四国・東北旅行:7/26 5日目③直通より早い乗継

ひとり旅

週末パス2日目③時刻表マジック

ここからはJRでの乗り継ぎが今ひとつで、それを意外な手でリカバリーしました。分かる人には分かる、時刻表のマジックです。

水戸から鹿島臨海鉄道大洗線へ

 となりのホームに14時45分発の鹿島臨海鉄道大洗鹿島線の鹿島神宮行きが止まっています。列車は2両編成でディーゼルカーです。そのうちの1両は大洗のアクアパークのラッピングをしています。
 意外と乗車率は高いです。この区間も青春18きっぷは使えませんが、終点の鹿島神宮もこの水戸駅も分離されていないので、使い方次第では通過利用されてしまう可能性もあり、ワンマン運転なのでチェックのしようがないかも? 

 走り出すとすぐに高架区間に入って終点まで踏切がないのが特徴です。 逆を言えば田んぼばかりの区間になりますが、全部高架にする必要があったのかなという感じもしました。水戸~大洗の区間運転列車もあるので、行き違い頻度は高いです。大洗での行き違い列車は、ガールズパンツァーのラッピング列車でした。 

ちょっとイヤな予感はしつつも・・・

 この頃から乗換案内を見ていると大雨で東海道新幹線と東海道本線が静岡県内で止まっているとの情報が入っているのでどうしようか考えてみたものの、夜になれば運転再開してダイヤの乱れも治まってくるだろうと思って、とりあえずは予定通りに進んで行こうと考えています。

日本一長い駅名?の駅名標はデカいのだ

 大洗で一定のお客様が下り、駅間も長く田んぼの中を走っていきます。
軽快に走りますが意外と速度は60km/h程度とあまり出ていません。
 新鉾田を出ると一旦北浦に近づいたりしながらも、やはり海も眺めることもないまま走ります。
 長者ヶ浜潮騒はまなす公園前駅は、読み仮名22文字でかつては日本一(現在は、等持院・立命館大学衣笠キャンパス前が26文字)の駅で、それに見合って駅名標もサイズが大きいです。

偶然にも鹿島サッカースタジアム駅開設日

 たまたまこの日は鹿島サッカースタジアムで鹿島アントラーズの試合があるため、 JR との境目になる鹿島サッカースタジアム駅が臨時にオープンになりました。 駅の手前で単線から一気に4線に広がります。いわゆる貨物駅のところにホームを作った感じです。

 試合のない日は通過となってしまうので、青春18きっぷを持った人も堂々と鹿島臨海鉄道の列車に乗ってこの駅までは来ることができます。明らかにそれらしき人がスタジアム駅から乗り込んできます。 JR線内に入って鹿島神宮に16時8分に到着します 。

鹿島線で佐原へ

 鹿島神宮までは徒歩で10分ほどと書いてありますが、結構山道っぽいのでパスして鹿島線の佐原行きに乗車します。こちらは209系の4両で一番後ろがセミクロスシートになっています。乗客はまばらといったところ。

 16時34分に発車しさっそく大きな川を渡っていきます。香取までは高架の直線で結ばれた区間を走り成田線に合流します。佐原駅には16時55分到着です。

成田線で成田へ

 銚子方面からやってきた16時58分発の成田線回り成田行きに乗り換えて行きます。こちらは209系の6両編成です。日帰りのレジャー客と思われる人がたくさん乗っていて、淡々と走りながら成田駅に17時31分に到着します。

私鉄乗り換えして寄り道しても間に合うマジック

ここから先は、18分待って17時49分発の千葉行きに乗り、千葉から総武横須賀線快速に乗り、品川で東海道線に乗り換えていくのが王道になりますが、いかんせん接続が良くありませんし東海道線内は各駅停車ばかりとなります。

このルートはこちらを参照

 ほとんど冗談のつもりで京成の成田駅から移動したらどうなるだろうと調べてみたところ、京成本線の列車に乗ったほうが20分ほど早く移動することができることがわかりました。

 このルートはこちらを参照

だとするならば、京成線の途中にある山万に乗ったらどうなるか?と調べてみると、これまたほぼ最初のJRのみと遜色ない時間で行くことが出来る事がわかったので、どうなるか実際に乗ってみました。

