加茂荘花鳥園で花菖蒲や紫陽花を眺めたあと、原田駅へ戻り、天竜浜名湖鉄道で天竜二俣へ向かった。
2021年5月24日、12時17分に原田を出発し、12時45分に天竜二俣へ到着。約29分の走行音には、TH2100形で過ごした午後のローカル線の時間が、ひと続きで収められている。
--目次--
原田から天竜二俣へ
原田駅は、天竜浜名湖線の掛川寄りにある小さな駅。この日は午前中に駅から歩いて加茂荘花鳥園を訪れ、昼ごろに原田駅へ戻った。
ここから乗車したのは、新所原行きのTH2100形。本人の旅行記では、当日の車両は「音街ウナ」のラッピング列車「うなぴっぴ号」だったと記録されている。車内にもイラストが飾られ、列車そのものも旅の記憶に残る区間になった。
天竜浜名湖鉄道の公式案内によると、TH2100形は2001年に導入された全長18.5メートルのディーゼル車で、セミクロスシートを備える。カミンズ製のディーゼルエンジンを搭載し、最高速度は時速85キロだ。
鉄道の歴史が息づく天竜二俣駅
終点の天竜二俣駅は、天竜浜名湖鉄道の本社が置かれている路線の中心駅。駅本屋やプラットホームのほか、構内の転車台、扇形車庫、運転指令室などが国の登録有形文化財になっている。
今回のアイキャッチ写真に写っているのも、天竜二俣駅構内の転車台。現役の列車と長く受け継がれてきた鉄道施設を同じ場所で眺められる、天浜線らしい風景だ。
転車台や扇形車庫を見学できる催しも行われているが、開催日時や参加方法は変更される場合があるため、訪問前に天竜浜名湖鉄道の公式サイトで最新情報を確認したい。
途中下車するなら
- 原田駅:加茂荘花鳥園への最寄り駅のひとつ。徒歩で向かう場合は時間に余裕を持ちたい
- 遠州森駅:天浜線の途中駅。周辺散策を組み合わせて、ローカル線の旅をゆっくり楽しめる
- 天竜二俣駅:転車台や扇形車庫など、現役の鉄道施設と文化財が残る天浜線の中心駅
約29分、TH2100形の走行音
収録は原田を出発してから天竜二俣へ到着するまでの1,774秒。駅ごとに途切れないため、発車、走行、停車を繰り返すディーゼル車の移動を約29分にわたってたどれる。
電車のモーター音とは違う、ディーゼル車ならではのエンジン音。その変化を追いながら聴くのはもちろん、目を閉じて午後のローカル線に身を任せるように楽しむのもおすすめだ。
聴きどころ
- 原田駅を離れ、TH2100形が走り始める場面
- 駅への到着と発車を重ねながら続く、約29分の一連の走行音
- 天竜二俣へ近づき、旅の区切りを迎える終盤
花を眺めた午前から、鉄道の歴史が残る天竜二俣へ。天浜線のディーゼル音で、静岡の午後をたどってみてください。
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