青春18きっぷのルート、使い方 牟岐線、徳島線、高徳線

ひとり旅

青春18きっぷだけでは意外と行きにくい香川・徳島両県

阿佐海岸鉄道を挟んで徳島からの一日コース

12月10日、青春18きっぷ利用開始の初日に四国の牟岐線や徳島線に乗ってきました。
この日はファンクラブの抽選で当たった阿佐海岸鉄道のDMV試乗会に参加するために前日に徳島に入っています。

牟岐線 徳島5:31阿波海南行きもあるけど、6:46発牟岐行きを選択

阿佐海岸鉄道は一時間に1~2本の割合で運行されるようになりましたが、牟岐線の阿波海南方面は朝1本のあと4時間空いて2時間おきが5本の計6本と非常に少ないです。
そうなると早朝、冬であればまだ真夜中の寒い中徳島を5:31発の阿波海南行きで出発しなければなりません。
しかし、裏技を使えば多少課金しますが選択肢も広がり無理なく動くことができます。
というわけで6:46発の牟岐行き(2両編成)に乗車します。

途中は通学路線として多数行き違いも

途中の新野までが高校生の通学時間帯にあたりますので結構混雑しています。列車は1500系などの気動車の編成が多いですが、時々キハ47系が現れます。徳島方面の列車本数が多いので、立江、羽ノ浦と連続で3分以上の待ち合わせがありました。
阿南駅でかなり下車して11分停車します。階段が狭いのか学生が登りきるまで時間がかかるくらい一斉に降りました。反対からは一日一本だけの特急むろととすれ違いです。

牟岐が近づいてもなかなか海は見えません

新野で学生が全て降りて静かな車内に変わります。ここから先は駅間も長くなり、日和佐からは延伸区間になることもあってトンネルで一気に抜けたりすることも増えます。
一瞬だけ海辺を見たりしながら8:42に牟岐駅に到着します。

阿佐海岸鉄道へは徳島バス南部を利用

ここから少し歩いたところに徳島バス南部の牟岐営業所があり、9:30発の甲浦駅に向かうバスが出ています。これに乗ると9:50に海南病院に着き、徒歩3分くらいのところに阿佐海岸鉄道の始発となる阿波海南文化村があり、バスの運賃は370円です。
これですと1時間くらい待つことになるので、途中各駅にもバスは停まるので(料金は上がりますが)折り返しのDMVをうまく捕まえる手もあります。
DMVのモードチェンジは乗ってしまうと降りて見ることができないので外から見るのと中で体験するのと両方の時間を作るべきですね!

阿波海南からは2時間おき、徳島から高徳線の接続が悪い

DMVを満喫して昼食も済ませると阿波海南駅を出るのが14:08発の徳島行きになります。
これが1両しかないのがつらいところ。牟岐まではバスで乗ってきたルートを通るので、バスルートのほうが海がよく見えたな~というのが実感できます。牟岐から徳島までは来た道を戻るので昼寝向きかもしれません。
徳島に16:11に着きますが、高松に向かうとなると18:36発の引田行きに乗り、引田乗り換えで高松に20:57着とかなり効率が悪いです。
急ぐならば特急うずしおや、徳島・高松間の高速バスという手もあります。

何と徳島線土讃線予讃線経由のほうが早かった

青春18きっぷを上手に使うならば徳島線を回るという穴ルートがあります。
徳島16:38発の阿波池田行きに乗っていくと、終点阿波池田の手前にある佃駅で土讃線の琴平行きと接続をしています。
時刻表では小さい扱いなので、阿波池田で乗り換えと頭で決めつけてしまうと見過ごしがちですが、1分接続をしています。
徳島線の列車は3両編成なので穴吹を過ぎるとかなり空いてきます。

坪尻駅は通過だけど・・・

土讃線に乗り換えて箸蔵への山を登っていくと阿波池田方面の夜景を見渡せます。車両は1両で、恐らく青春18きっぷを使う人くらいしか乗ってないかと思われます。
この列車はスイッチバックの坪尻駅を通過していくのですが線路の分岐や勾配が緩くなるところに注意していれば左下に坪尻駅が見えるはずです。
琴平からは普通電車に乗り換えれば19:37発の高松行きで20:33に高松に着きますし、坂出でマリンライナーに乗り換えれば岡山に21:05に着けます。

高松で泊まるも、サンライズに乗るも、岡山に抜けるも良し。

私は琴電に乗り換えて高松築港まで行き、マリンライナーで岡山に抜けてみましたが、これでも高松築港に着くのは高徳線回りよりも早いです。21:13発のマリンライナーに乗ると発車を待つサンライズ瀬戸に乗り込む人もいるなど、ちょっと変わった風景を見ることができます。

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