小淵沢へ小海線観光列車”HIGHRAIL2号”で

ひとり旅

この先のルートを考えてふと浮かんだ小海線ルート

当初はここからガーラ湯沢へ行って帰る予定でしたが、既にガーラ湯沢は先に行ったので、あとはどうやって浜松駅まで帰るか?ということでした。

小海線は確かに小淵沢までの最速ルート

最初は高崎線回りや篠ノ井線回りを考えていた

上田から戻るルートとしては、軽井沢からバスで横川に抜け、信越本線で安中まで行って、バスで安中榛名駅に向かい、新幹線に乗るとかを考えたもののどうにも安中榛名駅での接続が悪くボツ。
高崎まで新幹線で移動し、湘南新宿ラインで新宿に出てあずさ号に乗り、甲府からふじかわ号で静岡に抜けるルートは出来そう。
篠ノ井まで出て普通列車で松本まで行き、あずさ号で甲府から先は上述と同ルートというのもアリ。

HIGHRAIL2号の座席指定券も確保出来た

そんな中で「小海線もあったよね」と時刻を調べてみると、HIGHRAIL2号の文字が?!
あ、運転もしてるじゃん!ということで、すぐに”えきねっと”で調べると空席有り、しかも1人用座席というものがあり、そちらを確保出来ました。
ちなみに青春18きっぷでも指定券さえ買えば利用出来ます。

その先の”究極的”乗車ルートもこれで固まる

小淵沢までのルートが決まり、あとは、あずさ号(E353系)に乗ることを条件にどう帰るか?となりました。
18:08発のあずさ50号で甲府に行き、3分の接続ときわどいものの身延線の特急ふじかわ14号に乗り、静岡で新幹線に乗れば21:27に浜松に着きます。これですと、甲府からの乗車券とふじかわ号と新幹線の乗り継ぎ付特急券(ふじかわ号が半額になる)で済みます。
究極例なら、あずさ50号を錦糸町まで乗り、総武快速線で東京へ出て快速アクティーに乗って小田原まで行き、最終のこだま号で帰ります。東海道新幹線が別払いになるので、小田原~浜松の運賃と新幹線代となります。
結果的に選んだのは、茅野まで普通列車で移動し、ここからあずさ37号で松本へ行き、松本電鉄で1駅だけ乗車したあと歩いて松本駅に戻り、普通列車で塩尻に移動してから、しなの号で名古屋に出て新幹線で帰るというものです。
松本電鉄に1駅だけ乗るということや、名古屋からのひかり号がN700S限定運用になっていることもあって、塩尻からの運賃、しなの号と新幹線(豊橋まで)での乗り継ぎ特急料金、豊橋~浜松の新幹線特急料金で名古屋から浜松までベタに買うよりも670円安くなります。

実際に乗車するのは2回目

小諸駅よりは新幹線と接続する佐久平駅で多く乗車

HIGHRAILはかつて小淵沢から乗車したことがあり、その際はブランチボックスを事前予約していたので、それをいただきながら沿線でのおもてなしをいただいたりご機嫌な印象でした。
その時は満席でしたし、星空を野辺山駅で眺めるという星空列車は特に人気が高いです。
小諸駅ではまだそれほどの乗車率ではなかったものの、佐久平から新幹線との乗り継ぎ客と思われる人が多く乗ってきて、1号車の1人用や2人用の座席はほぼ埋まりました。
鉄道ファンもしくは観光客ばかりで、鉄道ファンは快速ということもあり青春18きっぷ+指定券で乗れることで人気が高いです。
中込あたりまでは浅間山も非常によく見えています。

1人用座席のある1号車はむしろ裏目に出た

さて1人用座席を選んだのですが、今回については失敗でした。むしろ普通の2人掛け座席が並ぶ2号車のほうが良かったですね。
理由は観光客がこの時期でありながらもマスクを外して大声でくだらない話をベラベラとしかもアルコール類を飲みながらしていて落ち着かないこと。それも何グループもいるのでかないません。
車内ではアテンダントがいて、沿線の案内と車内の売店においての販売業務、あとはパネルを持っての記念写真のお手伝いといったことを行います。
前回のような食事サービスとかは無いので他には楽しみはありません。中込や小海の駅では駅員さんが横断幕を出していましたけど、時季外れということもあってかあんまり盛り上がってないですね。
結局2号車にある書籍が並んでいるところで時間をつぶしたりしました。

早々に下車して別ルートで小淵沢を目指す

信濃川上で反対列車で松原湖駅へ

一刻も早く列車を下りたくなりましたけど、かなり我慢して信濃川上まで乗車し、折り返しの列車に飛び乗りました。
この列車はハイブリッド車の2両編成で、松原湖駅まで20分ほど乗車しました。
ディーゼルエンジンで発電してパワーのあるモーターを駆動させて日本で一番高いところにあるJR駅を通る路線を上り下りしていきます。
乗車率はごくわずかで先ほどまでのうるさい車内と比べて精神衛生上もとても良かったです。

松原湖駅から再び小淵沢行きに乗車

13分ほど待つと小淵沢行きがやってきます。HIGHRAIL号に乗らなくてもその25分後に出るこの列車に乗ればほとんど差が広がることなく小淵沢に到着します。
とはいってもHIGHRAIL号は野辺山で20分ほど停まったりするためで、停車駅の多い普通列車は結構時間を要します。こちらも乗車率はごくわずかで、中込や小海あたりまでにほとんど降りてしまったのでしょう。
この区間が一番勾配がきつい区間で、蓼科を眺めながらあまり速度も上がらない中を上っていきます。野辺山駅で反対列車との行き違いがありました。

野辺山駅を出るあたりで「中央線運転見合わせ中」の情報が?

さて何気なく携帯を見ていると「中央線運転見合わせ」の情報が目に入ります。
どうやら16時頃から武蔵小金井駅あたりで信号装置故障が発生して東京~高尾で運転見合わせとのこと。
となると、予定しているあずさ37号は新宿16時発なのでアウトか?その前に発車している松本方面に行く特急は15時発なので定時に通過しているので小淵沢駅では普通列車しか走ってなさそう。
JR東日本のアプリで運転状況を確認すると、見事に該当列車が立往生しています。
これでは新宿方面は全滅確実で、再開には相当時間がかかりそうです。

結果甲府~東京が運転見合わせに、特急列車は運休。復旧は夜中までかかりました。

小淵沢17:36発の松本方面の普通列車は定刻に出る見込みなので、これを当てにするしかなさそうで、不安を抱えつつも小淵沢へと進みます。
清里とかから乗ってきた人も既に状況は知っているようで、車内は若干ざわざわしてきました。
ワンマン運転ということもあり、運転手にはあまり情報は伝わってなく、止まっていることは案内されたものの詳細は小淵沢駅で確認をとのこと。
とりあえず夕暮れが近づく中、富士山や八ヶ岳がきれいに見ながら定刻に小淵沢に着きました。

コメント

  1. […] そんな中、小海線を乗り終えて小淵沢までHIGHRAIL2号等で移動したのはこちら! […]

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