12/22 旅名人の九州満喫きっぷ使ってみた②

ひとり旅

日本一普通列車が少ない区間を突破する

旅名人の九州満喫きっぷを使っての旅、2日目は延岡がスタートになります。
延岡から佐伯までの区間のうち、延岡から重岡までの間は上りは2本、下りは1本しかありません。
車両は特急車両を使うので車両のやりくりは何とかなります。
上りの延岡発は6時台と20時台の2本なので、実質乗り通すにはこの6時台の列車を使うことになります。

日豊本線・宗太郎越え

延岡6:10→佐伯7:19 787系4両(乗車可能なのは1両)

6時10分発を待つ人は数人いました。青春18きっぷの時期に入っているので利用する人がいるんでしょうね。アナウンスを聞くと4両編成でやってきて先頭の車両だけが開放されるようです。
南延岡始発なので、真っ暗な中から列車が見えてきました。4人組の年配の人はなぜか後の車両に入っていきます。先頭車両に乗っている人は5人ほど。すぐに車掌が検札をはじめます。
しばらくしたら4人組の人が戻ってきました。後ろのグリーン車は開放されてないのかも?

重岡に着くとぞろぞろと高校生が乗ってきました。この区間ってほとんど無人で走るものだとおもっていたのでビックリです。佐伯からやってきた普通列車(こちらはこの列車が普通列車の最終)と行き違いをして、ここからは1日3本の区間になります。といっても朝1便、夜2便なのですが。
上岡駅で特急列車と行き違いを行って、すっかり明るくなった空の佐伯駅に着きます。

佐伯7:49→大分9:04 813系4両

佐伯では30分ほどの待ち時間。駅隣にコンビニがあるので、朝食を買って待合室内で食べます。
待合室内は充電設備もあったりするので列車を待つ高校生が使ったりしています。
佐伯止まりの列車が着いてこれが折り返しの大分行きになる様子。
多くの高校生が下車していきます。

4両編成なので車内も余裕がありますが、臼杵や津久見あたりで乗ってくる人も多く意外と車内が混雑するのが早いです。
臼杵や北臼杵の駅名標はハートのマークをスキと読ませるものが立っています。
時折入江沿いに走ったりするので車窓右側の眺めがよい感じ。
幸崎まで来ると海岸線に沿って工場地帯が連なり、牧を出ると豊肥本線、久大本線の順に合流して大分駅に到着します。

大分9:14→中津10:42 815系2両

大分駅で待っていたのは2両編成でした。幸崎駅始発で大分駅で25分も停車している間に追いつくという感じです。別府方面に向かう人が多く乗車しており混んでいます。よくよく見ると延岡で一緒だった4人組など乗り続けている人も見えます。

別府で観光客が入れ替わり、杵築あたりまで地元の人たちが乗り降りしていきます。
特急列車との行き違いかと思ったら、まさかのななつ星との行き違いでした。

中山香から宇佐の間は同じ大分県内を走る区間ではありますが一番運転本数が少なく、1日12本、2時間空くこともあります。その区間に入ると雪が舞ってくるようになりました。宇佐で行き違いをするので外に出てみると冷たい風が身体に染みてきます。
そこから25分ほど乗っていくと大分県の一番北に位置する中津駅に到着します。福沢諭吉の育った地でもあり、諭吉にちなんだお土産品が沢山ありました。

中津11:15→城野12:11 817系2両

小倉行きの列車も相変わらずワンマン運転の2両編成です。1時間少々走れば小倉に着けるので乗車率も高めです。築城の前後では海側の車窓に航空自衛隊築城基地の施設が見られました。
行橋で特急列車に追い抜かれ、朽網では北九州空港に向かうと思われる人が降りていくとほどなく城野駅に到着します。日田彦山線との接続が1分しかありませんが、同じホームに停車するのが確認できたので急いで下車します。

