1000枚限定のゆるキャン△吊り橋カード、日帰りで狙ってみた
川根本町観光協会が発行する吊り橋カードゆるキャン△バージョン
川根本町では、2022年2月26日から1,000枚限定でゆるキャン△バージョンの吊り橋カードが発行されるようになりました。
ゆるキャン△の単行本10,11巻に登場する場面を網羅した形になります。
日帰りで制覇する中でポイントとなるのは寸又峡にある夢のつり橋と猿並橋です。
夢のつり橋は駐車場から一周するのに1時間半ほど歩くのと、人気の場所なので渡るだけでも待ち時間が発生し、時間も7時から18時(冬季は16時)と限られます。そしてつり橋前後に急な階段(約300段)があるので体力も削られます。
猿並橋も寸又峡の駐車場から片道25分ほど歩き、急な階段が100段ほどあります。
これを考慮していくと、まず最初に少し遠い場所にある塩郷の吊橋をクリアしたあと、早めに夢のつり橋と猿並橋をクリアしてから残りを片付けていくというプランが浮かんできます。
実施したのは2022年8月7日(日)、自宅を朝5時に出てやってきました。
01 塩郷の吊橋<恋金橋> (10P)
6:25に到着。SLの撮影場所としても有名な塩郷の吊橋です。
大井川鐵道塩郷駅のすぐ横に6台ほど停められるスペースがあり、そこから徒歩4分くらいで吊り橋に出ます。いきなり渡りがいのある長さなので、足慣らしにもちょうど良い感じです。
少し待っていると金谷行きの電車(元東急)がやってきたので撮ってみました。
02 小長井つり橋 (10P)
7:02到着。小長井つり橋は千頭駅の近くにあります。GoogleMapに従っていくと、すぐ横にあるビンタンビンタングリーンヴィレッジあたりに停める感じです。
けっこう泊っている人が多くて、さっそく朝食を作っていたりしていました。
橋自体は短くてあっという間に渡れます。
03 両国吊橋 (10P)
7:08到着。小長井つり橋から北に進む道が細いので、一旦戻って川根大橋を渡るほうがおススメです。
県道77号線沿いに橋が見えてくるので、つり橋茶屋の看板のところを左に曲がると広めの駐車スペースがあります。
ここは川を吹き下りてくる風が心地よいところで、昼の時間帯ならば井川線のトロッコ列車が通るのを見られたりします。
8月19日からは”きかんしゃトビー号”が井川線を走るので、ここから見るのもアリですね。
04 夢のつり橋 (150P)
とにかくハイキング!1時間以上歩きます
駐車場には7:35着。つり橋には8:00着、渡ってから尾崎展望台に8:17着。駐車場手前の猿並橋との分岐に8:50着。
温泉街の600メートルほど手前に大きな駐車場がありますが(一回500円)、まだ空いているので温泉街に入り、行き止まりになる手前のお茶の長島園の有料駐車場(一回500円)に停めました。
他にも日帰り対応の駐車場があり、中にはお土産を買えばサービスという場所もありました。
この時間は宿泊客が歩いているくらいで、こんなに空いてるの?!という感じですから、早朝の到着が断然おススメです。
つり橋を渡る人もゼロで、次の人の気配を感じたのは急な階段を上り終えるくらいでした。
この橋はダムの真上で高さはあまりないものの、水の圧に少々恐怖感を覚えました。
そして渡り終えてからの急な階段は息切れします。尾崎展望台にはお手洗いと自動販売機があるので休憩するには最適です。
帰りは飛竜橋を通るルートですから平坦な道を快適に散歩していく感じで、遠めにところどころつり橋を眺めることができます。
9時近くに戻る頃には続々と夢のつり橋方向へ歩く人が出てきましたが、皆さん手前の駐車場に入れていくせいか、温泉街までくる車がほとんどないので、満車で戻るリスクはありますが温泉街の駐車場を狙う手もあります。
なお、GoogleMapで夢のつり橋(寸又峡)を選ぶととんでもないところへ行ってしまいますので、寸又峡温泉(バス停)か寸又峡駐車場を選ぶと良いです。
05 猿並橋 (200P)
歩く際の注意事項
分岐点8:50発、橋に到着9:10、駐車場に戻ったのが9:40。
