今回は、北陸、東北、北海道を中心に全国を飛び回っているシンガーソングライター阿部静華さんについてです。
自分の生き方の分岐点に立った時に、実際の生き様を見て、今の行き方を決断する一押しをくれたシンガーソングライターさんです。
遅咲きのシンガーソングライター
釧路出身で短大卒業後介護士として就職したものの、歌手になりたいという希望を捨てきれずに23歳で上京するもののうまくいかず、アルバイトの掛け持ちをしながらの生活の中、rapportに加入し25歳でギターを手にしての活動へ移行するという経歴を持っています。
もともと音楽をやっていて10代から活動・・・という人が多い中では異色の存在ともいえるでしょう。
最初の出会い
初めて見たのは2014年12月の三島市でのライブでした。この年の8月からアルバイトを辞めて音楽1本でやっていくと覚悟を決めたものの、自分なんか・・・のネガティブな気持ちが強いのか、歌いながら号泣したりと、見ている側がハラハラするようなライブでした。
自分はシンガーソングライターの弾き語りを見るようになって間もない頃だったので、きっかけになったrapportのアーティスト中心に応援していくようになり、彼女は誕生日が1月24日と自分と1日違いということもあって気に留めていました。
彼女の揺るがない信念とは
とにかく涙腺メーターが早くMAXになるのですが、変わらぬ信念として「人生は一度きり、やらない後悔よりやって後悔したい」というものはずっと持ち続けています。
日本のどこへ行っても、ライブではこの事は必ず伝えるようにしていて、これに共感する人は多くいます。
「じゃ、また日本のどこかで」が通じるアーティスト
彼女と自分の地元の浜松市で会ったのはごくわずかで、むしろ遠征先に予告して現れたり、たまに突発的に現れたりしていますので、全国各地でその姿を見ています。一番遠くで釧路、他にも秋田、山形、仙台、東京、名古屋で見ているので、「じゃまた日本のどこかで」で通じてしまう数少ないシンガーソングライターともいえます。
彼女に植え付けられた自信
ライブ活動は、ショッピングセンターや居酒屋やカフェでのライブや、ライブハウスでのブッキングライブに出たり、路上ライブもあります。
1年間ほとんどを音楽活動に充てており、ライブ本数は年間100以上、配信アプリでの活動はほぼ毎日行っています。
持ち歌もそんなに多いほうではないので、ずっと聞いていると同じようなライブではあるのですが、変化が現れたなと思ったのが、2016から17年にかけてから。
ライブ本数をこなすことと、行動範囲を東北北海道中心にしたことで、一生懸命さに惹かれるサポーターが増えて、企画をしてくれるライブ会場が多く、大きな規模になってきました。
ライブでのMCにも、どんなに小さな歩幅でも、努力が結果につながっているという事実から説得力が増してくるようになったなと思います。
自分が与えられた影響
北海道の安平町で毎年夏に開かれている「ひまわり音楽祭」、第二回から見に行くようにしましたが、第三回の2018年の頃は、ぼんやりと退職することを考えていました。
ライブの前後とかでは、少し声を交わすくらいなのですが、やはり実際に生き方を変えてきた人は、歌を聴くだけでも「一度きりなんだから、やらない後悔はしたくない」という気持ちを後押しされたのかな?と思います。
行動していくことで道が開かれる
2019年2月には、秋田県の上桧木内での「紙風船上げまつり」で、彼女自ら筆をとった紙風船が打ち上げられ、ステージに立つことも出来ました。一地域の代表としての紙風船に使われることも奇跡的と思いますが、行動することで道が開かれることの象徴的な出来事でした。
彼女の「生き様をリアルに伝える」ライブを、これをきっかけに一度見てもらえると幸いです。
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