったこともあり、指宿まで普通列車で1020円に指定席特急料金が通常期で1780円もかかるようになりました。
ある程度客が離れていくような感じもします。
指宿駅の近くにはコンビニがあるけど少々遠い
40分ほど時間があったので駅の周りを歩いてみます。砂風呂が楽しめるところまでは距離もあるし、パッと見は何もありません。コンビニはセブンイレブンが徒歩5分くらいのところにあるので、ここで昼食を補充しました。
指宿13:27(指宿枕崎線)枕崎14:49
鹿児島中央を12:02に出る普通列車枕崎行きに乗車します。
こちらは意外にも2両編成だったのと、指宿で結構降りてくれたので余裕をもって座れました。
9分停車したのちに発車。次の山川を出ると枕崎までは1日6往復と極端に本数が減ります。
3つめの西大山駅に来ると異常なくらいの人だかりです。ここはJRで最も南にある駅で知られていますが、近くに見える開聞岳の形が一番きれいに見られるのと相まって異常に人気が出ていて、なぜか列車も2分ほど停車します。
しかし乗客よりも車で来た客が撮影場所を占拠しているため全く撮影できないまま発車。
車窓から眺めているほうが平和
西大山駅から入野駅にかけて開聞岳の北側を東から西へと回っていくので形を変えていく様子が十分に楽しめます。皆さん窓を開けて思い思いにカメラを向けていたので、このほうが平和でいいなと思いました。
たまに海を見ることがある感じで枕崎へ
入野から枕崎まではひたすら海岸に近いところを西に進んでいきますが、高台を走っているのであまり眺めはよくなくたまに海側が開けてチラッとみえるくらいです。
延々と走ってきて鹿児島中央からですと2時間47分もかかって終点枕崎に到着です。
この列車は1時間ほど停留して15:54発鹿児島中央行きになり18:42に到着します。
枕崎市文化資料センター南溟館へ
とりあえず時間を持て余しそうだったので、高台にある南溟館に行ってきました。
位置づけとしてはMuseumなので芸術鑑賞的な要素が強かったです。