日本のケーブルカー路線を紹介する第3回目は、京都の鞍馬にある鞍馬山ケーブルです。
11月中旬頃は紅葉も美しくなり、最も賑わう季節になりますね。
日本で一番短い鉄道
鞍馬山ケーブルは、全長が200mあまりと日本で一番短い鉄道路線になっています。それでも89mの高低差があるので、横の参道を歩いていくのもなかなか大変です。
鞍馬までのアクセス(叡山電車鞍馬線)
叡山電車出町柳駅を起点にして出発してみます。
多客期は2両になりますが、それでもいっぱいになることも。紅葉時期の週末はそのために13分間隔にまで詰めて運転されます。
30分ほどで鞍馬に到着。ここまででもかなりの急勾配をのぼっています。
鞍馬駅に到着
ここに来たら、仁王門まで歩くしかないので、案内とかなくても人の流れについていけば自然にケーブルカー乗り場へたどりつけます。
京都らしさを意識した作りの駅舎です。
鞍馬といえば天狗
歩いている途中で、否応なしに目立つ天狗姿。
仁王門・入山料を支払い
5分ほど歩いていくと仁王門が見えてきます。
鞍馬寺の中にケーブルカーがあるので、入山料300円も必須となります。
写真撮り忘れましたが、普明殿という中にケーブル山門駅があります。
この記事は2014年のものですので、寄付金200円を支払うと花びら型のしおり(実質の乗車券)をいただきました。
今は自動販売機で寄進料を支払うようになっています。
いよいよ乗車
このケーブルカーは15分間隔で運転されていて、片方は客車ですが、上のほうは錘がついた台車が線路の中央にある溝を滑ってくぐっていくとのこと。
よくある中間点での行き違いというものが無いのもここだけだそうです。
多宝塔駅に到着
2分ほどで多宝塔駅に到着します。帰りを利用する場合は再度200円の寄付が必要になります。大半は歩いていけますが、下り坂のほうが膝に負担がくるので利用される方もいるのでしょうね。
本堂・金堂・謎の六芒星の金剛床
ここまで来たら、ひと頑張りして本堂を目指します。
10分ほど階段を歩いていくと見えてきました。
真ん中の黒くなった床が金剛床で、六芒星らしきものが埋め込まれています。
由岐神社を参拝
帰りは、つづら折りの道を歩いて、由岐神社を参拝していきます。
パワースポットの1つの大杉を見上げて。
仁王門まで降りると、結構な山道を来たなという実感が持てます。
京都駅のあたりと比べると、空気がひんやりした感じというのが、冷えかかった汗の感触で分かります。