JR成田駅から、京成成田駅へ

 JRと京成の成田駅は徒歩3分ほどで過去にも乗り継ぎしたことがあるため、すいすいと行くことが出来ました。

京成電車でユーカリが丘へ

Suicaではなくあえて紙きっぷを発券しました

 17時39分発の上野駅特急8両編成に乗ります。成田空港から来ているので意外と混んでいました。外国人客はいないので多分 国内線のLCC に乗ってきた人たちだろうと思われます。

 京成佐倉までは特急とはいえ各駅停車なので少々まだるっこいです。

 17時51分に京成佐倉に到着し、17時55分発の快速列車に乗り換えます。この列車は都営地下鉄の西馬込まで行く8両編成です。快速とはいうものの勝田台までは各駅停車になります。2駅走ってユーカリが丘に18時02分に到着します。

山万ユーカリが丘線を一周してくる

山万ユーカリが丘線は、不動産会社である山万が開発したユーカリが丘の中を走る路線で、新交通システムを採用しています。
ルートはラケットの形をしており、反時計回りに列車が一周しています。
この地域には約1万8千人が住んでおり、世代の分散や超高層マンションや一戸建て住宅の区域を分けたりと様々な工夫がなされています。

ユーカリが丘→地区センター

これに乗るのは3回目ですが、1回目に乗り換えで苦労した経験があるのでルートを体が覚えていました。乗り換えは4分ですがなんとか間に合って18時06分発に乗車できました。改札は自動改札でした。
運賃は一周しても200円均一です。

地区センター→公園

 列車は3両ですが、車幅が短いので遊園地の車両に乗ってる感覚になります。
この編成は、こあら1号のようです。全部で3編成あります。
公園駅までは行きと帰り両方の列車が止まります。

公園→女子大

車窓の左が空き地の連続、右は戸建て住宅がびっしりと並びだします。
住宅地が尽きると女子大駅です。もともとは和洋女子大学が移る予定でしたが、現在はセミナーハウスが近くにあります。

女子大→中学校

 女子大駅の先に車両基地があり、他の編成が休んでいるのが見えました。

井野中学校のある中学校駅に着きます。しかしシンプルな駅名が続きますね~!

中学校→井野

 井野までの区間は未開発地域もあり、一部トンネル区間も存在します。
 ほとんどの乗客は降りてしまいました。

井野→公園→地区センター→ユーカリが丘

 超高層のミライアタワー、ウェストタワー、イーストタワーが見えてくると、公園駅に戻ってきます。

 実は、この車両は全て非冷房車なので、うちわやおしぼりが用意されていたりします。この日は夕方だったので窓から入る風が意外と心地よかったです。

わずか14分間で一周してきて、18時20分にユーカリが丘駅到着です。
次の京成は18時23分と3分しか猶予がありません。

再び京成で勝田台へ、更に東葉高速鉄道に乗り換え

京成快速で2駅

 帰りの乗り換えは3分しかありませんので、行きの時に帰りの切符も購入しておいて正解でした。本来であれば Suica をタッチすれば十分なんですが、それでは証拠にならないのでわざわざ切符を購入してきました。

 18時23分発快速列車に乗り換えて勝田台まで行きます。こちらも西馬込行きの8両編成でした。18時26分に到着です。

メトロ直通中野行きで西船橋へ

 勝田台の改札を抜けるとすぐ正面が東葉勝田台の駅になりました。ここは余裕で乗り換えすることができました。東葉高速鉄道に乗るのも2回目です。結構運賃が高いのが玉に瑕ですが、 それゆえに滅多に乗る機会もないのでこの機会に乗ってみました。

 実際はそのまま京成に乗って京成船橋で降りて歩いて JR 船橋駅からそのまま総武線快速に乗るという手もありましたね。

 18時34分発のメトロ東西線直通中野行き10両編成に乗車します。東葉高速鉄道は全部地下区間を走ると思っていたのですが、高架区間と地下区間の両方で成り立っていたのですね。 走っているうちに南側の雲行きがかなり怪しくなり雷も見えてきました。 18時55分に西船橋に到着します。

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