生野銀山、やはり現地案内人の解説は頭に残る。

生野銀山にやってきました。
政府直轄だった鉱山が、三菱に払い下げられたもので、1973年まで稼働して金銀銅錫といった鉱物を算出していたそうです。

駐車場は広々と無料駐車場があるので安心です。
入場券900円を受付で購入して中に入ります。

江戸時代はおろか、500年近い歴史があるものと言われてるんですね。

鉱山の中はほぼ13~17度くらいの温度になっており、冬は暖かく、夏は涼しいですが、湿度はかなり高いです。地下水が結構流れていることも影響しているのでしょう。
江戸時代とかは、手掘りで穴を開けていたので、このくらいの大きさの穴が見学路の脇からのびています。
中の人形は、イケメンに作られており「Ginzan Boys]と呼ばれているようです。
そういう遊び心があるのはうれしいことですね!意外なファン層を取り込む事も出来るし、ニュースになって動員力も上げますからね!
掘る時は、まず下を掘って道を作り、トロッコを通れるようにしたあと、上を掘っていって、トロッコに向かって石が落ちるように組んでいくというのが定番のようです。
線路にある石よりもはるかに大きく重そうです。
途中から団体さんに追いついたので、案内人さんの説明を聞きながら進んでいきます。
金や銀が光にあたって輝いているのが見られるそうですが、結構水滴の反射と間違えそうです。
掘っていくと、このように穴空間が出来ますが、石から取れる鉱物は数%なので、残った石は再び戻されていきます。そうしないと山自体が崩れる心配も起きます。
実際に使われていた休憩所で、背後には3本の地下水が流れています。
唯一のくつろぎの場であり、安全祈願の場所でもあったようです。
エレベーターの様子。
人が行き来するのは始まりと終わりだけ。あとはひたすら鉱石がひっきりなしにあがっていたそうです。
今も残るトロッコの線路跡。
単に日本のレールを敷いただけですから、貨物専用で乗り心地の必要性はありませんね。
人力で運ぶことを考えれば相当楽ではあったでしょうけど。
出口の様子。
ヘビノネゴザというシダの一種が沢山生えています。
これは、鉱物のあるところに生育するそうで、外側から鉱物を探す時の目安となっていたようです。
一通り見学してみると50~60分くらいかかります。歩きやすい靴でぜひ見てください。

銀山をあとにして、生野駅近くに残る街並みを歩いてみようと思います。

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