錦糸町から再びフリーパス区間に入るべく羽田空港へ
午前二時過ぎに緊急地震速報とグラグラ揺れる感覚で目が覚める。ホテルの10階だったので、揺れはさほどでもなかったが震度3だったようだ。
日本全国の空港制覇を終えているものの、写真が少ない空港を訪問すべくルートを組んでみました。ただ、毎回飛行機ばかり乗っているとお金がかかるし、残ったところは羽田便しかないところが多く、例えば岩国空港と萩石見空港を行き来するのに、羽田を経由するよりは、単にレンタカーで行くほうが時間的にも早かったりします。というわけで、このJR西日本パスを使っています。
都営新宿線の住吉駅の一番東寄りの車両に乗って、馬喰横山で浅草線に乗り換え。そこそこ混んでいたので前寄りに移動するのは諦めて座ることを優先する。
エアポート急行で羽田空港まで一本で行けるのはありがたいところ。
いつもの癖でJAL側へ向かおうとして慌ててANA側の出口へと向かう。
空港で朝食の弁当を買い、遠い66番搭乗口の待合室で食べつつ岩国行きを待ちます。737-800、ほぼ満席での出発だから需要多いんだ。広島市内のアクセスもいいし、錦帯橋と宮島観光からスタートさせるのにも便利ですからね。
羽田空港~岩国空港へ
定刻2分遅れ8:57に駐機場を離れ、離陸が9:14と結構空港内を移動しましたが、その先が順調で着陸は予定より5分以上早く10:25でした。
着陸態勢に入ると瀬戸内海の島々が見えてきます。真ん中左の2つの島は呉市の南にある上黒島と下黒島です。
機内アナウンスで、岩国空港着陸時に米軍基地を通過するので、その間の写真・動画撮影はご遠慮くださいと。
確かに着陸すると戦闘機らしき格納庫やらが沢山並んでいるところを通過します。
最後にゲートがあってそこを通過すると岩国空港の敷地内へ入ります。写真は全てそちらから撮影しています。飛行機が通るとゲートは再び閉められました。
ですので、エンジンが止まったのは10:35と敷地内を10分近く走ったことになります。定刻は10:40なので5分早着です。
シビアな乗り継ぎ、ここは我慢してタクシー利用
空港から岩国駅行きのバスは10:55出発予定です。11:07に駅に到着して、11:10発の錦町行き列車に乗るというのがベストではありますが綱渡りです。
少し遅れたら西岩国駅までタクシー、もっと遅れたらルート変更のつもりでしたが、ここは安全策を取り待ち合わせのタクシーで岩国駅へ。1010円払って余裕持って到着しました。
錦川鉄道で新岩国より新幹線へ
ローカル鉄道は、鉄道むすめを使うなどしての連携が多いですね。
つないでいくことで、大きな目標になったりもしますし、若い人たちが関心をもって取り組んでくれるものに対してはいい歳した大人もいろんな形でサポートをしてくれますので私は賛成です。
錦川鉄道はおとなびパスでは乗れませんが、途中の川西駅まではJR岩徳線区間になるので、きっぷを見せた上で降車予定の清流新岩国駅までの錦川鉄道分運賃230円を払えば大丈夫です。
右下の線路が分かれているのが森ヶ原信号場で、右手が岩徳線になります。
到着してから看板に従って新幹線駅に沿って5分少々歩くと新幹線の改札口が見えてきます。駅の規模はかなり大きいのですが、人があまりにも少ないのがシュールな感じもします。
こだま号で新山口駅へ。昼食買って特急列車に乗る
8両編成のこだま号に乗って2駅先の新山口へ向かいます。
時折しぐれ模様になり、到着すると吹く風に底冷えを感じます。
キリシタンでも有名な山口市らしい装飾を見ながら、ここで昼食を買います。
前に来た時も新幹線口にあるお土産店を見たりしながらパンを買いましたが、今回も同様です。
ここからは12:50発のスーパーおきを使って米子まで4時間15分ほど乗車します。列車はディーゼルカーの3両編成、うち2両が指定席車になります。
初めて事前に買った指定券を利用します。座席は2号車の7D。D側が進行方向左側というのを確認の上購入しました。
山口線の車窓みどころ
まずは津和野駅に着く前、船平山駅を通過してから長いトンネルに入ります。
そこからしばらく走っていると、左手に津和野の街を見下ろすポイントがあります。実はこの駅間で山口県から島根県に入っているってご存知ですか?
そう、津和野は島根県になるんですよ!
津和野駅に入る手前でアナウンスが流れて、左手に見えてくる津和野太鼓谷稲成神社についての説明をしてくれます。
益田駅から山陰本線に入り、最初の左手に日本海が広がります。その後何度か日本海を見られる機会がありますが、海岸だったり岩辺だったりと姿を変えてきます。単線区間ですが、意外と飛ばすディーゼルカーの走りも力強いです。
世界遺産石見銀山に加わった温泉津の古く変わらぬ町並も好きなところです。
出雲市からは客層が観光客中心になり、自由席はどんどん混雑してきます。指定席は空いているので、出雲市から米子は指定席利用をおすすめですね。
宍道湖が左手に見えてくる中を走っていくと、島根県の県庁所在地の松江を過ぎて米子に到着します。列車はさらに1時間走って鳥取までいきます。
【回顧】2001年1月1日。21世紀の始まりはここで迎えました。
今年は21世紀になって20年目なんですね。
20世紀から21世紀に渡る瞬間をSLの車中で迎え、津和野駅に着いてからこの神社を参拝したのちバスで広島駅に向かうという夜通しのツアーでした。
ゲゲゲの鬼太郎づくしの境港線で米子空港へ
米子駅の0番線は鬼太郎の空間に染まっています。
いろんなモニュメントが飾られていたり、ベンチも鬼太郎のキャラクターが描かれています。
鬼太郎列車は6両あるので、当たればラッキー
17:32発の境港行きは、ねずみ男が描かれた車両が1両でやってきました。
しっかりと車内いたるところにねずみ男が描かれています。
車内アナウンスは、鬼太郎・目玉おやじ、猫娘の3人の声で行われます。
各駅には妖怪の名前の愛称がついていて、駅名標も普通のものと、イラストが描かれたものの両方が使われています。
車内は高校生が多く乗っていますがワンマン運転です。駅間も短いのでちょっと走っては停まっての繰り返しで27分ほどで9つ先の米子空港駅に到着です。
連絡通路を歩いていけば5分ほどで空港ターミナルへ入れます。
駅から跨線橋を渡っての連絡通路を行けば雨に濡れずに空港まで歩いて行けます。大きい荷物の人はエレベーターもあります。
空港内は最終の羽田行きが20:40と遅いので、レストランもお土産店も利用出来ます。まだ2時間以上空いてるので今の内に夕食を済ませておきます。
かに定食にも心が動きましたが、ぶり・かに丼(980円)にしました。左の器はわかめと錦糸卵の和え物でした。
境港駅に立ち寄ってから、スーパーまつかぜで鳥取へ
乗り継ぎに余裕があったので、再び列車に乗って境港駅まで。
今度は猫娘だらけの車両が1両できました。やはり高校生が多いです。
境港駅の街灯はよく見ると、目玉おやじが彩られています!
この車両で米子駅に戻り、待合室でのんびりしながら外にある充電の出来るスペースで充電もして、スーパーまつかぜ14号で鳥取へ向かいます。
列車は2両で前側が自由席です。この時間なので空いていましたが、倉吉から乗ってきた酔っぱらったおやじの声がうるさかったなー・・・。
21:40に鳥取駅到着。ホテルは徒歩5分ほどのα-1へ。