17LIVEで知り合ったシンガーソングライターとプロレスラーのコラボ
2022年11月12日(土)~13日(日)の2日間は、東京に出かけてきました。
目的は2つ。
・シンガーソングライター阿部静華さんの約3年ぶりの有観客ワンマンライブ
・女子プロレスラー倉垣翼さんの25周年記念興行
を観ること。
そして、これは単に2つのものを観るのではなく、二人ともコラボをするのです。
シンガーソングライターと女子プロレスラーをつないだもの。そのきっかけが17LIVEだったのです。
元々、全く異なる道を歩いていた二人が出会うきっかけは新型コロナの影響でした。
全国を歌い歩きながら、有料ライブや曲やグッズを売っていくのが中心のシンガーソングライターも、全国を回りながら、有料チケットやグッズを売っていく女子プロレスラー。
どちらも新型コロナの影響でぱったりとその活動ができなくなってしまいます。
阿部静華さんはその少し前からネット配信を始めており、急遽そちらに全シフトする形となります。
女子プロレスラーのレジェンドである神取忍さんが阿部静華さんと同じく17LIVEで配信をするなど、プロレスラーも配信をしてその視聴で得られる投げ銭を生活の糧とする状態が生まれました。
そこへ配信を観にきたのが倉垣翼さん。音楽好きということで、レスラーの配信が無い時間帯に覗きにきて気にいったのが阿部静華さんの配信部屋だったということです。
数ヶ月後に翼さんの経歴などが分かり、あとは本人同士のつながりをしていくうちに、お互い性に合うことでコラボをする機会が増え、現在の「しぃつば」の原点となったのです。
シンガーソングライター阿部静華さんのワンマンライブ
11.12 御茶ノ水KAKADOにてワンマンライブを開催
ということで、御茶ノ水のKAKADOさんで阿部静華さんのワンマンライブが昼に開催されました。
この日は2部構成で合計14曲。
一時期は声が出なくなり、高音が出ない状況も続いたりして、音階を下げたり、演奏の幅を広げようとピアノにチャレンジしたり苦労と工夫を重ねた時期もありましたが、ほぼ元の声が戻ってきて無事歌い切りました。
ワンマンライブ=涙腺崩壊が毎度のことなので、今回もそうなりましたけど、この3年間に相当の変化が凝縮されているので自分達も共感するところがたくさんありました。
そして倉垣翼さんも明日の自分の興行が控える中で駆けつけてくれて、当日なかなか忙しくて回れないので特別にグッズの販売をしたり、お互いにサプライズを仕掛けたりしました。
この25周年記念の為に作った楽曲も披露したり、あっという間にライブが終わった感じでした。
女子プロレスラー倉垣翼選手の25周年記念興行
11.13 新木場1st Ringにて倉垣翼25周年記念興行を開催
その翌日は新木場の1st Ringで倉垣翼さんの25周年記念興行が開催されました。
幾つかの団体を渡り歩き、タッグやシングルのベルトも幾つか取っていることもあり、多くの方が既に集まってきています。
そしてこの日はリングサイド、いわゆる1列目の席を奮発しての観戦。
マスク越しの声だし可、紙テープ可ということで、各選手の応援者からテープ投げ入れのお願いが来たりして全部受けていきます。
第一試合 山縣優&柳川澄樺 vs 中森華子&大空ちえ
第一試合に出る山縣優選手は、コロナ禍の中で永島千佳世選手とともに立ち上げた「Please Don’t Forget」の主催者で、倉垣翼選手も参戦しており、その縁で阿部静華さんが毎回リング上でミニライブを行うことにもなっています。
最近はJTO(Just Tap Out)に出ることが多く、同じJTOの柳川澄樺選手と組んで、Pure-Jの中森華子選手と大空ちえ選手との対戦です。
さすがにリングサイド席だと、生のエルボーやキックなどの音がリアルに響き渡ってド迫力でした。
そして試合展開を見ながらひっきりなしに立ち位置を変えて観客に危険が及ばないようにしていく選手やスタッフ、そして取材をする雑誌記者やカメラマンの動きが手に取るように分かります。
結局山縣選手の誤爆がきっかけでPure-Jタッグが勝利しました。
コマンドボリショイさんのミニライブ
続いてはコマンドボリショイさんのミニライブ。
枠も限られているから・・・とのことで、語りだすと長くなっちゃうのでとオリジナル曲を披露。
Youtubeを見ると、けっこう翼選手を丸め込んで勝っている試合が出てきますし、20周年記念試合の時にもタッグ戦で対角線に立っているんですね。
第二試合 倉垣翼コスチュームバトルロイヤル
続いての試合は全員倉垣コスチュームに身を包んでのバトルロイヤルで8選手が参加。
本人もいるのですが、本人が真っ先にオーバーザトップロープで落とされて失格というよもやの展開になります。
最後まで残った3選手には倉垣家から記念品が贈呈ということで張り切っています。
異色な存在の松澤さん(61歳主婦=真琴選手のマネージャー)がネギを振り回したりコミカルな動きをしつつも3選手に残り、関口翔選手とのフォール合戦を制したPure-JのKAZUKI選手が勝利しました。
はるくら(春山香代子&倉垣翼)トークショーのはずが?
続いては、春倉タッグで既に引退している春山香代子さんとのトークショーのはずだったのですが、どうやら二人でコスチュームを着て入場する!という目的を達成して満足したのか、プレゼント抽選会になるという展開に。
真ん中の写真はかつてタッグチャンピオンになった時のものだそうです。
ちなみに春山さんも時々17LIVEの配信に顔を出してくれます。
セミファイナル 真琴 VS 青木いつ希
セミファイナルは師弟対決で、師匠の真琴選手に弟子の青木いつ希選手が挑む構図です。
青木いつ希選手は2021年5月に倉垣翼選手と組んでOZアカデミーのタッグチャンピオンを奪取し年末まで防衛したタッグパートナーです。
キャラが「うるさい」キャラのパワーファイターなので、タッグ名は「Noisy Fire」です。
あと一歩まで追い詰めるも、最後は真琴選手の雁之助クラッチに捕まってしまいました。
尾崎魔弓選手登場→阿部静華さんミニライブ
倉垣翼選手も参戦しているOZアカデミーの尾崎魔弓選手が登場して、来年2月の45歳以上限定の興行の宣伝をしたあとに、阿部静華さんのミニライブが開催されます。
しっかりやろうとすると何かしら事件はおきるもので、1曲目の後半でマイクスタンドが下がるハプニングがあったものの、全く動じることなくネタに変えていけるのは路上ライブなど年間300本かつてこなしていた経験値によるものでしょう。
メインイベント 倉垣翼&米山香織 vs 永島千佳世&加藤園子
メインイベントは倉垣翼選手の盟友でもある米山香織選手とタッグを組んで、永島千佳世選手と加藤園子選手との対決です。
沢山の紙テープをリングを囲む選手たちが次々と回収してリング下に片付けていきます。
よく見てみると各選手首や腰にテーピングが見えたり痛々しいんですけど、それを微塵とも感じさせないファイトを繰り広げてるんですね~。
入場時の演舞や、2人まとめてアルゼンチンバックブリーカーで固めたり、コーナーポストのラリアットからの「いくぞー!」「ファイヤー!」も決まったりしつつも試合内容はちょっと押され気味。
しかしムーンサルトから最後はハヤブサ直伝ファルコンアローで永島選手から3カウントを取りました。
最後選手全員で記念撮影をして、無事に25周年記念興行も終わりました。