片道600メートルと出ていますが、夢のつり橋に向かう途中、遥か下に見えていたので行きは下り一辺倒、帰り上り一辺倒と予想し、予想はしっかりと当たりました。
今までのルートと違い、砂利や凸凹がかなりあり、途中には自然の地形を生かした階段もあるので足元に注意が必要で、最低でもスニーカー必須です。
手前のところで看板が2つ、同じ猿並橋を指している場所があります。(写真1枚目)
ここは左の狭くて急なところを行くのが正解で、約100段の階段を下りていきますが最短ルートでいけます。
右を行っても階段がそこそこあり、支流の寸又川に注ぐ小川に沿って歩くので遠回り、しかもその小川を渡るような感じですので、帰り道におススメです。
こちらを通ると橋を横から眺めることができます。(写真2、3枚目)
あとは普通にサルが橋を歩いて渡ってます。近づくと逃げていきましたが、動物が近くにいるということは頭に入れておきましょう。橋にウ〇チが落ちていることもしばしば。
往復する間に一人もすれ違わなかったですね。
夢のつり橋からの徒歩ルート(駐車場まで)
06 南アルプス接阻大吊橋 (80P)
宮沢橋とセットで行けます
10:10到着。駐車場はすぐ近くにある長島公園駐車場で、たくさんのスペースがあり、お手洗いもついています。駐車場から道路をくぐる歩道を通って大吊橋に出ます。
市代吊橋と同程度の頑丈な橋なので安心して歩くことができ、これを渡ると宮沢橋がある八橋小道が始まります。
07 宮沢橋 (120P)
八橋小道の7番目の橋
10:33到着、長島公園駐車場10:55着
南アルプス接阻大吊橋から歩いて25分くらいで着きます。
いきなりジェットコースターのように降りていくような階段状のつり橋で、この形状のものとしては日本で一番長いつり橋です。
遠くには接岨峡温泉駅が見えて、始発列車が出発を待っている様子が分かります。
最後の橋を渡り終えてからは県道388号線沿いを歩いて長島公園駐車場へ戻りますが、けっこう陽射しがきついのと、食事場所らしきものが無いので水分補給できるものを持参しておきましょう。
08 飛沫橋 <長島ダム> (50P)
11:13着。
長島ダムの駐車場に停めますが、大樽広場に向かう駐車場が開いていたのでそちらに停めました。
閉まっている時は道沿いにある駐車場に停めるので歩く距離と高低差が若干増えます。
Google Mapで下の駐車場マークを選ぶと広場の先端まで行く案内をしますが、駐車スペースはありませんので、途中の駐車場に入る場所を目的地にセットしてあります。
駐車場からダムに沿っていく細い急な階段を下りていくと井川線旧線トンネルがあり、そこをくぐると飛沫橋に出るので、概ね徒歩5分といったところでしょうか。
この橋も頑丈ですが、風によってはダムから噴き出す水しぶきがかかることもあるので、この名前になっています。
冬場にきた時は道が飛沫で凍っていることもあります。
時間に余裕があれば、飛沫橋を渡って、いちしろキャンプ場を通ってアプトいちしろ駅に出るウォーキングルートもおススメです。
時刻表を調べておきアプトいちしろ駅から長島ダムまでアプト式区間に乗車(160円)するのも面白いです。
09 市代吊橋 (120P)
11:27着。
この橋はアプトいちしろ駅のすぐ近くにあります。
Google Mapで探すと県道の市代橋を選んでしまったり、アプトいちしろ駅を選んでもここに向かう林道を選んでくれないので、長島ダムから県道市代橋を渡り、急坂を登っていくといちしろキャンプ場に向かう看板のところを右斜め下に曲がります。あとはキャンプ場に行かずに道なりに駅まで下りていくと駅のところに何台か停める場所があります。
道がけっこう細いのと、時間帯によってはキャンプ場を出入りする車がくることがあります。
この時は長島ダムからのトロッコ列車が到着して機関車を切り離してから出発する様子を眺められました。
踏切を渡った先に市代橋があります。
関係者以外通行禁止となっていますので、橋を入口で撮影をしました。
Google Mapは、アプトいちしろ駅に入る交差点までとしています。
10 小山橋 <小山の吊り橋> (50P)
