深耶馬渓から奥耶馬渓まで渓谷沿いドライブ
すれ違い困難な道がスリリングかつ楽しい県道624号線
奥耶馬渓へ向かう道は、道案内が出ているのでナビがなくてもいい感じ。
深耶馬渓トンネルの案内が出ているのでそちらへ向かい、ちょっと長いトンネルをくぐっていく。
しばらくすると分岐があって、左が主要線のようでメイプルロードという名前もついているが、ナビは右の道を示しているから右へ進めていく。
結果論として、メイプルロードのほうがちょっと遠回りだけど、片側1車線の立派な道に対して、県道624号線は細い一車線ですれ違いもなかなか大変。(上記写真参照)
ただすれ違う車は1台もないから、気分的には快適だし、緑たっぷりでせせらぎもきれいだからマイナスイオンを吸収して目も覚めてきました。
30分くらい格闘しながら広い道に出てきました。
国道212号線に出てさらに西へ。
道の駅やまくにの手前の交差点から猿飛千壷峡の案内がある信号を右折して県道646号線へと入ります。
とりあえず魔林峡から歩くべき?と思ったらどうもこちらが本命みたい。
看板を見ながら走っていくと、魔林峡の駐車場案内があったので、まずはここに駐車。案内看板があったので見てみると、ここから猿飛千壺峡まで歩きながら周遊するコースが3キロほどあるみたい。
ただ、そこまでこの暑い中歩くとスタミナ無くなるので!?
既に下から川の流れの音も聞こえているので、眺めは良さそう!という判断で
駐車場~400mほど先にある念仏橋までを往復→車で猿飛千壺峡へ移動し、眺めるというルートにしました。
道路わきの階段を下りていくと、高い位置から峡谷を眺める感じになり、先へ進んでいくと川幅が狭まってくるので、流れの迫力を感じることができます。
静と動が混ざっているのと、さすがにここに夜に来たら怖いだろうなーという「魔林峡」と言う雰囲気が想像できます。
念仏を唱えながら渡ったと言われる念仏橋
念仏橋は石で出来たアーチ橋で、昭和3年に作られています。
もともとは木の橋だったのですが、たびたび洪水で流されてしまい、このような立派なものになったそうです。
当時はもっと川の水も多かったでしょうし、水面にも近かったと思われるので、淵に落ちないように念仏を唱えながら渡ったというのも本当のことなんでしょうね。ここから道路沿いの道を戻っていきます。
猿飛千壺峡の眺め
猿飛千壺峡まで車で2分ほど。こちらも駐車場があります。
大きな橋から眺めると、穴に小石が落ちて、川の流れでぐるぐる回って削られて出来たという甌穴(おうけつ)が沢山見られます。
似たようなものは、例えばJR高山線の上麻生~白川口間にある飛水峡といったものがあげられます。
甌穴群の迫力は、水量が多い時こそなので、穏やかな時期は魔林峡のほうがおすすめかもしれません。紅葉の頃はハイキングコースになりそうですね!
岩洞山久福寺へ立ち寄って本耶馬渓へ
国道212号線へと戻り、本耶馬渓まで25キロほど走りますが、途中で左手に気になる建物が。
岩をくり抜いて作ったと思われるこのお寺は、岩洞山久福寺だそうです。
それにしても、岩をくり抜くというのが大分県は多いんですね。