空港制覇の旅、一旦完結に向けて
3月に薩摩硫黄島に行った際に、同じ新日本航空の方に言われた言葉。
「そういえば、もう1本新しい路線ができたのってご存じですか?」
思わず耳を疑ったが、それは事実であり、さらに実現の難しい路線でした。
今回行く諏訪之瀬島路線、それがもう1本の新しい路線でした。
本来は5月に行く予定だったのですが、悪天候のため1週間前に断念。
前日のヒューズボックスライブから羽田空港より鹿児島空港へ
朝一番の飛行機に乗るために東京に前泊ということで、それはそれで恒例のライブハウス通いをしてエネルギーチャージをしてきました。
この日はオールディーズバンドのミザル―。女性Vo.が初めてのHANAさんで、明るく楽しいステージを楽しんだのち、錦糸町ヒューズボックスから蒲田駅まで戻って明日に備えました。
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順調に羽田空港から鹿児島空港へと移動
京急蒲田駅までの徒歩移動も久しぶりだったのですが、ちゃんと頭の中が覚えていて、間違えることなく移動していきます。京急蒲田駅のホームは3階建てなので、乗る列車が何階なのかとホーム上のどのあたりに止まるのかを確認しないと結構大変です。
無事に羽田空港行きの普通列車に乗り込み、終点で下車。
まだJALグローバルクラブの権利は残っているので、優先搭乗も利用しつつ機内へ。
思ったよりも向かい風の影響がなかったようで、定刻より少し遅れるくらいで鹿児島空港に着陸します。ただ天気は今ひとつで、予報も曇り一時前でにわか雨か雷雨となっています。
新日本航空の建物へ移動~離陸
運行をしている新日本航空さんに電話をして、空港まで迎えにきてもらいます。
車で5分ほど走っていくと空港の端のところにある建物に到着。
薩摩硫黄島に行った人だということも覚えられていたようで、前回同様名簿の記入やセキュリティチェックを行い、のんびりと出発を待つはずだったのですが、条件付き運航とのこと。
強風なのかな?と思ったら、雨雲の影響だそうで、飛行機自体がそんなに高いところを飛ぶわけではないため=雲の下を飛ぶため、活発な雨雲を避けながらの飛行になるとのこと。
この時点で払い戻しを決めれば全額戻りますが、搭乗を決めた場合は現地に到着できずに引き返した場合でも払い戻しはありません。それだけのリスクを持っての決断となりますが、答えはもちろん搭乗することにしました。
今回もパイロットとのマンツーマンでした。
3人定員のところ、今回も乗客は自分1人。折り返しは2名いるとのことですから、これも前回と同じです。無事に離陸して錦江湾に出ると角度の関係で桜島はよく見えなかったですが、鹿児島市内の様子はよく分かりました。しばらく進むと開聞岳と池田湖を通り過ぎて海上に出ます。
ほどなく進むと前回行った薩摩硫黄島などの三島村の島々が見えてきます。
前回は45分ほどの飛行でしたが、今回は倍の90分なので、まだまだ先が長いです。
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風もなく冷静に着陸、しかし携帯壊れる・・・
薩摩硫黄島を通過したあと、いよいよ雨が降ってきました。ワイパーを使いながら進んでいくので車に乗っているような感じもします。
30分ほど何にもないところを飛び続けるとようやく前方に煙を上げた島が見えてきました。どうやら諏訪之瀬島のようです。
島の南西側に離着陸場があるので、一回上空を通過したのち旋回して一発で着陸しました。
が、着陸の手前から急に1週間前に買い替えたばかりの携帯電話が作動しなくなり肝心な島の上空写真が撮れなかったのが悔やまれます。
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宿泊先へ移動、昼を食べて島内を回ってみる
お世話になったのは、すわのせゲストハウスさん。
車で7分くらいのところにあり、自分の泊まる部屋は3人くらいで利用できる部屋でした。
鍵もかけられるので、個室として利用できてよかったです。
一通りの説明を受け、お店の車を半日借りることにしたので、だいぶくたびれた軽自動車ですが利用します。燃料代込みでの精算6,000円+1泊3食8,250円とリーズナブルな価格だと思います。
すぐにお昼の時間となり、カレーを食べながら壊れた携帯と格闘します。
電源は入っているものの、タッチパネルが全く作動しないため再起動もできず困り果てていましたが、1時間ほど格闘してようやく再起動がかかり、無事にタッチパネルが作動するようになりました。
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それこそ観光名所らしきものは何もなく、島を形成する火山がもくもく煙を上げているだけの島で、かつてはヤマハリゾート開発の手が入ったもののあえなく撤退して飛行場が残されたままになっていたところをまさかの新日本航空が活用して火曜金曜に運航を始めたのがむしろ不思議な感じもします。
十島村の諏訪之瀬島事務所に立ち寄って、明日の乗船券を購入しておきます。
島の人口は39世帯84人(2023.11現在)だそうで、島の南側にしか道路もなく、中央からは火山活動で立ち入り禁止となっています。それでも子供たちが遊ぶ姿も見られ、全く見知らぬ自分にもこんにちはと挨拶してくるのは昔ながらの日本を感じました。
こんな島ではありますが、それゆえにWifiも使えるし携帯もほどほど電波は安定していました。
夕食を食べる時間になってもまだ明るく、地元に比べると40分くらいは遅い感じです。