11:45着。
Google Map通りに走れば着けますが、駐車スペースは2台分くらいしかありません。
最後の橋に下りて行くカーブがけっこう急でした。
カーブを曲がらずに走っていけばほどなく川根小山駅があります。そこにも少し駐車スペースがあるので、そこから歩いても6~7分といった感じです。
見た目もしっかりしている生活用のつり橋ですが、映画ガメラ大怪獣空中決戦のロケ地になったというのが驚きです。
11 遊湯橋 <八木の吊橋> (50P)
11:57着。駐車スペースが3台ほどしかなく、埋まっている場合は八木キャンプ場まで行って歩く感じになります。
この橋は渡り板がとても細く、つなぎ目の段差でつまづきやすいし、長くてよく揺れるので一番不安を感じるつり橋でした。
12 池の谷吊橋 (150P)
池の谷ファミリーキャンプ場を目印に
12:23着。最初はGoogle Mapに従ってつり橋を目指したので、キャンプ場を通り過ぎて集落に入るとつり橋は見えるものの、さっぱり入口らしきところに出ません。
結局あきらめて、池の谷ファミリーキャンプ場を目印にして橋の反対側から探してみます。キャンプ場入口から少し奥に入っていくとバンガローが幾つか見えてきて、左に曲がる道との分岐の手前に駐車スペースがあるので、そこに停めて左へ歩いていくと見つけることができました。
Google Mapはその地点を指してあります。
木製のつり橋なので踏み外したら踏み抜いて落ちるかもなぁと思いながら慎重に渡ってみて先ほどの対岸に出てみましたが、やっぱりとても分かる場所ではなかったです。
ゴール 川根本町まちづくり協議会
カードを引き換える場所は営業時間に注意!
12:48に無事にゴール地点に到着しました。
千頭駅横にある道の駅音戯の郷に車を停めて、徒歩2分ほどの場所です。
ここの営業時間は8:15~17:00(繁忙期以外の水曜日は休み)なので早めに回りたいところですし、周囲のお店もトーマス号やEL急行などが出てしまうと静かになってしまうので注意が必要です。
お昼前にトーマス号が到着して、スタンプラリーを終えた家族連れが続々とやってくる中でしたが、受付でゆるきゃんカードの引換を!というと、撮影した写真を見せながら確認作業を行い、写っている橋のカードがもらえるという感じです。
猿並橋は夢のつり橋から遥か下に見えるのですが、やはり現地まで行く必要があるからこそポイントが高いのでしょうね。
お昼ごはんはゆるキャン△に準じて豚ねぎま串
お昼は協会隣のお店で豚ねぎま串(450円)とおにぎりセット(270円)をいただきました。
さすがに日曜日の昼ということで、川根茶ソフトクリームのところも並んでいましたし、にぎわいを見せる千頭駅を久々に見た感じです。
ゲットしたカード
一般カード
というわけで、ゲットした12枚のカードはこちらになります。
表面はそれぞれの吊り橋の写真が横向きになっていて、こちらは裏面です。
下にあるQRコードをスキャンすると、全国の名所を集めた写真サイトの川根本町版のページに飛ぶことができます。
これ自体はJapan in Japanが運用していて、各地でこのデザインのカードが作られています。
エクストラカード
そしてコンプリートした点数によって、エクストラカードがもらえます。
フルコンプするとちょうど1000Pになります。
井川大橋 (600P) | 畑薙大吊橋(1000P) |
おまけ(八橋小道)
南アルプス接阻大吊橋を起点に宮沢橋を含む8つの橋をめぐる小一時間の散策路
宮沢橋に向かう途中にある八橋小道は、小一時間ほどの散策路でぐるっと一周できます。
最初に南アルプス接阻大吊橋を渡り終えてから右にある欅橋に行って、Uターンするのさえ忘れなければ全部の橋をコンプリートできます。
奥大井湖上駅
宮沢橋から飛沫橋に向かう途中に奥大井湖上駅への駐車場の看板がありますので、そこに車を停めれば歩いて15分くらいで奥大井湖上駅まで歩いていくことができます。また道路に近い撮影スポットにくればよく写真で見るU字形の川にはさまれた奥大井湖上駅を見られます。