それは2002年8月のこと
愛知県北設楽郡富山村にて
この日、関東からの友人を連れて、かつての国鉄佐久間線(建設途中で工事中止、今の天竜浜名湖鉄道天竜二俣駅とJR飯田線の中部天竜駅を結ぶ約35km)の工事されたまま放置された跡地をめぐっていました。
多分完成していたとしても、空気輸送に近いものがあり、あっという間に廃止になったと思われます。
かつては並行する国道152号線沿いにバスも走っていましたが、今はデマンドバスが細々と走るような過疎化が進んでいます。
2000年国体に合わせて出来た夢の吊り橋
ところが国体のボート会場が近くに出来、道の駅も建設されるのに伴って着目されたのが、川に残された4つの橋脚。
ここに自転車・歩行者用の道路を作って橋をかけてしまいました。
こんな形で実現するとは夢にも思わなかったでしょうけど、思い切った策が打てました。近くには道の駅花桃の里があります。
ほとんどは木々に隠れていくように
この時点で凍結後22年、今は40年経過していますので、ほとんどが分からない状況になっているでしょう。
この時は中部天竜に向かわずに水窪駅方面(国道152号線に沿う)に向かい、水窪駅の北側から天竜川林道に入ってJR飯田線の大嵐駅に出ました。
その後水窪町の夏焼集落へ向かうトンネルへ
大嵐駅から南へ一直線にのびるトンネル、実は旧飯田線のトンネルなんです。
佐久間ダムの建設に伴い、中部天竜~水窪の間は路線変更を余儀なくされ、旧線はダムの底に沈みました。
夏焼集落はぎりぎり水没を免れましたが、道は大嵐駅とを結ぶこのトンネルのみ。かつて結んでいた県道は崩落して抹消されています。
ですので、トンネルの横には作業員の待避スペースがあったり、電車のトンネルというのがよく分かります。
そして、この時はまだ住人のいた集落も全員が集落を出て廃墟と化していますが、残された神社や畑の手入れで訪れる人はいるようです。
湯の島温泉で事故してしまった・・・
疲れたので温泉に入ろうと、愛知県側へ抜けて、当時は日本で一番人口の少ない村(離島を除く。豊根村に編入時点で200人ほど。最低は東京都の青ヶ島村)である富山村(現 豊根村富山地区)にある湯の島温泉へ向かいました。
途中の小学校(ここは小中学校一貫校でした)に立ち寄った後駐車場で何を勘違いしたか、バックしている時に駐車中の車にぶつかってしまいました。
すぐに学校の受付で該当する方を探していただき、お詫びをして警察の方に来てもらうのですが。。。
駐在所がお盆の帰省中で不在?
何と富山村駐在所は唯一の警察官がお盆の帰省中で不在とのこと。急遽隣の豊根村に連絡を取ってひと山越えて来ていただき、書類等の手続きを済ませました。
(幸いこの事故は無事示談成立となりました。)
というわけで、日本一人口の少ない村で事故を起こした数少ない人物と相成ってしまいました。
湯の島温泉へ
気を取り直して湯の島温泉へ。というか、駐在さんが山を越えてくるのを待っている間に温泉に入っていたというわけですが。。。
こちらは今でも健在で土日に営業をしているようです。
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