城野12:12→志井公園12:20 日田彦山線キハ147系2両

ホームのうしろ側に停まっていたのでダッシュで乗り換えをします。
既に高校生が大量に乗っていたので立っていきます。
昔ながらのディーゼルカーといった感じが残った走りはあっという間に志井公園に到着します。
ここで降りていく人も多く、たいがいは企救丘のニュータウン内に吸い込まれていきます。

企救丘12:36→小倉12:56 北九州モノレール4両

志井公園駅を出て左を見るとモノレールの線路が見えていて、反時計回りに下りながら車両基地へと向かっているのがわかります。
5分ほど歩くと企救丘駅に到着。10分間隔で出ているので少し待つ感じです。
マンション群の間から列車がやってきます。次の志井から早くも多くの人が乗ってきました。
少し蛇行しながら走る日豊本線に比べて一直線に小倉駅の南側へと向かっていくので、停車駅の数が多い分時間はかかるものの利用客は多いようです。

小倉13:24→直方14:11 821系2両

小倉駅構内でうどんを食べて昼食として、直方まで直行する普通列車に乗ります。
以前は折尾駅の専用ホームに停車をしていたのですが、大改良によってホームがまとまり福間博多方面と直方方面どちらにも行けるようになりました。
821系の2両編成は今回の旅行では初めての遭遇でした。とはいえ細かなところは817系との違いは分かりませんが、こまめに停車しながら筑豊本線に入り直方駅に到着します。
駅前には大相撲の大関魁皇関の像が建っています。

筑豊直方14:40→黒崎駅前15:14 筑豊電気鉄道低床車5000系2両

筑豊電気鉄道の筑豊直方駅までの距離は1キロ少々なので寒い中を歩いていきます。
10分少々歩くと高架が見えてきて駅舎に入ります。とはいえお店があるわけでもなく自販機で温かいものを補充するくらいでした。
低床車がやってきて折り返しとなります。乗車率はそこそこといったところで、筑豊本線を遠賀川を挟んで対岸を並走するような走りになります。
終点間際の西黒崎駅は工事の兼ね合いもあってか全列車が通過して黒崎駅前に到着。バスターミナルがすぐ横にあります。

黒崎15:26→福間16:00 鹿児島本線813系7両

再びJRに戻り区間快速の荒木行きに乗車します。列車は7両編成と鹿児島本線らしさの長い編成になりました。とはいっても乗車率も相応に高かったりします。
遠賀川を出て内陸部を走って行き、海老津からひと山越えていくと福間まで下り坂になります。
ここで下車して各駅停車に乗り換えです。

福間16:03→南福岡16:48 鹿児島本線811系8両

久留米行きの普通列車は8両編成。地元の宮地嶽神社の灯篭が駅構内に沢山飾られています。
JRになってから新たにできた駅も多く、こまめに停車する感が強いですが、どの駅にも需要が多いのか乗り降りが激しいです。大学関係の駅が多いのも小倉~博多間の特徴といえます。九州工大前、教育大前、福工大前、九産大前と4つもあります。
博多で乗客が入れ替わり、そのまま南福岡まで乗車していきます。

雑餉隈17:03→大橋17:08/17:10→天神17:17 西鉄大牟田線普通/急行

南福岡駅から西鉄の雑餉隈駅までは1キロくらいの距離なので歩いてみました。
途中銀天町商店街というアーケードを抜けていくと高架の駅が見えてきます。
各駅停車と急行を乗り継ぎながら西鉄の玄関口天神へ。さすがにターミナル駅らしい豪華な造りの駅でした。

天神17:25→東比恵17:32 福岡市営地下鉄空港線

天神で看板を頼りに地下鉄空港線まで移動し、福岡空港行きに乗ります。
今回の宿はアパホテルの東比恵駅前ということで博多駅より東になりますが、地下鉄も乗り放題になるので使い勝手が良かったです。早めに入れたので洗濯と乾燥までしていき、夜は中洲川端にあるライブハウスオールディーズへ。明日が早くなったこともあり2回ステージを楽しんできました。

タイトルとURLをコピーしました