吉野へ気楽な気持ちで行ったら結構な修行でした(行き編)

ひとり旅

6月14日になりました。

予定通りに浜松6:32発のこだま号で名古屋へ。
近鉄への乗り換えは「南口」が便利というのは頭に入っていたのに、頭の中が「東京駅」の地図になっていたので、うっかり4号車に乗ってしまい、降りてみたらそこの出口は「北口」でした。11~16号車だったのね。
トボトボと南口へ歩き、近鉄の改札をSUICAで通り、7:30発の難波行き特急へ(写真左)。
この特急は桑名・四日市・白子・津・名張・大和八木と停まるので、通勤利用で乗る人が多く、ほぼ一杯に乗車してくる。
桑名でも乗る人が多いが、まず四日市で多く降りて、それに近いくらい乗ってきて、津でほとんど降りてしまい、自分のいる7号車は10人足らずになりました。
大和八木と橿原神宮前の間は2駅しかありませんが、一応特急に乗ります。(写真中:時間的には前の普通に間に合う)最後に吉野まで行く特急に乗り換え(写真右)ますが、ここから先は通過する駅のほうが少なくなり、勾配もきつく、さらにレールは単線となるので、行き違い停車も出てきて特急らしさは座席くらいかな?という様相です。座席も2割くらいの乗車率で2両で十分な感じでした。

吉野ケーブルに乗って、これで楽ちんと思いきや

ホームを出て歩いていくと、七曲り坂の案内と吉野ケーブルの案内が見えてきます。

ケーブルの先を見ると・・・結構な高さまで届いてます。
これを登るのは試練かもしれん・・。とケーブル乗り場へ。450円を払って乗り込みます。
ケーブルといっても、ケーブルカーではなくロープウェイです。

昭和3年に出来たという日本で最古のロープウェイですから、100年近い歴史を誇ります。
349mで103mの高さを3分で上下します。
定員は28名ですが、平日ということもあり6人で出発します。

見た目がリフトのようにも見えるし、ケーブルカーのようにも見えるし、一風変わった存在感を醸し出しています。
下が草で覆われているというのも珍しいです。

 

吉野山駅に到着。やれやれ、これで軽く散策してから七曲りの紫陽花を見ていけばいい感じかな?と思ったのですが。。。
下のほうから歩いてくる修行僧姿の人がぞろぞろと通り過ぎていきます。
しかも、この道結構登り勾配きてます。
ということは、坂道歩くの???
確かに、JALの修行をしている身とはいえ、まさか実際の修行に近いになるとは・・・。


金峯山寺黒門 金峯山寺銅の鳥居
(重文)
金峯山寺仁王門(国宝)
金峯山寺(きんぷせんじ)の総門であり、大名であっても槍を伏せ、下馬してこの門を通ったという歴史ある門ですが、道路上にあるので、現在ではバスに乗りながら通過することが出来ます。 急坂をぜいぜいと登っていくと見えてきます。
全てが銅で出来ているという鳥居です。
600年以上の歴史を持っており、正式には発心門、別名修行門とも言われています。

現在70年ぶりの大修理中の仁王門です。
高さが20mほど、本瓦葺きの壮大な門になっています。
京都から来た修行僧さんがここに続々と集まってきていました。

蔵王堂はさらに質素剛健な感じで佇む。

正式名称 国軸山 金峯山寺
この本堂である蔵王堂が世界遺産に登録されています。
この中に修行僧の方が入られ、ちょうど入山の一連の儀式が始まるところでした。
柱一本一本が質素ながらも力強く支えており、何度かの焼失から400年以上この地を見守っています。
少々雨が降ってきたので、傘をさしつつここを後にします。
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