浜松市天竜区・夢の架け橋、瀬尻の段々茶畑・大嵐駅・青谷ポケットパークを行く

地元ネタ

天竜区は一日コースになることも?

緊急事態宣言が解除され、ほとんど人の出入りもないというのがホンネである場所にドライブするのも良いかな?ということで出かけてきました。
ただ、天竜区は県境までとなると浜松市内の中心部から2時間半ぐらいかかるところも多く、林道に入ったりすると更に時間を要します。
この日は昼ごはんを食べてから出かけました。

天竜区”月”

ここは少し前にも紹介したのですが、月までもっとも近い看板で有名なところと、このあとに紹介する夢の架け橋の先にあるバス停です。

こちらは伊砂トンネルの手前を左に曲がってすぐですが、分岐点の手前からこの看板が見えています。
ここに止まるバスは平日朝の西鹿島駅行きのみ。それ以外はオンデマンドバスのフリー乗降システムを利用するというもの。

国鉄佐久間線橋梁の再利用!「夢の吊り橋」

かつて天竜二俣から中部天竜までを線路でつなぐべく工事が行われた国鉄佐久間線ですが、超ローカル線で見込みがなく工事中断。橋脚4本が取り残されていたものを2000年の国体に合わせ橋をかけて歩行者・自転車用として完成しました。
すぐ近くに道の駅花桃の里があるので、駐車場に停めてゆっくりと歩くことができます。
この下にボートパークがあるので歩いていくことが出来ます。鉄道路線として完成していたと思われる遺構もちらほら見られました。

瀬尻の段々茶畑

    
少し走ると棚田があります。横の遊具のあるところに停めて眺めてみると細い崖によくもこれだけ積み上げたなぁという感じの茶畑を見ることが出来ました。
ついつい国道152号線を走り抜けることが多いのですが、細い道を上がっていくと最後の案内図のように知らない見どころが隠れていそうです。

県道1号線

旧佐久間町浦川から愛知県の豊根村や長野県の天龍村を経て飯田市に向かう3県にまたがる珍しい県道ですが、佐久間ダムからしばらくは発電所に向かうダンプカーとすれ違うこともあり、待避所があります。手掘りのトンネルはトンネル入り口で直角に曲がったりと見通しが悪いので要注意です。
ほとんど直線がなく、曲がってばかりの道が1時間ほど続く一本道です。

大嵐駅

旧富山村に入ったところで別の道に合流します。集落を抜けて橋を渡ると静岡県に入り、ようやく大嵐駅に着きます。列車ならば水窪駅からわずか7分ですが、車では1時間20分くらいかかるという場所です。
そんな駅ですが行き違い設備もあります。水窪側にある大原トンネルの中までホームが少し入りこんでいました。

消滅集落「夏焼」

駅の南側にある2つのトンネルは旧飯田線で、佐久間ダムにより付け替えられた開業当時のものになります。トンネルを抜けた先で道は尽き、先は廃道となっています。集落に向かう道もあるものの、既に人はいません。時々かつての住人の方が整備にこられているようです。右の写真は県道1号線側からわずかに眺めることが出来た夏焼集落です。

林道西山線とみさくぼ展望所

実は大嵐駅から川を渡らずに右にある山道に入れば水窪へと抜けられます。
ただしこの林道西山線も厄介で、時折石や枝が散乱しているので車を降りて手でどかしながら走る(5回以上やりました)ようなありさまです。
途中の分岐で長野県側(中井侍)にも行けますが、小和田の近くを通るなどさらに長い試練が待っています(一度行って懲りました)。けっこう急坂を登ったりとなかなかの難所です。すれちがいは1回だけでした。
水窪駅が近づくと展望所があって市街地を俯瞰することが出来ます。この道を使っていけば50分くらいで大嵐と水窪を行き来出来ますが、おススメはしません。

青谷ポケットパーク

帰りは旧龍山村にある青谷ポケットパークに立ち寄りました。
駐車スペースもあり、バス停もここに停まります。
木製の貧弱気な吊り橋(峰之澤橋)を渡ってみます。
鳥の鳴き声が響いてとても気持ちが良いです。
適度な揺れとこの細さに少しビビるかもしれませんが、往復してみる価値がありそうです。

まとめ

天竜区を構成する旧天竜市、龍山村、佐久間町、水窪町、春野町は浜松市全体の60%の面積を擁しているものの人口は全体の3%強に過ぎず、自然や昔ながらの風景が沢山残されています。
山を越えた飯田市の旧南信濃村や旧上村などとともに共通する文化も見られるので、じっくりと見つけていきたいところです。

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